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騙されない有権者になろう

騙されない有権者になろう  
 バカバカしい衆院選が今日から始まる。
 海江田民主党がこの解散劇に対応してマニュフェストを作った。
 09年時と比較すると全く争点がボケている。
 無理もない。民主党から対米独立の方向に行こうとした鳩山元総理と小沢元代表・幹事長を追い出し、09年時の政権公約をことごとく捨て去り踏みつけアメリカと官僚の僕政党(第2自民党化)にさせた管、野田超A級戦犯総理と、その閣僚を務めた連中が、テレビに臆面も無く出てきて安倍批判をしている。同じ穴の狢だから国民は今回急遽出されたマニュフェストを何処まで信じるだろうか?。
 メディアは少しは09年時は何を言って政権交代をしたのか見比べて報道しろと言いたい(全く期待はしていないが)。
 安倍倒錯右翼総理は経済政策(官僚とその裏にいる国際金融資本の操作による)アベノミクスの是非を問う為の解散というが冗談じゃない。
 問われるのは野田が大政奉還して2年、安倍政権や第2自民党的野党が何をしてきたかだ。もちろんこの範疇には民主党の対米従属勢力も入る。
 民主党は野党の競合を避けるという理由で前回反TPPや脱原発、辺野古移転反対の対米不服従の議員の公認を今回も見送り息の根を絶とうとしている。私と少し付き合いのある辻さんも民主公認は得られず大阪9区で無所属で立候補した。
 09年政権交代時の約束を思いだそう
 ここで政権交代した09年7月に示された民主党のマニュフェスト抜粋を再掲する。
1,国の総予算207兆円を全面組み替え。税金のムダづかいと天下りを根絶します。
2,議員の世襲と企業団体献金は禁止し、衆院定数を80削減します。
3,「地域主権」を確立し、第一歩として、地方の自主財源を大幅に増やします。
4,郵政事業の抜本見直しで地域を元気にします。
5,主体的な外交戦略を構築し、緊密で対等な日米同盟関係をつくります。
 アジア・太平洋地域の域内協力体制を確立し、東アジア共同体の構築を目指します。
6,日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む。
 年金とか農家個別保障、子育て支援などは抜いたが、09年時国民の期待を得た項目は今回一切書かれていない。
 政権交代後、先ず鳩山、小沢両氏が「政治とカネ」でメディアと司法官僚のタッグにより徹底的にやられた。12年衆院選挙直前に小沢氏の無罪判決が確定したが、対米従属野田政権の下、小沢氏らは消費増税反対で党を出ざるを得なくなった。その結果今や官僚の天下り根絶なんてどの党も言わない。官僚の完全勝利である。政党政治は死んだも同然だ。
3,「地域主権」を確立し、第一歩として、地方の自主財源を大幅に増やします。は地方議員として最も期待したことだが、これも官僚の抵抗で見事に潰され、1,と同様今回どの党も言わない。
 地方の財源移譲が実現できていれば安倍の言う「地方創生」なんて、自主的にできたのだ。これについては地方議員特に保守系が全く洗脳(不勉強)されていて地域主権の重要性に気がついていないことも大きな問題である。
1,の後段にある税金のムダづかいと天下りを根絶-これで鳩山政権は官僚を敵に回し「見事」に敗れた。
 その責任は民主党内の管と野田の元総理にあることを忘れてはならない。
虎の尾を踏んだ鳩山首相 対米従属官僚は国を売って出世する
 そしてなんと言っても、5,6で鳩山政権がアメリカの虎の尾を踏んだ事がハッキリ分かる。がこれは日本人として屈辱的なことだ。
 今までも外務防衛官僚がアメリカのエージェントとなって鳩山政権を潰したことはネット(植草ブログなど)で報じられていた。矢部宏治著『日本はなぜ「基地」と「安保」を止められないのか』(集英社インターナショナル)にその顛末が書かれているので引用する。
 引用-10年4月普天間県外移転で袋小路に追い込まれた鳩山総理は官邸に外務防衛の幹部官僚を呼んで極秘会議を開き「徳之島移転案」との最終案を伝えてアメリカとこれから交渉するから外部には絶対に漏らさぬようにと念を押し、分かりましたと言われ乾杯して団結を確認した。
 ところが防衛省の高見澤某(防衛政策局長-当時)と外務省の現斎木外務次官によりアメリカにリークされ、翌日の朝日夕刊にすっぱ抜かせた。国民から選ばれて総理になった人を裏切り、アメリカに即通知して斎木は「いずれ(鳩山首相は)学ぶことになるだろう」とうそぶいた。以上要約引用。
 これを1年後にウィキリークスに暴露され明らかになったが、これら官僚達は出世こそすれ一切の罰は喰っていない。対米従属官僚に乗っ取られた我が国なのである。
 (人のいい鳩山元総理はこの後に民主党からも追い出され政治家を終わらされた。13年に自らこの事実を明らかにしている-首相退任時、殺されてもいいからこの事実を国民に訴えるべきだったろう)。
自民党をまずは50議席減らそう
 今回はアベノミクスの評価だけが選択基準ではない。自民党はこの2年前の公約を破って2年前やるとは言わない重要事をやってきた。しようがないから先ずそこの判断だ。
 世論調査でも与野党拮抗を望んでいるから、とにかく比例は自民党と書かないことだ。
 またメディアは野党の分断と言うがハッキリ対米従属か非従属で分けるべきなのだ。
 TPP加盟阻止、辺野古埋め立てさせない、脱原発、消費増税反対の重要課題は対米従属では絶対に出来ない。
 候補者もこれを言うと従米メディアの仕返し攻撃が大きいらしく怖がって言えない状況みたいだ。これから先ず何とかしないと行けない。そう言う選挙だ。騙されない有権者になることと植民地状態に気がつくことだ。
 小沢氏も鈴木宗男氏も今回は民主と対立せずの候補者調整の姿勢をとっているが、トロイの木馬を狙って少しでも当選させる戦術なのか?。
 TPP加盟阻止、辺野古埋め立てさせない、脱原発、消費増税反対の候補者を少しでも多く当選させることしか残念ながら手がない。
何で11区に共産は出るのか
 もっと情けないのがこの選挙区神奈川11区である。今朝、中央駅Yデッキで進次郎の出陣式があったらしいが、今回共産は出ねば無投票になった。
 小泉圧勝がかわらないこの小選挙区制で有力対抗馬がいない今回、選挙なんてやるだけ無駄だ。他に出ねば午後5時にもう当選が決まり。話題にもならない。全く小選挙区制は民意を反映しない選挙制度だ。
 今回は元々大義のない衆院選挙である。横須賀に住んで少なくとも安倍政権の暴走を止めたい人は比例区は生活、共産、社民、そして民主から出る非従米から選び、小選挙区は白票か川柳でも書いて投票しましょうか。なお「選挙区選挙は棄権する」と申し出ればすぐ認められます。

by ichiyanagi25 | 2014-12-02 17:59

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