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■議会で展開された「住民投票条例」への提案理由と反対討論

 現行市立美術館建設の是非を問う住民投票条例案を議員提案の形で9月16日提出しました。その提案理由と反対討論を掲載します。結果は既報のとおり4対39で否決されました。
 なお市議会のホームページで速報および画像資料(今議会よりインターネット中継が行われだしました)によってもこのやり取りが分かります。
 なお更に詳しく知りたい方は一柳まで問い合わせ頂ければと思います。

提案理由説明

吉田雄人議員(無所属)
 ただいま議題となりました議員提出議案第1号につきまして、提出者を代表し、提案理由の御説明を申し上げます。
 横須賀市では、昭和59年ごろより美術品の収集を始め、平成9年より検討されてまいりました美術館建設の計画が、平成11年に議会での議論から開館時期が3年間延期されましたものの、現在2007年の開館に向けて実施設計がとり行われているところでございます。
 もちろん、これまでも議会で様々な議論がされてまいりましたが、市議会の改選なども相まって市民の広く知るところともなりました。また、一部の市議会議員を含め市民の方々が6月15日より、建設の見直しを求める署名活動を展開され、わずか2ヵ月半で5万5,116名という方々に署名をいただきました。
 以上のような経緯を背景にしながら、今回議員提案させていただくのは、「横須賀市における(仮称)横須賀市美術館計画に基づく美術館建設についての住民投票に関する条例制定について」でございます。
 提案理由としては、ここまで市民の皆さんを巻き込んだ形で議論がされている美術館建設の今後について、市民の皆さんの思いを尊重する手段を考えた次第でございます。
 条文策定に当たって、次の点などに特徴を持たせております。
 ・投票権を16歳以上の外国籍を含めた市内在住の方にした点。
 ・「です、ます」調で記述されている点。
・選択肢を「賛成」「反対」ではなくて、「賛成」「賛成ではない」とした点。
などの点です。
 まず、なぜ、外国籍を持つ人々の投票を認める条文なのか。
 横須賀市の方向を決める住民投票条例なのだから、横須賀市に住んでいて、市の政策で実際に利害を受ける人々は誰もがその意思表明をできるべきだ、という提案者の思いから外国籍を持つ人々であっても投票を認める条文にしました。
 外国籍を持つ人々を対象に含めることが妥当性を持っているかどうかということについては学説的な根拠があり、法律的には全く問題がないと判断します。
 それは、平成7年2月28日に最高裁判所が出した判決に基づきます。「憲法第93条第2項でいうところの「住民」とは「日本国民」を指すと説きながらも、地方公共団体と特に密接な関係を持つ永住者などに選挙権を与えることは憲法上禁止されていない。」このように最高裁は判示しました。
 さらに、「憲法第93条第2項が『国民』ではなく『住民』と規定していることは、この許容説を強化する根拠にもなる」、と言われています。
 この学説に基づくと、地方公共団体の選挙権というのはそもそも永住者である人々に与えられるのは当然の権利として考えてよいものだと思われます。したがって、今回の住民投票条例案においても対象者に外国籍を含めることが正しいと判断しました。
 次に、なぜ、16歳以上20歳未満の投票を認める条文なのか。
