小池フェイクに騙されない

小池フェイクに騙されない
 都議選の結果はご承知のとおりとなった。
 自民がこれだけ惨敗というのは一に安倍首相自身の責任だが、一番影響したのはテレビによる「印象操作}である。今度の都議選、どういう理由か、配下に置いてあったはずの、テレビメディが官邸の思い通りにならなくなった。
 告示後から自民の度しがたい反知性ぶりがテレビでじゃんじゃん報道されだした。
 この選挙結果に麻生財相が頭にきて「金を払って騙されるのか」とメディア操作を皮肉ったが、実はこの発言、真理を突いている。私達はこのテレビに操作される有権者の投票行動を認識することだ。自分たちがやってきたことが、そっくりかえってきた。
 豊田真由子の暴言・虐待も、下村の加計からの献金問題も、都議選にあわせて暴露され、特に豊田発言はテレビメディアがこれでもかと言うほど報じたからたまらない。
 この大炎上に安倍自民総裁は、豊田を除名し議員辞職させる踏ん切りもつかなかった。
 稲田の場合は、まさにお仲間の自爆行為でおまけだが、メディアは見逃さず追及したことも効いた。稲田は純一郎チルドレンであるし、安倍好みで解任も出来なかった。
本当の勝利はメディアの「印象操作」
 振り返ると消費税導入の時もメデイアは社会党と土井委員長と土井委員長が進めた脱労組の市民派を持ち上げて89年の都議選と参院選は「山が動いた」(社会党圧勝)。私はその流れで90年の衆院選後に「来年の市議選に社会党公認で、でてくれないか」と声をかけられた。
 8年前の民主党政権交代時も直前の都議選では、民主が50議席越えの第一党となった。この時は麻生総理の時だ。漢字が読めない総理、消えた年金などで官僚と自民批判が大量に流された結果である。しかし持ち上げておいて勝たせてから、こき下ろすのもメディアは早い。
 対米従属の代理人や支配層の思い通り行かなくなると、一気に潰しに掛かる。社会党は93年の衆院選惨敗から一瀉千里で解体までへ持って行かれた。
 09年の政権交代は8ヵ月で鳩山、小沢体制が潰され、今の野田体制の体たらくへと持って行かれた(これで安倍のやりたい放題状況が生まれる)。
 今回の安倍自民のヒドさ報道で都民のルサンチマン(弱者が強者に対する憎悪や復讐心を鬱積させていること広辞苑第五版])に火がついた。そして私の予測通り無党派層がルサンチマンで小池フェイクに集中させたのである。
 しかし都民ファーストの新人多数と数名居る2期目当選(3期目以上が居ない)のレベルは自民党の安倍チルドレンと似たり寄ったりのバカと影響力のない連中である。新人の多くも議員報酬狙いで、小池(腹はどぶ池)の知名度のみで受かっただけだ。
 安倍総裁は自民都議団大惨敗でも小池を除名しないで離党を認めた。ここをよく見る必要がある。
 要するにアメリカの共和党と民主党と同様に、どっちが政権を取ろうと、新自由主義、支配層の言うことを聞く「2大政党制」を日本にも作って、民主主義であるを、演出しているに過ぎない。
野党統一候補の促進と解散を求める事
 今回は安倍があまりに一強過ぎるので民主主義を見せるために、保険代わりの小池ファーストに勝たせたわけだ。
 選挙が終わったらすぐに小池はフェイクファーストの代表を辞した。先月のブログで指摘したが、都知事として小池は禁じ手である、地方議会に翼賛会派を作り第一党にしたのである。今頃になってメディアや本人は2元代表制云々を言っているがトンデモないことだ。確信犯小池ととそれを持ち上げ容認したメディアを徹底批判すべきだ。
都民ファーストを早めに分裂させる
 さて、寄せ集め、かき集めで55議席を取った水ぶくれ都民ファーストであるが、選挙後急遽代表になった、野田某(小池の秘書)はとんでもない男である事がIWJ、岩上氏の記事に書かれている。
 そこで以下その記事を以下引用する。
 『都民ファースト小池(ゆり子)代表の後任には、野田数(かずさ)幹事長が指名されました。え?あの野田氏が代表?と驚きの声がSNS上で相次ぎましたが、野田氏とは一体、どんな人物なのでしょうか。
 野田氏は2009年の都議選で自民党から出馬、当選した後は当時の橋下徹大阪市長と連携する「東京維新の会」を結成。2012年には「日本維新の会」から衆院選に出馬するも落選。翌年2013年の都議選では日本維新の会後任で立候補するも落選、という経歴を振り返るだけでも、節操のない方に見えます。
野田代表、政党資金を横領?
