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市長選結果と今後の市政

市長選結果と今後の市政当 無所属 吉田 雄人  87,185
落 無所属 広川 さとみ 76,961
落 無所属 岸 まきこ   8,121
 有効投票数 172,267  無効投票数他 1,413
 投票者総数 173,680  投票率 50.72%
以上選管、6/30最終開票確定より

 10,224も票が開くとは。「じぇじぇじぇ」と進次郎と廣川陣営ではないのか。
 最終予測で示した「進次郎やり過ぎ」に何処まで判官贔屓がでるかだったが、私周辺の空気が市内全域でも同様だったようだ。進次郎効果は5%の投票率アップに繋がったことは確かだが広川には行かなかった。
 この選挙、初めから甲乙付け難いに遠く及ばず、政策ビジョン、人柄では丙丁の闘いと評してきたが、第3の岸候補がの出馬によって丙丁戊の中から選ぶ戦いとなった。
 故に予測したとおり市民の半分は市長選挙に共感を持たず、或いは無関心だった。吉田、廣川両方とも嫌な有権者は岸候補にも共鳴しない者が多いから棄権となる。まあ一騎打ちを外堀から見れば、安倍総理と野田前総理の戦い(何処が違う)のようなもので、どっちもどっちと言う気になる。
 それにしても岸候補は何で出たのだろうか、4年前呉東さんについた8割の人は手を引いたし、選挙が始まったとき、共産にも推薦でなく支持でよいと言ったとか、また原空反対派などが話し合っての上でなく、勝手に出たことなどを見聞きして、得票は1万を切るのは確実と思った。今回の票読みでこれだけは完全に当たった。市長職の意味が分かって出たのだろうか?。
 それはさておき、最後は吉田が抜け出すと思っていたが、1万票差とは予想外。やはり「進次郎やり過ぎ」が反発を受けた。宣伝カーの連呼は進次郎の選挙かと思うほど。衆院選じゃないバカにしているとの思いが広がった。あれだけ廣川より進次郎の名を言ったのだから無効票の中に進次郎と書いた票が幾らあるのか興味がある。
廣川陣営の敗因 
 まあ廣川陣営はこの結果にがっくりだろう。半年前から金も半端ではなく使い、進次郎をこれだけ長期に付けたのに・・・。だから、もう打つ手はない。マリアナ沖海戦の大敗北後の日本海軍みたいでしょう。
 人の選挙と自分の選挙は違うって事を32才の作られたイケメンは気が付かなかったし、取り巻きもそこを指摘できなかった。アイドル付けて駅立ちしたって、軽い有権者やガキ共はアイドルを取りまいてキャアキャア騒いで写メとりまくるだけ。進次郎くんが幾ら「廣川さんです」と言っても見向きもしない光景をある日みた。アイドルの横にいても全く注目を集めない候補の寂しさを見て、これでは勝てないと確信した。一緒に見ていた主婦も「何これ、バカじゃない」とつぶやいてアイドル選挙に辟易していた。
 反吉田の保守は甘く見ていた。4年前はパパの純ちゃんの付け方が甘かったから、今度はどっぷりつければと思ったが功を奏さなかった。
 だいたい副市長を3年やっていて、更には1年前の岩澤水道局長追い出しの時にグルとなったものが、急に勇人批判して辞職し出馬とは、半年前に指摘したように「大義」がないのだ。市長選は国政と違ってメディア操作がないから、大義や理屈がないと見破られる(ここも読み違えた)。
 何より県立福祉大学の裏手建物のドンが、自民公明+進次郎を付けるから出馬しろと言ったらしいが、それで出馬を決め、自民公明の組織選挙なら、自分が市長になれると思ったこと自体、情けない。この感覚が市民に受け入れなかったと分析すべきだろう。
 玉選びの間違いから戦略も謬り、あのポスターやキャッチフレーズに見られるように戦術のお粗末さはどうしようもなかった。ポスターの破顔一笑ぶりは奥さんだって見たことはないのでは?。あのポスターが選対の「お笑い」であり、小泉陣営に優秀な選挙スタッフが居ない事がみてとれた。
 寄り合い所帯にアイドル頼み選挙、それを束ね、纏められる人物が居なかったのが敗戦理由の大きな一つ。後の要員は本人にきついが玉の悪さ。この二つでしょうね敗因は(この二つがあらゆる選挙を支配する)。
 現職市長の若さと軽さに対抗するならむしろ地を出して、渋く、「愛想はないが実務派で横須賀を立て直す」とのスタイルこそ取るべきだった。どっちも軽いが、軽いならまだ若い方がいいと思ったのかも知れない。しかしこれだけみても政治の劣化を痛感する。
ベターな結果 
 私は今回の結果に安堵した。その理由は選挙前にも書いたが廣川氏が当選したら、これだけよってたかった既得権勢力が相当蠢くだろうし、そして議会では30人の議員が「与党」意識に染まり、4年前の議会に戻るから、これはとんでもない事になるかもしれないと感じていた。だから今度の選挙結果はベターだ。
 議会からすれば議会を育ててくれる反面教師の再選だから、むしろベストと思った方がよいだろう。とにかく議会の子の私としては、非常に取り組みやすい結果になったと評価している。
 後は議会、議員個人がしっかりすればいいのだ(これが結構大変なのだが)。くれぐれも廣川氏を真に応援した(手抜きが片手ほど居た)20数名の議員は感情的にならないことを肝に銘じ、政策議案ごとに是々非々で対応すること。その為には一段の勉強をし政治センスを磨くことだ。
 吉田現職は選挙公報の一番目に、私が求めてきた在宅の看取りを中心とする、医療と福祉の在宅連携療養をあげていたように、政策は殆どパクリと頂きなのだから、議会がしっかりすれば完全にコントロールできる。まして市役所の仕事の9割は義務なのだ。
 繰り返すが、吉田市長は選挙の名人であるが今回も証明された。しかし彼には選挙しかない。政策ブレーンが居ない事が、拘る政策はなく、それを実現するとの思いのないことの証明だ。結論は吉田-選挙=空っぽ。だから、本当に議会がしっかりすれば良いだけだ。
 また吉田勇人と書いた有権者も吉田市長のやることを良く見極めることだ。
参院選挙の方が重要 
 さて明後日からは参院選が始まる。
 参院選は横須賀市長選よりもっと危ない。ジャパンハンドラーズの1人マイケルグリーンが参院選挙の為に来日し8月まで滞在するとの話を聞いた。
 是非7月3日6:45pmからのベルク大ホールの集会においで下さい。

by ichiyanagi25 | 2013-07-02 07:28

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