 日本では成人は20歳を指していますが、世界での平均的な成人年齢は18歳です。18歳であれば、法的な婚姻も可能ですし、働いていれば納税の義務も生じています。このようなことから投票資格を与えることは当然のことであるとして秋田県岩城町の合併問題についての住民投票条例では日本で初めて18歳以上を投票資格として定めました。以来、多くのまちで行われてきた合併に関する住民投票条例では対象年齢は18歳以上が基本となっています。合併に関する住民投票だけでなく、常設型の住民投票に対しても愛知県高浜市が18歳以上を有資格者とする住民投票条例を制定しています。
 さきほど例として挙げた秋田県岩城町の住民投票では18歳と19歳の投票率は66.44%、つまり3人に2人が投票をするという高い投票率を示しました。
 このような事実からも住民投票条例案を作成するときには18歳以上を有資格者とするのは時代の流れだと言えると思います。
 しかし、今回の私たちの提案である住民投票条例案は18歳をさらに下回って、16歳以上としている点で他都市の前例がありません。けれども前例がないことがふさわしくない、ということにはなりません。今回の美術館問題についていうならば、美術館トークの中で繰り返し説明されたことに財政の問題があります。財政担当が説明で繰り返し述べた言葉に、美術館は将来まで残る施設なので美術館づくりの財政負担は現在の人々だけでなく、未来の世代にも同じように負担してもらうべきだということでした。
 つまり、負担という義務は現在納税者でない世代にも背負わせるわけです。負担の義務を背負わされる未来の世代ですが、彼らは自分たちの意思を確認されることもなく、望んでいるかどうかも確認されないままに負担という義務だけを背負わされることになります。これは受益と負担の関係からも、義務と権利の関係からも、非常におかしな状態であると言えます。
 したがって、この点を解消するためにも実際に負担の義務を背負わされることになる世代に少しでも多く、彼らの意思を表明する機会を設けなければならないと考えるのは、当然のことであります。そこで、18歳ではなく、16歳まで有資格者の年齢を引き下げることにしました。高校生であるならば、十分にこの問題を理解できる、そういう前提に立って高校生の年齢である16歳を対象に加えました。
 次に、なぜ「ですます調」なのか。
 条例というのはそもそも単に市町村の職員のためにあるのではなく、住民のためにあるのだから、住民に対してわかりやすく明確な表現でなくてはいけません。このような本来の観点に立つと、これまでの条例の文体というものは非常に硬い表現でわかりづらいものだったと感じています。
 そこで、今回の条例案ではですます調に語尾を統一することにしました。その目的はより住民に親しみやすい条例にするためです。
 提案者としては今後とも条例案を作成する際にはですます調を初めとして住民に親しみやすい、わかりやすい表現を使っていくべきだと考えています。法令に使う用語には法令慣用語という一定の約束や定義が定められているものがありますが、この法令慣用語の観点からも特に問題はないことを行政管理課に確認をしてあります。
 また、本議案を御提案申し上げるに当たっては、賛成・見直しというどちらかの立場に立つというのではなくて、より直接的に市民が市政に参画し得る機会を設けるということに意義があると考えております。
  以上が、条例案の概要ですが、御議決いただいた際には、2カ月以内に住民投票が行われる運びとなります。
 議員の皆様におかれましては本提案に御賛同賜りますようお願い申し上げます。本条例案が横須賀の未来に一石を投じることを祈りつつ、提案説明とさせていただきます。
 
