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代表質問3

代表質問全文
 これで代表質問の全てです。
なお答弁はネット中継録画をご覧下さい。私のは3/2の10時からです。
大会派の質問と、私以降の質問で共産の井坂議員の基地についてと、個人質問の藤野議員のハコモノ行政に対する吉田市長の態度をご覧頂ければ、どの様な議員が議会に必要か理解できると思います。

学校と公共トイレについて 
 さて次に学校のトイレについて、これも提案を含めお聞きしたいと思います。
1.私たちは、生きている証として、老廃物を排泄をせねばなりません。
 政治は先ほども言いましたが、人々にとって不快の排除をし、快適さを提供することです。そこでトイレの快適性の追求は、人間が生活していく上で、大切なことです。
 ところでトイレの話に関連してナイチンゲールの話をします。彼女は看護師の鑑として有名ですが、実は、看護に直接従事した期間は短く、むしろ統計学や衛生学など政治的な活動をし、多くの命を救ったことに注目する必要があります。 
 彼女がクリミア戦争の時看護婦らを率いて戦場に赴きましたが、現地の兵舎と病院はトイレの管理がヒドク、兵舎、病院は極めて不衛生で、負傷兵はその感染症で多くが命を落とていました。彼女は実に、病院の便所掃除を始めることから、不衛生な環境を解消し、多くの兵士の命を救ったのです。
 彼女が「クリミアの天子」と言われ、世界に喧伝されたのは、この活動により兵士の死亡を大幅に改善したことにあります。なお彼女の名が世界に広まったのは新聞メディアの台頭によるもので、この戦争からメディアが戦争を煽りだしたとも言われます。そして彼女の後ろ盾になったのがヴィクトリア女王です。
 ナイチンゲール女史に登場願ったので、関連して彼女の言葉を、市長に伝えましょう。クリミアの天使とされた彼女は、「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」として自身が美化される事と、戦争の広告塔にされることを嫌いました。
 市長は困難な課題は回避し、また自分の掲げた主張と違う多数意見に遭遇すると、すぐ方向転換してしまうことを私達は知りました。しかし市長職を遂行する上で「苦悩する者達の為に戦う者である」を胆に据えて欲しいと願うもので、引用させて貰いました。
 さて質問に戻します。
 公共施設や集客施設内のトイレに快適さの考えを持つことは、衛生面のみならず、訪れた人々にさわやかな印象を与え、「おもてなしの心」を直接具体化するものです。
 施政方針の中で、新しい目を育むプログラムで普通教室の冷暖房化に触れていますが、学童生徒に対しトイレの快適性の提供についても実現の必要がありますので、学校のトイレについて以下質問します。
 ある小学校児童の保護者から、トイレについて以下の訴えがありました。『こどもが家に帰り着くなりトイレに飛び込みます。学校で(大)をすると、仲間からからかわれるし、トイレが臭くて濡れていて、我慢するそうです』とのことです。また和式トイレに至っては水圧が弱く、3回ほどレバーを動かさないと流れない状況であったと、学校、保護者双方から改善要求の声が上がっています。
 また、本市では、平成23年度予算概要に学校施設整備として空調整備事業を計上しており、学習環境の快適性から大変有意義な環境整備であると思われますが、「洋式+シャワー便座」の快適トイレについても整備を促進するべきではないでしょうか。

