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小選挙区制が諸悪の根源だ!

小選挙区制が諸悪の根源だ!
 昨日の選挙結果は自民が290と現有議席を若干減らし自民圧勝300越えのスピーカー効果が少しは出た。公明が35と議席を伸ばしたから少しは与党内で特に外交安全保障でブレーキ役をますと期待できる。
 一番はこの小選挙区制では野党に入れたい候補がいなかったことが大量棄権に繋がった。この11区など共産は党勢拡大よりボイコットした方が民意の表明になった。小選挙区にたてなくとも今回は比例は共産と書く人が増えたはずだ。今回共産は低投票率のおかげもあって小選挙区制になって初めて20議席を超えた。しかし中選挙区時代では30議席台を2度も得ている。
 残念だったのは民主の戦犯6人が全員当選したことだ。アメリカの代理人長島昭久は今回は小選挙区で落選したが管と共にゾンビ復活した。管は全く悪運が強い。
 民主はやはり信頼回復が出来ていないから73しかとれない。この際党首には前原がなって維新と組む政界再編を是非やる事が国民にとって分かりやすい。
 しかし政治をわかりやすくしてはアメリカは都合が悪いから細野か岡田で従米民主を継続させるだろう。有権者からすれば前原党首となって右寄り従米派が維新と一緒になれば民主は分裂して本当(国民の為のという意味)の野党として再生できる。
 そうなるには与野党とも執行部の言いなりとなるものしか公認になれない小選挙区制では与野党共に良い人材は育たなくなると言うことだ。
 今回はやはり小選挙区は民意を反映しないから中選挙区政に戻そうという意見を載せたい。
 今年は小選挙区制が導入されて今年でちょうど20年になる。20代の人は中選挙区制はどうだったか全く知らないだろう。20年やって一党独裁の悪政を生む選挙制度と言うことがハッキリした。また選挙の本来は人で選び、選ばれた人が政党や会派を作るべきと言うことだ。党を選ぶ選挙は日本人には全くなじまない事を有権者は気がつくべきだ。
 また09年の選挙で政権交代させたがアメリカと官僚、メディアに潰され結局従米勢力での政権交代しかあり得ないことが分かったから完全に小選挙区は止めるべきだ。 
 何でもアメリカの指示と言うつもりはないが、こう自分の頭で考えない連中ばかりの議員が出てきて、敗戦後アメリカの完全属国に気がつかず、官僚に支配されていても、おかしいと思わない議員が与野党にこれだけ増えてしまったのは、執行部独裁となる小選挙区制故だ(反主流派は公認してもらえない)。
 宗主国が臨む選挙制度
 アメリカが望む属国政権は中央集権かつ独裁(的)国家である。米の途上国支配は建前では人権や民主主義重視であるが、実際は独裁国家を仕立て言いなりにさせてきた。 60~70年代中南米での独裁政権打倒の左翼運動が激化してキューバを始めいくつかの国が社会主義政権となった。その際アメリカはキューバでは失敗したがチリのアジェンデ政権転覆など軍部にクーデターを行わせ左翼政権を転覆させ、軍事独裁政権にして支配下に置いてきた歴史的事実(たった3~40年前だ)がある。
 帝国の支配史を学べば分かるが第2次大戦降伏後、日本占領はGHQによる間接統治であったが、GHQ-実質米国はその時々に於いて占領支配政策に都合の良いように選挙制度を変えた。降伏後間接統治をさせる為に1946年(昭和21年)4月10日に行わせた戦後初の衆院選挙では、戦時中鬼畜米英に追従し「聖戦完遂」に協力した翼賛会推薦の議員達を落として労組や左派、婦人議員など新勢力を当選させる為に県内を1区として二名連記の大選挙区制を取ったことを忘れてはならない。
 この時の選挙ではそれでもしぶとく受かってきた有力保守議員には公職追放という強権発動が待っていた。これで婦人議員(戦前は婦人参政権もなかった)は一気に39人に増え民生局(GS)の支援を受けた社会党は93議席を得て野党第一党(党首の片山哲がクリスチャンであることも好評価を受けた)となった。つづく。

by ichiyanagi25 | 2014-12-15 17:32

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