住民投票条例反対討論 

 内藤治明議員(研政21)
 私はただ今議題となっている員提出議案第1号に反対する立場から討論します。 すでに大変遅い時間になっておりますから簡単にやりたいと思っていますので、ご容赦をお願いしたいと思います。
 すでに前段の質疑の中で質疑と答弁を聞いておりますと、何も私がわざわざ討論にたたないでも(笑い)票決の結果は分かりきったものになることは明らかですが、あえて基本的問題を提案者に理解してほしいと願うため意見を述べます。
 基本は一つであります。それは議会制民主主義における議員というものの権能と権限とは一体どんなものであるのか。結論は一つであります。それは予算および条例などの可否についての議決権を議会の場において行使する事にあります。
 予算の執行についての議決権も同様です。正規な議会の場でやると言うことです。
 今提案者となっている4名の方々も先の市議会選挙に立候補し、それぞれ立派な成績で当選されてこの議場におられるのであります。
 即ちあなた方は議会制度という間接民主主義の内部に於いて、市民の代弁者としてその持てる力を議会で発揮することを市民に約束されて当選してきたはずであります。
 しかし3名の新人の皆さんは議員となって以来一度も美術館関係の議案審査に係わってはおられません。すなわち何の議決権の行使もしていない。議員としての権能と権限を未だ行使してないのであります。また1名のベテラン議員は2ヶ年に渡り美術館関連予算に賛成をされてきたままであります。
 こうした議員としての権能を一度も行使することのない予算執行に反対する署名運動の発起者になったと言うことは、自らの持つ権能を自分で否定する結果となることに思いを致らなかったのでありましょうか。
 しかも一般質問に於いて市長にたいし一体何名の署名が集まったら建設を撤回するのか、などと大見得を切ったものの4万7千だか5万5千だか分かりませんが、の署名は市長は況や我々議員の多数を説得する力とはなり得ませんでした。
 そこでこの上はと、今回の条例案提出に及んだものと推察するものであります。署名運動も住民運動も何れも直接民主主義的な方策であります。私も直接民主的な手法によっては有意義なものもあることは認めておりますが、繰り返しになりますがあなた達は議会制民主主義の元で議員として働くことを市民に誓ったのではなかったのですか。
 その皆さんがどうしても直接民主主義の手法の方が良いと考えるならば、先ほどの藤野議員の一般質問を聞きましたが、何と独善的で何と常識の通らない質問を平気でされる方だなとつくずく感じてしまいました。
 そう言う手法こそが正しいと思われるならばあなた達は議員の職を辞して(その通りとのヤジ)市民運動の旗手として法的に認められた直接民主主制度であるところの条例の制定や議会の解散、市長や議員、地方公務員の解職要求いわゆるリコール運動の道を歩むべきと言わざるを得ません。
 そうでないというならばあなた方の取る道は一であります。
 すなわち来年の第1回定例会の予算議会に向けて皆さん方の主張を理解をしてくれる議員過半数を獲得するために、これから全力をあげて勉強し理論を組み立て予算案を否決に追い込む努力をすることが本来の姿であります。
 君子は豹変するという言葉がありますが、今はあまり良い意味に取られることもないことが多いようですが、本来の意味は、君子であれば、今まで気付かないことに気が付けばがらっと考えが変わっても良いと言うことであります。
 皆さんが君子であるならば自ら提案したことであってもそれに固執せず、否決の側に回っても何ら可笑しくないのであります。
 どうです全会一致で否決しませんか(拍手有り)それでは余りに格好悪いというならば評決の直前に議案の取り下げを願い出る道も残されています。是非とも熟慮されて本来の道に戻ることを老婆心ながら申しあげ私の討論とします。(大きな拍手)

原島浩子議員(ネット)
 提案者の皆さま皆さまご苦労様でした。
 私は議員提出議案第1号に反対の立場で討論させて頂きます。本条例案は市美術館建設計画に基づく美術館建設について議会を飛び越え直接市民に可否を問うというご提案で、これは横須賀市議会への問題提起であったと思います。
 提案者との質疑の中で美術館だけに特化した住民投票条例の思いをお伺いしました。
 市民の選択権を保有するための住民投票は私は議会の権能を奪うものでも、否定するものではなく、むしろ自治体の政策決定過程が合理的に進みますし議会制民主主義と共存しうる、との立場でございます。
 議会の機関意志と市民の投票結果とねじれ現象が起こる場合は、議会市民の関係がねじれていると明らかになった場合であり、そうならないように日常的なやり取りの方法を模索することが必要と考えています。
 公共関与の施設づくりに当たっては計画から実施に至るまで多年を要し多額な経費を要する性格上、その利害も錯綜し必要性の程度も時代によって変化し、社会経済情勢も変化しますので、それらの情報を議会も市民も敏感に受け止め時のアセスメントとして考えていくと事が必要と思い、市民の選択権を制度的に担保することが必要と思います。
 その為に市議会と市民が共同して情報の共有化、課題を市民と議論しながら行政計画を牽制して行く制度が実体化することが望ましいと思っております。
 住民の意思と責任を投票によって明らかにする事は美術館に限らず、これからも実行できる道を考えていきたいと思っています。
 ただしこの条例案そのものでは議会と市民とのやり取りや政策形成過程などを熟させて、ねじれ現象を生じさせないように協働する制度ではなく、市民と市長との関係のみで一挙に可否を問う制度です。市の事業について議会と市民が育ちあって選択権が出きる制度としては残念ながら未だ検討する余地があると思いますので、私としては反対せざるを得ません。これで討論を終わらせていただきます。(拍手)

