議員報酬手取額は高額なのか?

議員報酬手取額は高額なのか?
  リーマンショックで明らかになったアメリカ発の博打資本主義経済崩壊により、この様な滅茶苦茶な経済状況になっているが、90年代以降顕著になっていた行きすぎた新自由主義者らによるサギ的或いは博打資本主義を批判せずにきた、マスコミや政権与党が『百年に一度の大不況』と形容している事に腹立たしさを感じる。百年前の世界金融はイギリス支配の金本位制で、世界は植民地時代のブロック経済下にあった。全く経済構造が違っているのに百年に一度などと「天災」みたいに言う。全く人を舐めた目くらましな表現だと思う。
 それはともかく本題に入りたい。
 先週の11日に横須賀始め三浦半島3市1町の夏のボーナス平均支給額が報道された。懸念されていた市民病院の看護師の大量退職はなく例年よりも少ない2名の退職ですんだとの事、ひとまず安心である。それはさておき、未曾有の不況により人勧により国家公務員の夏期手当がカットされ、それに習い横須賀市職員の夏期期末手当も0,2ヶ月分カットされて支給された。
 神奈川新聞によると今夏の支給総額平均は 
 横須賀市 77万9千円
 三浦市 70万円
 逗子市 78万6千円
 葉山町 80万6千円
 (いずれも平均年齢は40代前半-金額は四捨五入)
 人口規模や自主財源比率から考えても逗子と葉山の高額さに目がいく。総額もさることながら可処分所得-手取りの平均をマスコミは出す事を心がけて欲しい。
さてこのボーナスカットと市議会の連動である。
 横須賀市議会でも一部会派から、これに即同調すべきとの提案がなされた。しかし私達ニューウイングと新政会が世の中のムードに流され、付和雷同的に報酬カット、ボーナスカットする事が良いのか、議員と報酬、議会費のあり方など根源的な論議をしようと提案し、今議運で議題になり論議が始まりだしている。
 神奈川県下ではムードに載って?ボーナス削減している議会もでているが、議員報酬は高額なのかと根源的問いかけをしだしたのは横須賀市議会くらいらしい。
 今のマスコミ論調と与論の雰囲気は議員の手取りは幾らで、部課長と比べてもどうなのかという根拠を持たずにされているように感じる。これは議会からの発信がなかった「怠慢」のツケと言えるかもしれない。市民多数がとにかく議会費を削れと言うなら、何処まで削ればよいのだろうか。究極の削減案は議員ゼロ、要するに市議会廃止が一番早い。しかしそれで地方政治が成り立つのか問いたい。
 極論はさておき、横須賀市議会の報酬月額は66万2千円だが、手取りが40万円を超えている議員は少数であることが判明した。少なくともニューウイングの4人は手取り38万円台である。前回指摘したとおり50代後半の課長の本給よりも少ないし手取りになれば更に少なくなると思われるので、人事課に部課長級手取額の資料を出すよう要請している。
 ボーナスについてもしかりで横須賀市議(正副議長を除く)の総額は夏期約168万円になるが手取りは127万円である。41万引かれる内訳は所得税28万円議員年金掛け金12万6千円である。とにかく破綻は明らかな議員年金の掛け金負担が大きい。年金掛け金についても役人優位で、市長らは常勤特別職とされるので他の公務員と同じ県年金共済に入っており掛け金は議員の半分、約5万円である。
 昔、地方議員でも保守系なら企業の顧問とか副業をもて、更に様々な政治献金を受けられたが、今はそんな状況にはない。今余裕ある地方議員は副業を持つ人か家賃収入がある人、また組合出身で組合から手当が出る人や会社から給与が出る人(ダブルペイ)くらいだ。議員報酬だけで暮らす人の生活は苦しいのが本音である。議員の場合これに付き合い費が加わる。一番かかるのは香典である。そして各種団体の懇親会等が年に数十あるし年末年始は集中する。
 私は市民派・非組合として初回選挙は社会党から出たので、初当選後に先輩議員から「金のかからぬ付き合いを考えろ」とアドバイスを受けた。そこで後援会員の葬儀では特段の付き合いの方でない場合には香典は持参せず、焼香のみに伺うと表明し今日に至る(弔電も速達郵便等に代えたりもしている)。また各種団体の付き合いは、誘われる3割程は欠席したり、2年に1回の出席にするなどの対応をしているが、ベテラン組で私のような「不義理」をしている人は少ないはずだ。なおこれは一般の人も同様だが家のローンや家賃の支払いがあり、増して子供が就学時期であるなら家計は余計苦しい。多くの議員は付き合いに係わる費用はボーナスの取り崩しで補うしかない。
 又年収は横須賀市議報酬(1140万円)は教育長など特別職と比べても220万円程低い。42万の中核市の議会の議員報酬はかくあるべきとの論議をこの際徹底しようと思う。少なくとも厳しい選挙の洗礼を受け(選挙費用も私で400万円程かかるが私は少ない部類だと思う)、市民の為に議員活動が出来る、有為な人(30代40代)を集めるには部長級以上の報酬は必要と考える。
 今や議員は名誉職ではない。2元代表制の下、2,3の専門職を持ち市政を厳しく監視し、必要な提案を行い、更に議員立法が出来る人が求められるし、それには単に人が良いだけではすまない。高い使命感を持たねばならない活動にはそれなりの報酬を与えるべきと考える。一方横須賀市議会では本会議場で質問していない議員が10人を超える(1期~9期まで殆ど市長派)。更に私が初当選以来18年一度も質問に立た(て)ない議員も3,4人いる(マスコミはこう言う所を調べ記事にした方がよい)。報酬に見合う議員活動ができない議員を、有権者の皆様は厳しく見抜いて頂きたい。

 議運で真摯な議論をする為にこのブログご覧の方からご意見を頂けたら幸いです。
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by ichiyanagi25 | 2009-06-15 11:34

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