 トイレの洋式化とシャワー式トイレ化について、数字を紹介します。市内小中学校では3967基中洋式トイレは全体の35.6%、市役所本庁舎や行政センターなどの公共施設では、サンプル数742基のうち洋式化率65%でまだまだ、高齢者や子供達に使いやすいトイレとはいえません。また、本市はつい最近まで根拠不明の理由を挙げて公共トイレの洋式化に不熱心でした。今時家庭で和式便所がどのくらい載っているでしょうか。市内部のトイレと洋式化に対する意識を市長は把握していますか?まずそこからお答え下さい。
 また、私たち会派は中心市街地の量販店でも調査しましたが、サンプル数144基の内、洋式化率は68%でした。小学校で洋式化率が遅れていることは明らかですが、シャワー式トイレの設置率となると、小学校や公共建築では10%にも届きませんが、中心市街地の民間施設では45%を超える数字が出ました。
 以上を踏まえて、市長および教育長にお尋ねします。
 一点目として、学校のトイレが「臭い」「暗い」「使いにくい」ので、トイレに行きたがらないという状況がありますが、施設整備と子ども達の快適性の確保から、小中学校のトイレに関して、現状の課題と今後「適正水圧」「洋式化」「シャワー便座」などのトイレ改修の必要性について考え方をおたずねします、お答え下さい。
 トイレの二点目として、公共・民間を問わず、トイレの快適性の追求は、本市を訪れる人たちへの「おもてなしの心」を具体化する基礎的な整備であると考えます。
 トイレの洋式化とシャワートイレ化について、市長のお考えをお伺いします。
 以上学校のトイレにに関して質問をいたしましたが、トイレは実に様々な社会問題を写しているのです。国レベルでも高齢者や障害のある方に優しいまちを提供する考え方に基づき、トイレの改善に力を入れるようになり、厚労省の「クリーンタウン事業」や、国交省の「ゆったりトイレ整備事業」等が実施された経緯があります。また、「道の駅」というのも、そもそもは一般国道等にトイレがないことから生まれたアイデアであることも紹介し、市長の認識を深めて貰えればと思います。お答え下さい。
 住宅問題  
 つぎに、マンション市場回復の中での本市住宅施策、特に中心市街地部分の住戸増加に対する考え方について、市長の見解をうかがいます。
 新聞報道によれば、県内のマンション市場は急速に回復しており、不動産経済研究所の資料によれば、前年比32,4%の戸数増加となっています。これは、戸建て住宅・マンションともに、建築費がピーク時からおよそ20%程度低下していることも一因と思われます。購入者にとって、販売価格の下落と固定金利幅の引き下げを行った住宅金融支援機構の「フラット35」などの支援策により、買い控えが解消したものと思われます。
 しかし、横須賀市内の住宅着工やマンション販売実績を見渡すと、活況ぶりは首都圏に特有なものと落胆を隠せません。特にマンションにはいつまでも「販売中」のノボリが立ち、開発会社や販売会社の金利負担に対する体力が心配な物件も多く見受けられます。
 またもう一つ深刻なのは、建築年代の古いアパートなどの賃貸物件です。
 若い世代が独立生活の一歩を踏み出した市内アパート群にかつての活力はありません。車が入れない丘陵地の物件は借り手捜しに値下げを続けています。古いアパート経営者は、収入低下でリニューアルが出来ず、その結果、外観・内装が劣化し、賃借人が敬遠する。そして更に建物が廃墟化するというデフレ・スパイラル物件も多く市内に見受けられます。
 そのような中で、中心市街地に二つの大集合住宅計画が進行中です。一つは「大滝町2丁目第一種市街地再開発計画」であり、もう一つ「さいか屋大通り館」跡地の有名工務店による商業施設複合型マンション計画です。いずれも大規模な住戸を伴う計画ですが、吉田市長はこれら中心市街地での集合住戸増加について、そのメリットと市域全体へのインパクトについてどうお考えになっているのか、まずお聞かせください。
 本市の施策として考えられるのは、一つは、本市の外部からの定住人口の増加に寄与するよう誘導すること、今ひとつは、コンパクトシティ化の考え方を導入した生活移動困難者の中心市街地への移動の促進です。いずれについても、丘陵部の過疎化や行政サービスの不均一が生じないように、本市住宅政策を慎重に進めねばならぬと思いますが、市長のお考えをうかがいます。
 さらに、特に既存の民間を含む集合住宅については、バリアフリー、耐震性能、省エネルギーなどの質の面でも未だ低い水準にあることから、改良の推奨による既存ストックの有効活用へ誘導するのか、安全面と利便性の向上から住戸の立て替えや老朽化した住戸の撤去について行政として何らかのサポート体制をとるのか、横須賀独自の地形事情を勘案した将来に向けた住宅政策を考える時期に来ていると思われますが、市長の考えをお聞かせ下さい。

by ichiyanagi25 | 2011-03-08 08:07

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