井坂新哉議員(共産党)
 最後の発言となりますが議員提出議案第1号に反対の立場から発言をさせて頂きます。近年増加する住民投票は住民の自治意識を向上させ住民が主体的に政治に参加する手段として注目すべき課題だと思います。しかし議会との関係、住民投票の対象となる事項は何か。結果は市長や議会を拘束するか、住民の発議の用件は何かなどクリアすべき課題は多数存在しています。
 これら課題をクリアするためには議会のみならず、市民間でも多いに論議を交わし、本市としての住民投票に関する条例を作るべきと思います。住民投票の意義は住民が直接決定に参加できることでなく、その投票に至る過程で住民が一つの問題に十分に論議する事にあると思います。この様な論議が住民の自治意識を高め、議会制民主主義をより活発化させると共に市民の積極的な政治参加に繋がるのではないでしょうか。
 さて今回条例提出に関して私達が反対する理由は第1に住民投票に関する認識と論議が十分でないことです。先程述べた様に住民投票には大きな課題が残っています。
 今回の条例はそれらの課題を整理し、論議されたものとは思えません。住民投票自体住民が積極的に政治参加するための手段ですから住民間での論議はどうだったのか、住民投票に対する市民の働きかけはどうだったのかなども考慮に入れると、現段階で住民投票を行うことは適当でないと考えます。
 第2は美術館問題を住民投票にかけることは適当でないと考えるからです。 住民投票の論議の中で議会との関係や対象となる事項について取り上げられますが、美術館問題は議会の議決事項です。議会での議決事項を住民投票にかけるというのであれば将来の市政運営に重大な影響がある内容か、または住民が自己決定を強く望む争点であることが求められると思います。
 そう言った意味から市民が求める場合はそれなりの手続きが必要で、実はその手続きが住民間での論議を促し問題に対する認識や理解が深まっていく課程だと思うからです。
 私は何よりも美術館トークに見られるように市民間での論議がやっとスタートしたばかり、今後論点の整理をしながら見直しをし良い方向へ見つけていくべき課題と考えています。今の段階で住民投票を実施することが今後の市政運営や文化行政に必ずしもよい影響を与えるとは思いません。
 以上2点の理由で議員提出議案第1号については反対を致しますが、今後とも住民投票についての論議が活発になることを期待しながら発言を終わりたいと思います。有り難うございました。(拍手)
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by ichiyanagi25 | 2003-09-24 00:00

■予想通りの袋叩きにあった美術館住民投票条例

 吉田議員から提案された美術館建設の是非を問う住民投票条例議案(賛同人私、藤野、岩崎議員の3名)は横須賀市議会初(一般議案として)の議員発議で昨晩上程されましたが4対39の圧倒的多数で否決されました。
 研政、共産、ネットが反対討論をしましたが、代議制政治を否定するような住民投票条例を軽々に出すなと言うのが最大公約数(反対論は近く公開したいと思います)でした。
 私もこの提案を受けたとき吉田議員の考えは時期尚早と感じ賛同議員になるか議会の様子を見る事にしました。しかし彼の提案に賛成するのは岩崎、藤野両君だけで、このままでは提案定数(議員定数の12分の1本市の場合4人以上でないと提案できない)に達せず、議会での論議もなく市民に議会の意志がどこにあるのか見えずに終るため賛同人になりました。
 更に賛同理由を述べれば、今回の美術館見直し署名で私は地域や支持者のお宅を合計500軒近く廻りました。その時「こう言うことを家まで来て知らせてくれた議員はあなたが始めて」「この時代美術館などとんでもない」「市長は何を考えているのだ」「市議会議員は市長のポチ(飼い犬)なのか」など改めて市長や議員に対する厳しい意見を多数お聞きした事にあります。
 同様な声は駅前でも、またいろいろな集まりでもお聞きしています。
そこでこのこの民意を受け止め、議員として何が出来るかを考えた時、民意を折々の議会で表すことだと確信しました。もとより美術館反対を唱え会派を出る結果となった私は彼我の議会勢力からいって可決の可能性などないことは分かっていました。しかし議会では少数でも民意を愚直に表すことが議員の努めと思います。
 今回は4人でしたが来年度予算では多分10人前後の方が美術館建設予算に反対することでしょう。
 署名中伺った皆さんの凄まじいほどの怒り、不満は非常に新鮮で、そして多くの普通の市民の方が署名を集めてくれたことは議員活動13年目にして新たな感動を覚えました。
 今回の議案は4対39で否決されましたが本当の勝負はこれからです。今回の条例提起を次に生かすため1年後をめどに常設型と言われる住民投票条例を市民の皆さんと共に提案したく準備にかかります。
 なお今議会には現行美術館建設見直し請願も出ており明日の教育経済常任委員会で審査されます。引き続き議会をチエックして頂くようお願いして取り急ぎの「敗戦報告」とします。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-17 00:00

