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正副議長選挙における声明

正副議長選挙における声明
 本日5月12日に臨時市議会が開かれ、正副議長並びに水道企業団議員等の議会役職を決める選挙が行われます。
 私達ニューイングは前期より、正副議長を始めとして議会内役職につきたい者は、投票前に各議員に向けて、何故この役職につきたいか所信を表明し、各議員は各々の所信を聞いた上で、議会代表としてふさわしい人を選ぶ投票方式を求めてきました。
 しかし前期は交渉会派の多くが議会運営委員会で即決せず、議会制度検討会で検討と今回と同様に先送りして、結果は所信表明をせず、職に就きたいものは届け出るとの結論を出し、候補が何を考えているか、問わないまま役職選挙が行われてきました。
 今回の選挙で当選した議員41名中、新人は10人と二桁に達しました。そこで私達ニューウイング横須賀は5月2日に行われた各派代表者会議において発言を求め、新人も二桁もいることもあり、現職も所信を聞かねば判断に困るから、今回から所信表明をしてから選挙に付すように求めました。しかし交渉4会派は前期と全く同様に対応し議会制度検討会に送るとして実質棚上げして、今回も所信表明はしないことを決めました。
 オブザーバーの無所属クラブ(現在は交渉会派)と共産の2会派は当方案に賛成してくれましたが、2日の代表者会議で4交渉会派は当方案を採用しないことに決めました。
 地方議会は議院内閣制ではないので議員は閣僚(部局長)にはなれません。そこで正副議長が最高の名誉職となり、正副議長ポストのほか、報酬では高級の水道企業団議員議員や監査委などが役職が市民に見えない所での談合的割り振りで決めていることを承知しています。ですから所信表明などしては論理矛盾になるので、只投票という行為のみ儀式的にしているのです。
 しかし本市議会は前期に議会基本条例を制定し、二元代表制の議会としてシッカリとした役割を果たすべく制度を作り、市長には是々非々で対応し厳格な議決権を行使することが求められています。また議会より積極的な提案も行われる様に、本会議の質問も一問一答方式の採用などしてきました。この様なことから二元代表の議会の長として何をすべきか表明する必要があり、正副議長手当などの役職手当についても言及すべきです。
 また一昨年9月に政権交代が行われたにもかかわらず、民主党も自民政権時代とかわらず、中央官僚の作為的怠慢の元、地方分権が事実上棚上げされている現状において、議長職につく者は議会としても地域主権を求め、具体的な権限と財源移譲を求める見識と行動力が絶対に必要と思っています。
 故に正副議長職や議会内役職には何期当選したから、あるいは大会派にいるから、だから議長職に就きたいと言う今までの「なりたいから、なりたい」ではなく、正副議長として何をなしたいのか所信を表明をし、選ばれる事が必然であり、それが市民代表としての議員の務めであることを私達は確信します。
 以上の見解から5月2日の代表者会議での決定は、著しく不透明な選挙方式であり、市民の信託を無視する行為として、この際、強く抗議し声明とします。
 なお私達は、現状を打破する継続的な取り組みとして、議長候補に上地、副議長候補に一柳が立つことを表明します。
                                2011年5月12日
                    ニューウイング横須賀 団長 上地克明
                                  副団長  一柳 洋

by ichiyanagi25 | 2011-05-12 07:20

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