市長への採用前献金と情実人事

市長への採用前献金と情実人事
 一昨日の3月17日付で横須賀記者クラブ加盟全紙に報じられた、現政策推進部に属する課長を中途採用(任期付き職員)した市長の情実人事について、総務委員会で疑惑質問の口火を切った者として補足するブログをアップします。
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    17日の朝日と毎日新聞のコピー

 この課長は5年前の2010年5月に市長の肝いりで任期付き職員として採用され、経済部の集客プロモーション担当課長に「抜擢」配属されました。
 まず市長はこの男のプロモーション能力を買っているようですが、やったことは美術館利用のラルク&シェル展など集客実行委員会(市の他商工会議所、京急で構成)を隠れ蓑にキワモノの類に属する企画を連発。
 美術館「活用」事業が騙し予算説明の元に通った3年ほど前、集客実行委員会で事業を共に行った様々な会社から「自分の関係する会社に多くの仕事を発注している」「人の意見を聞かずに、強引に知りあいの会社や個人を選んで発注しているから、キックバックを貰っているのではないか」などの苦情や通報が議員にもたれされました。
 2013年の決算委員会等では、この男のやっていることや、500万円までの予算執行裁量権が課長に与えられていたことなどが判明し、この様な権限集中と、お仲間で行う内部監査では駄目だとの指摘が議会でなされ、改善がはかられました。
 この時の決算審査時に市の職員であろう者から、この集客ロモーション担当課長に対する疑惑を企画名や事業者名をあげた告発状が私の所に届きました。そこでこの事業に絡んでいた地元業者に裏取りをすると、通報内容とほぼ合っているので、私はその資料を基に集客プロモーション担当課長と経済部を総務委で追及しました。
市長のお友達を終身雇用で「公募」の偽装?
 今回、この様な男を今度は任期付きではなく、終身雇用で再雇用しようとして、カムフラージュで一応「公募」方式で採用しようとしているとの情報が持たされました。
 今回も2年半前と同様に内部告発があり、送られてきた資料には09年市長選時に、この男が5万円の政治献金を市長の後援会にしているコピーが同封されていました。見れば 県選管からの公文書コピーなので、これを基に16日の委員会で質問したわけです。
 しかし議会の追及は弱い。16日のような議会対応では、市長は見くびってこの男を採用する可能性が高いとみています。なぜなら私とのやり取りで法的には何ら問題なくと述べており、更に発言はしていませんが「人事権は私にあり」を確信犯的に思っていると感じられたからです。
 委員会終了後、記者クラブ加盟メディアが課長本人などを記者クラブに呼んで取材したそうです。委員会とは違って各記者が遠慮なしで質問するので、本人はこちらの方が堪えたでしょう(委員会では委員長が指名しないから、課長は一切答弁していない)。16日の委員会中継録画を見てもらえれば分かりますが、疑惑を解明するには議会は規制が多すぎで自縄自縛です。また他の議員の追及ぶりは優しすぎ、これでは居直られるだろうと痛感した次第です。
 しかしこの男は記者の質問に「個人の事」としてノーコメントを繰り返したそうです。 市長は集客ロモーション担当課長の仕事ぶりで、議会や関係者から批判を浴びたので、この御仁を今は政策推進部の都市イメージ創造発信担当課長に昨年から異動させています。この課の名称も選挙以外は中学生レベル市長の発案らしいことが読み取れます。
 16日の委員会質疑でも指摘していますが終身雇用にする今度の応募条件を見ると、現課長のための条件付けかと思われるので、応募が13人あったとしても後の12人は当て馬に過ぎず、最初から一人に決めているのでしょう(多分当たっているはずです)。だから内部告発があったのだと思います。2年前の時もそうですが、市長寵愛のこの男を良く思っていない職員は相当にいるから、今回も私に告発状が届いたのでしょう。こんな人事を許していたらとんでもないと考える職員は多いでしょう。
議会がしっかりしないと地方自治は崩壊する
 議会の批判やメディアの報道を見て市民の批判が高まれば、市長は岩沢水道局長の時と同じで、その男を切るでしょう。しかし議会や市民の反応を見て選挙に影響なしと判断すれば議会終了後にでも発表になるのではないかと思います。
 もし市長意向の通りの人事がおこなわれるのなら議会は全く舐められたもので、それでも追及する議員が少数ならチエック機関としての議会の存在意義が問われることになります(来月の市議選挙でこの予言は確実となるでしょう)。
 また市長は昨年の政治資金集めで2500万円ほどを集め県内首長で第4位と報じられました。歴代本市市長で政治資金集めパーティなどを開いてこれほどの金を集めた人はないでしょう。票とお金集めで抜群(天才)の力を持つこの市長。昨年はサイクリングパンフ「自転車半島宣言」を自分の支持者が多いNPOに随契したように、このままでは市政の私物化は進み、数年後横須賀は地獄の釜の蓋が開くのではないかと危惧しています。
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         政策推進部幹部職員名簿 一部
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by ichiyanagi25 | 2015-03-19 08:49

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