■市議会報告/予告

 12日から第3回定例市議会が開催されました。12日の本会議ではくじ引きの結果で1番となり16人の一般質問者中トップバッターを努めました。
市長の言う「環境行動自治体」や「『国際』海の手文化都市」は海や自然環境を軽視しているのではないかと感じています。
 そこで。
1)下水道の合流改善をしなければ海が綺麗にならないこと、国策でやらざるを得なくなった下水道対策を早く市民に説明すること。
2)海の手文化都市都市を名乗るのに市のHPに海中情報や海の情報が何もないこと。
3)環境行政充実のために研究機能を持つ必要がある、先ず庁内論議を。
と質問しましたが、2)を除いてがっかりするような答弁でした。2問目でこれでは環境行政の充実は望めないと指摘しましたが、連休明けに答弁速記を調べ、質疑共に詳しくここに載せます。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-15 00:03

市長、署名に「言いがかり」?

 吉田議員の質問に「美術館見直し署名は100人分の同じ筆跡のものがあり実質署名は4万7千人程度だ」などと言いがかりを付けていました。100名近くの同一筆跡署名は藤野君宛に来たもので16日の本会議で彼が、なぜそうなったか反論するそうです。
 私のところに届いた署名でも夫婦や家族単位では同一筆跡はありました。署名の時「リコール請求署名ではないから厳格にと言わないが、出きるだけ本人が書いて」と頼みましたが、夫婦あるいは家族で話ながら「解かったじゃあ、お前書いとけよ」なんて事は当たり前にあるでしょう。
 圧倒的権力を持つ首長が「美術館イカサマ署名」なんてネガティブキャンペーン張るようなことは、まさかないでしょうが、「与党議員」でそう触れ回りたい人はいそうです。でもそんなことすれば墓穴を掘ることになるでしょう。「見直し」ではなく現計画「絶対反対」の方が多くなっていて私自身逆に発破をかけられていますからネガキャンやれば市民の怒りは更に燃え広がるでしょう。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-15 00:02

