又も引っ込めた副市長人事

又も引っ込めた副市長人事
 今月27日に臨時市議会を開き、人事院勧告による職員給与に関する条例改正と、報酬審議会の答申に基づく議員の報酬減額及び冬のボーナスを引き下げる議員提案条例を上程する事が決まっていた。今月中旬、吉田市長はこの臨時市議会に3定で「取り下げた」副市長のうち1人を提案したいとしていた。
 おかしい市長の前例踏襲主義
 横須賀市政では議会同意が必要な人事は「内内示」と称して、議運に提示(内示)する前に各会派の意向を聞く慣習(私の初当選時からやっていた)がある。吉田市長はここでもチェンジなしで慣例に習い前回9月、元職員のS氏(実名報道されているので椎名氏とする)とI氏を副市長にしたいと出してきた。しかし共産や無会派を除いて難色、反発を示す会派が多く、この意向を汲んで?新聞辞令後であったが吉田市長はこの「内内示」の段階であっさり取り下げてしまった。
 取り下げはマスコミ各紙で報じられたので市民の皆さんは、議会の多数が反対したと思われたはずだ。しかし公開の場(議運)に提案されたわけではないので、何が悪くて反対なのか不明のままである。あっという間の取り下げは議会をみた「あうん」の呼吸かもしれないが、結果市民には何も分からない中で取り下げてしまった吉田市長に、透明性ある人事をする気があるのか疑問に思った。 
 だいたい「内内示」などという方式は、今までの様に多数の会派が支持した候補が市長になって、提案人事に傷がつかないよう、まさに内々に会派の意向を聞く「穏便」な慣習であろう。議員3人の支持しか得られずに勝利した吉田市長が、それを踏襲する方がおかしく、透明性ある人事提案を議会側に要望すれば良かった、と私は思っている。
 またこの間、何故この人を副市長にしたいのか丁寧な説明が何一つ無かった事もよくない。要するに補佐役無しの政治空白の回避に知恵と努力が足りないのである。
 私達ニューウイングは二人の候補のうち特に今回出された元収入役の椎名氏については選挙時吉田市長のマニュフェスト作りに協力したという話があり、これは論功行賞と思われる事(そうではないとの説明も無かった)。また現在の深刻な財政難や来年4月に行われる市民病院移行問題等の難題に対応でき、かつ職員の評価もそれなりにあるのか、調べた。更に知見経験不足の市長を諫め、議会ともうまくやっていけるのかも調べたが、ご本人には申し訳ないが同意できるレベルにないと判断をした。決して「内内示の段階で市長がブンヤに話した」とかの理由で感情的に不同意としたわけではない。また絶対阻止とも思わないから選挙で過半の支持を集め就任されるなら、それでよいとも思っていた。
 目論見違い 
 そして今回の提案は各会派の意向も確認し自信を持ってと思っていた。18日には市長は朝から各会派の団長に会い「よしなに」とお願いして歩いていた。
 その際上地団長の「財政問題や市民病院移管についてきちっと対応できるのか」については、吉田市長は『椎名氏は10年前市民病院にいて日大医局とのパイプもあり、市民病院を黒字にしていたのでご理解を』と口説いたそうである。当会派で10年以前に議員だったのは私だけだから、そんな事はないはずと直感し、確認の為急いで調べた。
 真相はすぐ掴めた。今まで市役所内のみで事務職をしていた事務員が図らずも病院に出向して、簡単に医局とパイプなど出来るはずはないし、90年代は日大重視の関係で医師を供給してくれていた時代であり、拡張の時期と重なり病床を500にまで伸ばした時期だから赤字にならなかっただけ。あの当時、彼の個人的努(能)力のなど関係ないと言う事が分かった。
 さすが人たらしらしい口説き方だったと思ったが如何にせん、底が浅かった。現市長が横須賀に来たのは7年前にすぎず、既に市民病院は赤字の道を走り出していたのだから市長が当時を知るよしもないはずだ。誰の入れ知恵だかしらないが、相も変わらず小馬鹿にした「やりかた」と私達は受け取った。
  話を元に戻すが、市長が挨拶に回った18日の段階で、最大会派(各紙には新政会と出ている)がOKとの情報が入り、これなら提案すれば揺れている?2会派も同調して過半数の賛成はとれるだろうと分析した。だから当然20日の議運に提示されると思っていた。ところが19日の晩に『新政会が急転直下不同意となって、明日の議運には前回同様に引っ込めるらしい』と電話が入ってきた。
不透明性を排せ
 私達会派はこんな密室的やり取りで、理由も公表されず又も引っ込め、政治の空白を作るのは許されないと話し合った。そして20日の議運で人事提案の取り扱いを協議すべく発言する事に決め20日朝、その旨発言通告電話をしたが、事務局は提起されない事に質問や反論は出来ないと言う。事務方は所詮事務方だから正副議長に会見を求め、私はこの様な「密室」で決めているような事は市民の不信を買うし、議会にいじめられ引っ込めたとなりかねない。賛否が割れるならそれこそ公開の議場で各会派討論して賛成・反対の理由を開陳すべきと求めたが、報道によれば議長が取り下げ方を仲介したらしいので、埒があかない。やがて10時となり議運開始が遅れる事態になった。そこで、この様なやり方の継続は納得できないから緊急団長会議を開き協議して貰う事で話をつけた。
 議運後に開かれた団長会議でも人事提案の改善方については結論が出ず、また取り下げの原因となった会派の同意変更理由についてはハッキリ説明がなかったと言う。これらの状況では私達の尺度では市長、議会とも説明責任を果たしていいるとは言い難いとなる。このままでは藪の中は変わらず市民の不興を買うとも判断した。
 この団長会議において、人事提案の方式改善に意見が纏まらねばニューウイング横須賀は独自の行動を取る旨、団長は表明している。
 結論。この団長表明(宣言)に基づき私達は行動を起こします。具体には市長に申し入れますが、申し入れ内容等の詳細は来週、記者発表等を通じて明らかにするつもりです(発表後当ブログでも報告します)。
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by ichiyanagi25 | 2009-11-21 15:11

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