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吉田市長は実は蒲谷氏の後継だった

吉田市長は実は蒲谷氏の後継だった!

 3日の所信表明を受けて8日、9日は各会派代表質問&個人質問(藤野議員1名)があり、4常任委員会は10日より行われたが私の所属する民生常任委員会と総務常任委員会は質疑が長引き延会(翌日に延ばす事)となり14日に再審査となった。当民生常任委員会は先に市長を総務委に呼ばれた為、市長の出席を長時間待たされたため午後6時20分に終了した。
 また16,17日両日にかけて9名が一般質問した(自民、新政と共産は一般質問をしなかった)。
 これら一連の質疑を交わして分かった事は、吉田市長は殆ど蒲谷氏と変わらないという驚愕な事実であった。これは保守から共産党まで同じ感想であり「蒲谷市長と変わらないんですね」との指摘が何度も出た。吉田市長が殆どビジョンを持たずただ市長になりたかっただけ、と言う事しか浮かび上がらなかった。
 私は委員会審査では彼に少しの期待を持ってのぞみ、市長の出席を求めて自然環境に絞って質問をしたが、本市がもつ自然、特に海環境に対する認識は実にお粗末で、自然環境の再生回復を図り市民に楽しんで貰うという、こだわりも殆どない事が分かった。
 質疑の当初はエールを送っていたが後半は完全に糾弾モードになったが、如何にせん30分の時間制限で追及に足らず、この時間制限は議会自ら議員を縛って市長を助ける本末転倒の制度だと痛感した。
 議会運営の愚痴は辞めて本題に戻す。自然環境の再生、活用についても『財政危機だから分かってはいるけど取り組めない』と木で鼻を括る答弁。問題意識はあるというから東京湾環境や東京湾漁業存亡の危機などの現状認識論を問うとこれ又残泊な認識で殆ど分かっていないのである。
 環境基本計画の見直しも蒲谷前市長のしいたレールの上を走っているだけで審議委員に現状分析の資料さえ渡していない(パフォーマンスだけで自然再生にこだわりもないから資料提供が無いわけで、委員は騙されないようにして欲しい)。
 現場の自然担当部長も計って(庁内公募に応じて)自分は部長職についてから5ヶ月経つのに的確な勉強の様子が窺えない。一月前ヒアリングに行った際「その認識なら厳しい質問をする」と「宣戦布告」したの時、薄笑いを浮かべたのでガチンコでやらして貰った。パフォーンマンスのみの市長とこの部長では議会が相当しっかりしない限り良い政策は出来ないと痛感した。役人から嫌われるのが私の本分だから12月議会でも羊頭狗肉市長の環境政策を徹底追及するつもりである。
 信じられない化けの皮ブリを市民に話すと『一緒にいたのだから「育て」てやれば』とか気軽に言われてしまうが、議会は抵抗勢力とレッテッル張りしたいから言う事を聞くわけはない。第一先輩のアドバイスを聴く気があるなら、「4年間勉強して次に出れば会派として推す」と言ったニューウイングの意見を蹴っぱぐって出て行く事はなかったはずだ。今回の質疑で羊頭狗肉ぶりが分かったが、この認識が市民に伝わるにはまだ時間がかかるかもしれないし、市民を味方にしないとやっていけないからまさに市民向け巧言令色で望む可能性はある。市民がネット中継や議事録をみて内容に気づき、意見される事が一番彼に取ってやりにくいだろう。
 しかしこのムードなら来年度予算案がスムーズに通る事はまずない。助役人事が潰れたように修正か反対だろうが反対は一般会計の否決だから修正の方が可能性がある。今まで横須賀市議会は一部の反対(吉田氏もその一人であった)はあったものの多くの会派は「与党」意識から何でも賛成で来た。吉田市長誕生によって予算修正など議会としての本当の仕事をする事になる。それは2元代表制の地方議会としてとても良い事だと思う。
地位協定改訂要求も蒲谷氏踏襲 
 16日の一般質問で3番バッターで質問にたった私は、当日16日午後特別国会において政権交代が行われるのだから、地位協定17条(裁判権、捜査権の米軍優遇)改正と横須賀刑務所における米兵受刑者への優遇措置の改善を新政府に求めるか尋ねた。しかし答弁はビックリ仰天。蒲谷市長と全く変わらぬ文脈で私の提案を拒否したのである。
 ウソだと思われる方はネット中継録画で是非、蒲谷氏そっくりの、まさに「官僚答弁」を確認されたい。併せて横須賀の歴史観のあまりの違いを指摘して、いつ横須賀市民になったのか公式に問うてみたが7年前に単身久村に移り住みその翌年市議選に出た事を語ったが、祖父母や両親の横須賀との係わりはプライバシーとして答弁しなかった。
 公人なら祖父母や両親が横須賀とどう係わりがあったか語ってしかるべきだろう。私の祖父母もいろいろ複雑な家系と生い立ちを持っていたが別に犯罪行為や裏切りをしたわけではないので、問われれば語る。小泉又次郎さんがモンモン入れていたと同じようにだ。横須賀に移り住んで7年で市長に上り詰めたわけだが、これでは今までの官僚市長の落下傘候補と余り違いはなく、とてもプロパーとは言えない。ただ僅か一年でトップ当選するまで地域に溶け込んだ力は横山市長を凌駕する「浸透力」(人蕩術)と言えるだろう。
 美術館アドバーザー問題は議会の協力を得よ 
 また美術館の谷内(森広美)に対するアドバイザー契約打ち切り(来年度契約更新しない)は議会さえ敵にまわさねば、まず通るだろう。なのに無用なパフォーマンスで混乱させている。8月5日だかの市民(身内)を集めてのカレーランチパフォーマンスで来年度予算でアドバーザー契約を切る旨表明した件は教育経済委でも取り上げられ『議会はパートナーと言いながら議会に説明する前の市民との懇談で表明とはどういう意図か』と突っ込まれ、あっけなく今後注意するとなった。
 以前のブログでも書いたが12月議会で教育経済委に出てこれだけは是非認めて欲しいとすれば契約は単年度なのだから法的にも切る事は出来るから議会は納得してくれるだろう。それで来年度森家(谷内長女)が吉田市長を訴えるかはご自由だが、これで横須賀市が敗訴するとは思えない。
 問題は今の訴訟である。彼は望んで原告応援団から敵役の被告(市長)の座に着いたのだ。ならばうまく結着する事を考えねばならないのに今度の議会でも『和解』したいと答えた。これを聞けば議会は彼のマッチポンプ的やり方と受け取るだろう。和解は議決案件だから議会を通らない可能性が強い。そうなれば最悪だから私は原告と原告代理人(弁護士)に「和解何てあり得ないだろう」と意見具申している。
 しかしこのまま進むと森家の弁護士が既に利害関係人として出てきているから、横須賀市の意向とは別に密約があったならそれを証明しろと出てくる。市長となった吉田君は元市長を議員時代と同様お白州に引き出すつもりか。そうなれば議会は猛反発する。一番良い解決方法は議会と原告に理解を得る事である。近々テレ朝での放映もあるらしいがくれぐれもパフォーマンスはしない事だ。

by ichiyanagi25 | 2009-09-20 16:26

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