議運で交渉四会派一般質問に制限へ

 今議会では横須賀市議会で始まって以来の出来事がおきました。議員45人の3分の一以上(16人)が一般質問に建つことになったのです。委員会中心主義の横須賀市議会ですが、逆に言えばこれまで一般質問、質疑、討論が極端に少ない事が指摘されていました。昨年までの議事録を見て貰えば、本会議で発言する議員としない議員が明確に分かれる事に気付かれるでしょう。 今回の選挙結果、生きのいい新人が複数現れ、既成会派に縛られたくない議員が増えたため質問者が増加したのですが、今議会、既成会派(公明党)から見計らったように発言のルール化が提案されました。横須賀市議会はこれまで本会議での発言時間無制限が特徴でした。多分与党4派は無所属(8議員)対策で制限を引っ張り出したのでしょう。議運で共産党は規制に反対したが2人でオブザーバー委員ですから限界があります(※交渉会派は3名以上の会派で今は新政会、研政21、自民党、公明党の順)。
 なお今回の選挙により議会の露出度は格段に高まりましたので皆さんこの提案がどうなるか議会の動きをチエックしてください。
 しかし昔の社会党系議員は質問制限に絶対反対してきたのに今回研政21は制限の方向にのったようです。 美術館問題だって一昔前なら社会、共産が運動を引っ張り、地区労系労働団体もそれに共闘との構図になったでしょう。(社民系は3年前に一度美術館関連予算に反対しましたが)。しかし今回これだけの市民意見があるのに現計画建設促進に軸足を移しましました。研政21の佐久間さんは12日の本会議で美術館建設擁護論を展開し、市長は嬉しそうに持論を展開し「そうだ、よし」なんてかけ声が同会派から飛んでました。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-15 00:01

保「革」攻守様変わり

 1980年代までの地区労や市職労など社会党系団体は住民運動にも積極的に取り組んでいました。
 私が1期目社会党公認で出馬できたのは、まさに地区労や市職労との住民運動のご縁によるものでした。
 また私が社会党議員として当選してから提案し実行したことに「市民公聴会」があります。市長に会派として予算要望をするとき公聴会を開き、市民意見を取り入れ要望書を作っていました。研政21に合流して終わりになりましたが今年開けば参加者も多く美術館について多いに盛りあがったでしょう。 しかし横須賀も変わりました。今回美術館見直し署名を担った市民団体は保守系の人たちです。共産党も署名活動に市議2名は加わったものの目立った動きはなく署名も極少数でした。55年体制の完全終焉で民意を汲む勢力も変わりました。この様変り(有権者の求め)を2年後の市長選と4年後の市議選に結びつけたいものです。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-15 00:00

本日市長に美術館署名を手渡しました

 昨日集計の結果合計55,116人の方の署名が集まりました。
 段ボール2箱に入れ会見場所の貴賓室に運びましたが、箱を持ち上げたとき民意の重さを十分に感じました。
 因みに私のところに8日までに集まった署名は8521名でした。有り難うございました。(なお私あて郵送で送られてきた方や賛同者に名を連ねて頂いた方にはハガキにて別途報告いたします)。
 先週署名を市長に手渡したいと秘書課に連絡したところ最初は市長公務多忙で森田副市長が受け取ることになっていましたが、その晩秘書から電話があり「会議中だが市長が抜けて受け取るので9日午後2時にしてほしい」と連絡があり市長に手渡すことが出来ました。
 今日は署名をした議員9名中の6議員(一柳、吉田、藤野、原島、ねぎし、井坂-敬称略)と民意が市政に生かされることを願う会の方々10名が一緒にとどけました。招かれざる客であるだけに会見時間は5分ほどと言われましたが10分ほどの会見となりました。議員は発言の機会があるので、願う会の代表が声明を読み上げ市民の声を市長に伝えました。
 市長は「意見の多様な時代だから様々な意見がある、今議会でまた質問も出るだろうからその場で意見を述べたい」と余り元気のない様子で述べましたが、不退転の決意で作るであろう事はヒシヒシと感じられました。
 なお神奈川新聞などマスコミ数社が取材に来ていましたから明10日の新聞を楽しみにしていてください。また9日午後6時5分TVKニュースでこの時の様子が放映されました。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-09 00:00

2003寒い夏と濁った海 対策1

 
 夏は終わりました。2003年の夏は1993年以来長雨大雨に祟られた10年ぶりの冷夏でした。
 1993年の前にあった冷たい夏は、確か1980年だったと思います。80年の夏は関東地方のみが寒く、当時横山市長が画策していた猿島レジャ-ランド大埋め立て構想に反対していろいろな企画を立てましたが随分雨に泣かされた覚えがあります。 
 夏くらい綺麗な海で泳がせて
 冷夏の思いではさておいて、今年海水浴に行って気持ちよく泳げましたか?
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長期大雨で生下水が大量に東京湾へ流れ込んだため長期赤潮状態になった。
場所は猿島海水浴場、これでは気持ちよく泳げない。人影もまばらだ。

