マスメディアの尻馬に乗る議員辞職要求はやめよ!

マスメディアの尻馬に乗る議員辞職要求はやめよ! 
 今村前復興相が度重なる暴言失言によって大臣職を辞職した。
 96年初当選というから小選挙区が生んだ低レベル議員の第1期生の1人とも言える。
 また1行の失言文章によって首を取れと煽るメディアは如何なモノかという二階幹事長発言もやり玉に挙げられている。
 これは巨大与党の幹事長という権力の笠を着ての発言としては若干問題はあるが、ある意味正論である。たった一言で軽い議員の首はとるが、巨悪への追及はどうか?特に報道の自由度72位にまで落ちたメディアはしているのかである。
 このメディアの攻撃で民主党政権時、民主内の良識派が潰されたからである。ヒドさの一番は、日本を支配する勢力の意向を忖度し09年9月に国民の期待を担って政権交替した鳩山首相を引きずり下ろして、10年6月以降、民主を対米従属の管、野田政権に代えたことだ。また09年以降の小沢当時の民主幹事長に対する冤罪攻撃もメディアの責任が一番重い。
 これで対米独立を志向する民主議員は殆ど潰されることになる。小沢冤罪攻撃を仕掛けたのが法務官僚であり、アメリカの為に鳩山追い落としをやったのが外務官僚と防衛の文官官僚で、それを大々的に報じ、鳩山政権潰しのプロパガンダ役を果たしたのが大手新聞とテレビメディアである。
議員はメディアに従属するな
 また失言の類を針小棒大に取り上げられ辞任に追い込まれた悪例として、野田内閣の経産大臣だった鉢呂吉男議員のぶら下がり会見での「つけちゃうぞ」発言が象徴的だ。あの発言(発言したか不明確で)捏ち上げの可能性大であるが、何より公式発言でもなく、顔見知りの記者連中との雑談の中で誰かが言ったのであって、それがやり玉に挙げられ辞任に追い込まれた。民主党や議員はこれに明確に反論しないのも悪かった。
 今回民主改め民進がその意趣返しでもあるまいが、大臣辞任した今村議員に議員辞職まで求めるのは行きすぎだ。こういうことを図に乗ってやるとブーメラン効果で近いうちに野党、特にガタガタの野田蓮舫の民進を狙ってやられる可能性も高いとみる。
 お釣りが来るからやめろでは無く、メディアの尻馬に乗って議員辞職を迫るのは議員の身分保障としても良くない。これは与野党とも議員は選挙で選ばれてきたという、国民の信託との関係を忘れてはならないからだ。
 共産も中学生レベルの正義の味方的調子で辞職を迫るのもやめた方が良い。勢力が大きくなれば共産だってメディアから思想を元に冤罪攻撃を受ける可能性もある。
失言議員の進退は選挙民が決める
 失言暴言レベルは次の選挙で選挙民が当落を決めることが本筋だ。だから選挙がある。そもそも議員を選ぶと言うことは国民が持つ主権の行使を有権者が信託する行為である。我が国は選ぶ方も選ばれる方も、ここをないがしろにしすぎている。
 議員辞職を迫るべきは1年も雲隠れした甘利であり、籠池との問題で黒確実な昭恵を妻に持ち、国会で関与していたらやめると言った安倍である。特に甘利についてはメディアは「あまり」に甘すぎる。
 野党はそのたちの悪さや国民への背信行為の度合いで議員辞職を迫るべきで、甘利を許しておいて攻撃しやすい今村議員を追い込むのは順序が逆だ。
「メディアに煽られるな」は、与野党議員両方が認識することだ。
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by ichiyanagi25 | 2017-04-29 09:04

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