 一時はアントニオ猪木参議院議員の政策担当秘書を務め、2016年には、過去に秘書を務めていたこともある小池百合子氏の人気に、便乗して出世を狙ったのでしょうか、東京都知事選では小池選対の本部責任者に就任。
 小池氏が当選し知事に就任すると、今度は特別秘書を任命され、今年の6月には、小池氏が代表に就くまでの間、「都民ファーストの会」代表を務めました。今回、再び、代表に返り咲いたところを見ると、どうやら、小池氏がかなり信頼を置く人物のようです。
 しかし、野田氏については、アントニオ猪木議員の秘書時代、政党助成金など計1120万円の公金を着服していたとして、2014年に猪木議員が刑事告訴していたことが明らかになっています。猪木事務所は野田氏を2015年7月に解雇。先月5月18日、野田氏は猪木議員に反論する文書を発表していますが、すでにスキャンダルが取り沙汰される始末で、都議会の第一党代表となった今、説明責任が問われることになりそうです』。
 引用終わり。
 野田代表はストリップ・バーのような所での豪遊や破廉恥行為も書かれており、金と女が好きな極右であるらしい。こういう手合いを代表にしたのだから、都議会自民や共産は野田代表の問題を説明責任だけで済まさず、議会で突くべきだ。
 更に寄せ集めだから代表以外でも強姦やスキャンダルを抱えて当選したのが数人おり週間誌が追いかけているという。自民の次のターゲットはこのフェイク第一党なのである。
 またこの都民ファーストは素人ばかりの新人が多くて、3期生以上がろくに居ないという(民進自民から駆け込んできたのに少し居るようだが)、ハッキリ言ってスカスカの第一党である。2期生は7,8人居るが、小池にすり寄るような輩だから、大したことのない奴らばかりなので、議会運営は意のままにならない可能性が強い。都議会は公明にヘゲを握られることになるだろう。
 また50人を超える会派を纏めるのは大変だ。駆け込み寺でここに入った現職などと対立が表面化するだろうし、理念政策より小池の名前で当選したかっただけのテメエ・ファーストの集まりだから、都議会自民は精々手を突っ込んで、分裂させることだ(共産はドンドン論理的に批判すること)。
小池の新党作りを潰せ
 多分小池は国政へ向けて動き出すだろう。
 それは昨年4月から急に舛添批判がテレビで連日取り上げられ、参院選前に舛添が無理矢理辞任追い込まれた。そして参院選がぼやけされ、小池が都知事になった経過から見ても明らかだ。
 舛添のやったことはモラルは問われるが、違法性はない。この頃また偉そうにテレビに出ている猪瀬の5千万円から比べると、立ちションベン程度の問題を連日攻撃されたのだ。
 都知事選での自民党公認の増田は当て馬に過ぎず、安倍官邸は小池勝利で構わなかったことは、小池を1年以上除名せず、何と都議選後にようやく離党を受理した事で証明される。
 そして微罪の舛添を首にして、強引に小池にとって返させたのは何が最終目的だったのかである。その目的は宗主国アメリカとグローバル支配層の脅威になる真の野党を作らせないためだろう。
 維新の会が賞味期限切れになったことを見ると、割と早い段階で自民補完のために新党結成に行くのではないか。
 民進の従米右翼、長島昭久の先行離党や松原仁が都連会長を辞したのは、小池と連携してフェイク新党を立ち上げるつもりではないか。また自民と同様に大敗し、今や消滅可能政党になった民進、野田蓮舫への批判も出ない。
 民進の野田らが民進を割って小池に着くのはかえって望ましいが、野党分断のために野田らは残地諜報者として残り、共産との連携を妨害するのだろう。
真の野党造りのイニシアを握る
 今回の選挙結果、自民大敗は「ざまー見ろ」だが、その代わりに大勝したのが都民ファーストという大フェイクであり、次いでの新党作りは大警戒であり、野党は早々に対策を打つ必要がある。 
 小沢氏の自由党も志位共産党も、こんな見え透いたやり方をいつまで許すのだ。ミッドウエイ海戦の大敗戦の分析・反省もしないで、負け戦の連続をやった山本五十六連合艦隊司令長官のようなことは絶対にしないで欲しい。
 この国民の怒りを自由党と共産党は早くに受け皿を作るべきだ。
 7月1日の安倍の最期の街頭行動での国民の怒りは大したものだ。そのガス抜きが都民ファーストであってはならない。国民の声(主権)を国会で行使するのが国会議員であり選挙とは主権の行使を託す事なのである。
 だから野党共闘(統一候補)の促進をして安倍を解散に追い込むと国民に訴えるべきだ。いま安倍は絶対に解散をしない。与党が解散したくないときに、野党は解散を求めるのが、国民の為の当たり前の戦い方だ。
 志位委員長が選挙後やっと解散を求めると言った。その為には野党統一候補の擁立促進である、市民運動も野党の尻を多いに叩く必要がある。その呼びかけを始めようと思っている。
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by ichiyanagi25 | 2017-07-04 18:53

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