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ニュースに騙されないⅢ

ニュースに騙されないⅢ

 今年は当ブログをお読み頂き有り難うございます。今年最期のアップをします。
 ニュースに騙されない第Ⅲは暮れのテレビを少し見ていて書く気になった。
 大晦日の午前ワイドショーで政治討論番組があったが、いずれも本質に切り込んでいない。テレ朝など未だに竹中平蔵など出している。竹中を出しても、アメリカの為にやっていたんだろうとか、格差社会を作ったことをどう思うか何て誰も聞かない。竹中出すなら、小林興起とか亀井静香を出してこそ公平と面白さが保たれる。評論家で郵政選挙時の4年前テレビから干された大森実さんでも良い。
 インド洋給油はどうなったんだい
 さて安保問題だが、普天間はアメリカにとって優先順位はどのくらいなのだろうか?
 マスゴミの記事を読んいても、またテレビを見ていては絶対に分からないことだが、CS放送の「パックインジャーナル」ではアメリカとしてはそれほど高い順位ではない、と朝日系のコメンテーターが複数述べていた。
 それと自民党の石破らが専門家ぶって「アメリカを怒らせたら大変だ」と言っている。確かに石破は政治家の中では軍事に精通している方だろうが、アメリカ追随派であることは間違いないだろう。第一良く思い出して欲しいインド洋の給油を止めたらアメリカは激怒し大問題になると言っていたが、今問題になっているだろうか。ダンマリを決め込むマスゴミと自民党はたちが悪い。
 そしてアメリカがもう少ししたら財政的に破綻しドル基軸体制が崩壊したら、まさにアメリカに追従する必要と意義はそうとう低下するだろう(これを今言うことはタブーのようだが)。と言う視点でものを見た方がよいと思う。また辺野古に海兵隊基地を作らないとアメリカ様は日本を守ってくれないなどと言う輩が余りに多すぎる。このことはマスゴミがアメリカの支配下にあるって事だろう。
 それともう一つ辺野古の海を埋め立てて、あれだけの滑走路を造るというのは自民党と土建屋が画策したことと言われる。アメリカの要求以上の物が辺野古案だとも。この自民政権時代の安保の為でも自然の為でもない辺野古埋め立て案について言及がない。
 3年後世界情勢は相当変わるだろう。来年安保改定から50年だが記念行事をすべきものではない。戦後の支配が経済的にも変わる時、今までと違う提起と交渉に意味があると思う。
 個人的にだが来年、是非辺野古の海に潜ってみたいと思う。

 小泉元総理国債に言及  
 小泉元総理が国債について本音を語ったことが小さく読み捨て新聞に載っていた。
 曰く 『国債は累積1000兆円になったらもう発行できなくなる。民主の命脈はそこでつきる』と。国民の貯金は1400兆円と言われてきたが国内にあるのは1000兆円くらいらしい。自民党はこれまで800兆円以上を使ったし、来年度の民主政権予算では44兆円の国債発行だと言うから、なるほど後2,3年で国債原資の底は着く。国債は国民の借金などと言う大嘘に騙されずこの構造を早く知った方がよいだろう。
 アメリカに幾ら巻き上げられているのか
 では1400兆円-1000兆円の残りは400兆円は何処へやったのだ。歴代自民党政権がアメリカの言いなりで米国債を何百兆円と買わされたはずだ。民主(3党連立)政府は米国債を幾ら買わされたか公表した方がよいだろうし、マスゴミは国民の為にせめてそのくらいの報道はしろといいたい(絶対にしないな)。
 なお巻き上げられた金には厚生年金資金もあるそうだ。財務省の資金運用部は厚生年金や国民年金を米の10の大手投資銀行と欧州系ではドイツ、スイスの2銀行に頼って運用してきた(米10の大手にはリーマンブラザーズの他モルガン・スタンレー、メルリンチ、ベア・スタンズ、ソロモン・スミス・バーニーの潰れた5社も含まれる)。そこで大損失をだしているとのことである。損失させたのは日本の高級官僚だ。厚生年金国民年金の融資額90兆円のうちから20兆円くらい運用損を出しているらしい。また運用損をさせた外資系日本駐在員は殆どアメリカに逃げ帰ったと言われる。マスゴミは単年度の運用損を小出しには報道するが全体像やそのからくりを一切報道しない。民主党の財務大臣や厚労大臣は政権交代し実態を掴んでもそれは言えないのか(まだ全容は掴んでいないのか?)。言えなければ自民と同じだ。
 国内に金が無くなるのなら米国債を売って国民の為に取り戻さねばならないが、それをやったらまさに虎の尾を踏んで(辺野古なんての比じゃなくて)田中角栄のごとく大スキャンダルを仕掛けられるか、或いは暗殺もあるかもしれない。
 橋龍は10年ほど前に『僕は米国債を売ってしまおうかとの衝動に駆られたこともあるんだよ』と日テレで言ったが、03年総裁選で小泉に負け、さらに小泉政権下で日歯連1億円疑惑を公表されて、ついに寿命まで縮めさせられ亡くなった。この件では野中はうまく逃げおおせたが村岡練造もスケープゴートにされた。アメリカ国債の話が出ないのはやはりトラの尾なのだろう。
 郵政民営化も300兆円の簡保、郵貯資金をアメリカに環流させるのが狙いであったと言われる。日本での主犯下手人が竹中平蔵である。さらに郵政民営化では一等地にある郵政会社の土地建物を狙っていたとも言われる。狙われていたのは簡保施設だけではなかった(宮内も一切マスゴミから追及されないで済んだ)。
 05年夏、郵政民営化法案をアメリカの為だと批判した自民党の郵政民営化反対派にはご存じの通り刺客が次々送りこまれた。現亀井郵政・金融大臣には当時飛ぶ鳥を落とす勢いのホリエモンを。国会壇上で青票を高々掲げ反対した小林興起には小池ゆり子という超大物刺客を送ってまで追い落とし、郵政民営化したのである。それをこの夏、政権交代でストップしたのだ。国民の快挙だと思う。
 4年前選挙で死ぬほどの苦労をさせられた亀井郵政金融担当大臣は怨み骨随だ。3党連立政権は完全に意趣返しで彼を担当大臣に据えたのである。アメリカの為に竹中らが実行した事をこれからどう具体に代えていくかこそ関心の対象とすべきで、元官僚を郵政会社の社長に据えたことなど騒ぐのは目くらまし論議だ。
 普天間のことも一連の流れの中で見ていく必要がある。アメリカが破産の道を歩んでいる時、昨日と同じ明日はないことをイメージしつつ考えたい。
 ではよいお年を。

by ichiyanagi25 | 2009-12-31 21:41

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