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出でよ環境派議員、出でよ民間専門家


 6月2日、県と横浜、川崎の2政令市が持つ環境科学センター(名称はそれぞれ違うが旧公害研究所)による環境・公害研究合同発表会が横浜教育文化センターで行われました。
私は午後の部に出かけ昨年起きた赤潮被害の話をメインに聞きました。
 横須賀市は中核市ですが環境科学研究所をもっていません。横須賀からは私のほか環境部職員が何人か参加していました。
 ところで港湾部は港湾計画の改定を今年度行う予定であり、下水道は合流改善と高度処理に今年から取り組みます。実行部隊は国土交通省の取り組みもあり、今年から環境改善に具体に取り組みだしました。しかしながら環境戦略をうち立てるべき環境部からは全体把握する環境計画が示されていません。かつ今打ち出されている環境計画では自然の恵みを享受するといった、一番重要な事柄に何ら具体性が見られないのです。海があまり好きでない市長が標榜する「海の手文化都市」の環境戦略は海の手前で足踏みをしています。

汚染進む東京湾と相模湾
 私が一貫して取り組んでいる海環境では、良くなっているか、いないかは統計値や、見た目ですぐ分かります。なぜならば海は生産の場であり、漁業実態をみればすぐ現在の環境評価が出来るからです。 漁獲変化や漁獲対象種の変遷から環境の善し悪しが分かります。
 良い自然を壊すと海では美味しいエビ、カニや魚が激減し、サンゴなど綺麗な生き物が絶滅、更に大きな個体がいなくなります。
 そして赤潮が出ればすぐ分かります。いまや東京湾も相模湾も人口の集中により大量の下水が流入し赤潮が頻発しています。更に東京湾では浄化と生産の場である浅瀬を20世紀中に徹底的に埋め立てたので、海は綺麗にならず漁獲生産も減少しています。
 また経済部は海の活用を考えだし小田和湾をマリンスポーツや観光漁業の拠点にとその実現に取り組み出しましたが、その相模湾も赤潮が多発しだし、特に夏場は濁りの強い日が多く、気持ちよく海に親しめない日が多くなっています。

市民、市職員、議員に環境派を増やそう
 このような状況なのに自然環境を取り扱う議員が極めて少ないのです。私も50半ば、そろそろ寿命を考える時期ですが、環境派議員が現れないことを危惧しています。それはNPOにも言えます。
 行政は審議会委員などに自然環境を論じられるNPO代表や専門委員を必要としていますが、海川をしっかり論じられる市民の少なさに「困って」います。
 「どなたか適任者はいませんか」と声をかけられるのですが、これはと言う方は既にどこかの委員に就任しており、或いは公務員であったりで、推薦出来る人が少ないのです。残念なことです。市民や市民代表の議員、また公僕である市職員に自然環境を論じられる人材が不足したのでは真の環境行動自治体など実現しないことを認識したいものです。私も全面的の協力している企画です。 一柳 洋
 先ずは8月の小田和湾エコツアーのご案内からします。横須賀の海を知ってもらう企画です。 豪華メンバーが海へ誘い、シーカヤックに乗り、アマモ場と岩場の生き物観察をします。昼には有名調理人の手による佐島の魚がおかずにつく豪華企画。
 更に地元のお土産、潜水機材やウエットスーツの購入割引券がつくなど至れり尽くせりの企画です。詳しくはサイト用チラシをご覧下さい。
 通常なら1万円以上する参加代が僅か3800円。1日20組です。市外からの申し込みが多いですが横須賀の方の参加をお待ちします(横須賀市民優先枠あり)。
 今までは親子シュノーケル教室でしたが、今回は9才以上で40,70の親子でも、カップルお友達でもかまいません(但し小学生のペアはお断り、保護者同伴して下さい)。

締め切りは7月20日です奮ってご参加下さい。申し込み多数の場合は抽選になります。
ひろし通信53号もアップしました。
ダイレクトメールで届いていない方はこちらをご覧下さい。


記事内容 長井海の手公園監査請求結果
        火葬場を巡る不透明/不公平
        追浜にアマモ回復
        緩和医療と在宅での看取り市民協働事業

昨年5月に起きたジェノサイト赤潮の被害状況
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 野島のアマモは昨年5月末に横浜、横須賀で発生し
たアカシオプランクトン、アカシオウズムシにより無酸
素水塊ができあがり数日横浜沿岸に居座ったため海草のアマモまで枯れてしまった。
写真提供 横浜-海をつくる会
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食用のマテガイも同じ赤潮で全滅 共に野島にて。
 屍累々の姿を見て危機意識を感じなければ環境マ
 ンとしては失格ではないか。

昨年10月に起きたドロドロ赤潮
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横須賀東部、普及員撮影(2003/10/20)
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横須賀東部(2003/10/20)

横須賀での異臭赤潮
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解説 昨年10月に同じく横浜横須賀で大発生したフィブロカプサ(和名ウミイトカクシ-海糸隠し)。プランクトン中の糸が粘液と一緒の出てドロドロになる。このプランクトンは酸欠をおこさず魚介類を殺しはしないが船の冷却口に入ると中でつまりエンジンが焼け付く。こういう事では漁民は被害届を出さないようだ。(上掲2枚の写真は神奈川県水産総合研究所のホームページより)

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肥やしを撒いたような色の赤潮。この時異臭が凄かった03.5.25
大津漁港で「このにおいは何だと」私の所にも複数の方から問い合わせがあった。大津漁港は肥やしを撒いたような色で異臭を発していた。

赤潮の主原因はいずれも人口の集中による下水の大量排水に起因する。雨上がりに多いというのは雨で塩分濃度が下がるだけでなく、合流下水による1千万人以上の未処理水が東京湾に流出するからであるが、未だこれを言わない行政が多い。国はその原因を認め今年から各自治体対策を取り出したのにおかしな話だ。

■シーカヤックでアマモを植えよう  よこすか海の市民会議 主催 
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by ichiyanagi25 | 2004-06-06 00:00