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問責出せない議会?

市長へ三度目の抗議、問責出せない議会対応
2委員会での抗議 
 今議会では民生常任委員審査(6,7日)で救急医療センターの新港地区への移転を市長が何時「決断」したのか、またなぜ覚え書き締結後に市議会へ情報を小出しにする形で報告したのかが問われた。また歯科医師会がこの期になって救急センターに歯科救急も加えて欲しいと要望(議会には陳情-当会派はこれに載らず)してきた問題で、大会派は歯科をなぜ加えないと市長を追及した。2つの件で市長と委員会は対立し、議会に対し不誠実であり議会軽視は直っていない事から問責であるという意見が複数から出たが、新政会が移転問題は議会の意向通りなったので、抗議は不要となり全会一致にはならなかった。しかし市長の対応は最低でも抗議に値するとの意見は4会派あり無会派の藤野委員も賛成したので、週明けに抗議すべしという会派及び議員で抗議文を出そうと言うことになった。
 週明けにこれを討議する事になっていたが14日神奈川新聞(吉田市長に好意的な唯一の新聞-故に当会派は同紙に殆ど取り上げられる事はなくなった)に贔屓の引き倒しのような「市長土地開発公社廃止」の意向との記事が出た。これで先週の民生マターの抗議については吹っ飛んでしまった。
 14日の議運に於いて総務常任委員会開催が提起され、市長及び記者会見に同席した副市長、政策部長を呼び議運を休憩して審査することになった。
 公社などいわゆる外郭団体や第3セクターの整理については一般論的に論議すべき時期で総務委員会でも議論が提起され始めていた。議会とすればこれから論議を深めようとした矢先にこの記事であるから、市長及び関係幹部職員に経過と真意を質し、必要な措置を執ることとし審査となった。
 審査の結果パフォーマンス先行の吉田市長が誘導的な新聞記者の質問に、さも結論が出たような表現をした事が分かった。実際は財政部に検討を指示した所で公社幹部とも廃止は検討していない事も分かった。各会派の追及に市長は不用意発言を陳謝(謝罪という言葉を用いた-政治家としての語彙不足)し、事実と違う所の撤回を表明したので委員会は抗議する旨を議運に報告する事で委員会を終えた。審査を聞いていて、この発言を止めもしない両副市長の対応にハッキリ言って呆れた。吉田市政の内部は極めて脆弱であり、組織の体をなしていないとも感じた。
 問責にいたらない議会
 さて問責であるが総務委で仏の顔も3度以上であるから、我が会派は総務として抗議し、その後に民生の事もあるし、既に抗議は上下水道局長選任で1回。6月議会での本会議答弁に対する正副議長抗議で2回、今回は3民生委,4総務の連続であるので議会としては、問責決議を提起する事が適当とした。他の委員もそれで良いとなった?らしいが、抗議してから問責決議というやり方に私は疑問を抱いた。
そして14日夕方総務委終了後、議運が再開されると、市長の陳謝(最後まで謝罪と表現した)と、発言撤回を了とし、それ以上に行かない雰囲気を濃厚に感じたので私は「当会派は問責の要ありと認む」と発言したが、結局それ止まりだった。
 どうも議会には議会を家父長的に捉え抗議すればよく問責決議したくない考えと、個別陳情を市長にしているためか市長の責任を、問責決議として問うことに抵抗ある勢力があるようだ。
 しかし議会で市長の譴責をする場合、取るべき対応は決議であり、抗議なんてのは言わば非公式対応であり繰り返しても効果がない事は分かっている(だから4度目だ)。議決となれば問責、不信任、辞職勧告しかない。通常問責が、2、3回となれば不信任になる。それが怖いのか問責に至らない。議会は採決となればイエスかノーしかない事を議員各々が自覚すべきであろう。そこで我が会派は次にこの様な事を市長がしでかしたなら、他会派の同調を求めるような事はせず、単独でも問責決議案を出し、本会議場で各議員(会派)の判断に任せようとなった。

by ichiyanagi25 | 2010-09-18 16:49

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