 いつも海が濁っていませんでしたか。東京湾だけでなく相模湾も濁っていました。真っ茶色で10cmも見えないと言
うヒドイ赤潮はなかったが、いつも緑色か茶色っぽく、お腹まで海につかって自分の足を見てもハッキリ見えないと言う日が続きました。 この濁りは長雨そして台風の大雨によるもので合流下水道故の雨天時未処理下水が大量に海に流れ込んだからに間違いありません。相模湾でも河川からの汚れた雨水が大量に流入し富栄養化させたそして相模湾でも下水道が相当影響していると思わざるを得ません。それ以外は汚染源は考えられません。
 横須賀市は「国際海の手文化都市」を標榜し「環境行動自治体」とも言っています。しかしこんなに海が濁っていても何も発言しませんし合流改善も一言で言えば国任せです。再三の私の要望にも市長はとんちんかんでつれない答弁を繰り返していました。
 日本に冠たるITの横須賀ですが海の情報は市のHPに何の書き込みもありません、魚一匹の写真すらなくサンゴの情報もなし、更に艦船や漁業も含め海事情報は何も掲載されていません。
 「国際海の手文化都市」と宣うけれど市長のイメージする「海の手文化」は、海を背にして絵を見たり、音楽を聴く事なのではないか、海は単に景観、眺望の素材でしかないのでしょうか?
 横須賀は 東京湾と相模湾を持ちます。東京湾西側は 東京を含め横浜川崎、本市と大都市が連なりますが、東京、横浜、川崎など海に触れあえるところは殆どありません。横浜なんて普通の市民が立ち入れるのは山下公園と野島界隈だけです。川崎などは臨海部は殆ど工場地帯の灰色イメージです。それにひきかえ横須賀の海は自然が良く残っています。生物も多様です。ならば景観としてだけでなく海に触れることが大事。触れることを具体的に考えると泳ぐ、潜る、生き物を見る、釣りをする、美味しい魚介味を楽しむことがあります。
 そこでどうすれば海を綺麗に出きるのかをもっと真剣に考える必要があります。先ず夏綺麗な海を実現する為に、合流下水道の改善が求められます。国も10年以内に取り組むよう各自治体に求めています。
 横須賀市の34万人分が合流(雨天時たれ流し)で改善には400億円が必要とこの夏からようやく議員に説明し出しました。400億円で美術館10館分のお金が必要です。一度汚した海を綺麗にするには横須賀だけでもこれだけかかります。
 早くこの数字を明らかにすべきです。そして海を綺麗にする為の「海の手文化性」を発揮すべきと思うのです。9月議会でこの点を問いたいと思います。関連して問いたいところがありますがそれは次回に譲ります。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-05 00:00

御礼 署名8000人を超えました

 6月15日から始めました市立美術館建設見直し署名ですが、本日4日集計しましたところ、お陰様にて8101名の方から署名を頂くことが出来ました。
 誠に有り難うございました。これほどまでの反応に身のしき締まる思いです。 私自身500軒ほどのお宅を廻り署名を頂きましたが、それと同時に多くの方から郵送で、またわざわざ拙宅までご持参頂くなどして集まった署名です。また後援会を始め数十人の方々は署名用紙を持ち帰られ、地域で職場でサークルで多数の署名を集めて頂きました。
 本当に有り難うございました。
 一応第1次署名分はこれで締め切りますが継続して署名活動は行います。9月5日無所属議員の会議を開き今後の展開および皆様の意志を市長に伝えるか協議します。
 署名活動を展開している民間団体「願う会」とも連動し効果的に署名を届けるつもりです。何れにしましても明日の会議で決めますので結果をご報告をします。
本日は8000名署名到達に先ずお礼を述べたく書き込みいたしました。
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by ichiyanagi25 | 2003-09-04 00:00