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公務員の手当と市の条例改正


 今、公務員の手当が問われています。
 公務員の手当には調整手当、通勤手当、扶養手当、管理職手当、時間外手当、期末手当、退職手当等のほかに特殊勤務手当があります。民間にはない手当が官民格差の象徴であり特に問題なのが特殊勤務手当です。総務省は通達をだし自治体の特殊勤務手当について見直しを求めています。しかしこれは都心の一等地にある公務員宿舎に低家賃で住んでいるなど“特権”国家公務員から見ての格差是正です。
 今議会では一般行政職職員の特殊勤務手当について職員労働組合と合意がなったものについて改正(廃止)条例議案が上程されました。総務常任委員会では16日賛成多数でこれを可決しました(本会議は24日に開かれ最終評決定されます)。
 そこでこの特殊勤務手当廃止について報告し、皆さんの意見をお聞きしたいと思います。
特殊勤務手当とは
特殊勤務手当とは著しく危険、不快、困難をともなう業務に従事した職員に支給される手当です。昔、地方公務員は薄給で知られれていました。本給の低さを補うため行われてきたのがこの特殊勤務手当といっても良いでしょう。ですから今日実態に合わない「特殊」勤務手当が多くあり納税者から批判が出ているわけです。国も見直しを各自治体に求め、積極的に廃止する首長も出てきています。
 昨年の議会人事で総務委員会に所属しましたので本市の特殊手当一覧表の提出を求めました。表を見ると10区分およそ96職種(区分は示されたが職種数は示されないので私が数えた数字)に特殊勤務手当があり5分野の特殊勤務手当が来年度廃止となります。
 日常業務では?-廃止される手当
 特殊勤務手当問題は、その職種に従事するなら当たり前の日常業務であるのに理屈をつけて支給されていることにあります。例えば変則勤務手当の項目を見ると火葬場、市民病院調理員、清掃工場、文化施設、図書館、博物館、体育館勤務の職員には変則勤務手当として月5千円から8千円支払われています。
 市民病院などこの手当が出ていたのに早朝出勤に抵抗があり数年前までは患者の朝食には学校給食以下の調理副食なしの冷たい食パンを週6日提供していました。5年前の入院で朝食のひどさに憤慨し退院後、議会で追及3年ほど前に米飯朝食に切り替わりました。
 また税務徴収に従事すると「普通手当」が月給の6%、訪問督励などすると日500円がつきます(督励手当は07年度まで残ります)。また関係職員が用地買収などの交渉に行くと昼間180円、夜230円の手当が出ると言った具合です。これら手当が06年度に廃止となります。市民病院分の特殊勤務手当は27種ほどありますが今年度は一切見直し交渉はされず全部来年度(06)の以降の交渉になります。
手術手当は10%支給の怪
一番“高配当”な特殊勤務手当は手術手当で、手術料金の10%が支払われます。百万円の手術をすると10万円の手当となります。外科医なら月何回かは確実に手術しますから結構な金額になるはずです。手当ほしさに手術を進めるなんて事はないと思いますが、チエックの意味からもインフォームドコンセントとセカンドオピニオンは絶対にとる必要があると思います。この時同じ手術室に入る看護師には100円しか支払われません。随分差別的な特殊勤務手当ですし患者に不信を感じさせる手当といえるでしょう。
 たぶん外科医師不足を解消するために作った手当だと思いますが、時代に合わない手当は早く廃止すべきで、技術料として評価する手術手当は明確な基準にすべきでしょう。
地域加算の調整手当
特殊勤務手当の次に首をかしげる手当に調整手当があります。
調整手当とは民間賃金、物価及び生計費が特に高い地域に在勤する職員に支給される手当です。
 地域別に支給率が定められており国家公務員にも支給されています。東京23区は12%、大阪市や甲地とされる大都市圏内は10%で、本市は10%支給です。
 後は6%、3%となり三浦市は6%です。ところでこの10%は本給にたいし支給されると思うでしょうが、違います。調整手当は本給以外に役職手当+扶養手当を合計した分に加算されます。今回地域手当と名を変え条例改正されますがこの見直しは国も求めていませんから名を変えたまま据え置きです。
 調整手当の支給例  
 ご存じのように公務員の本給は級と号の組み合わせによります。一般公務員給与は1級から8級まであり号給は1号から37号までで構成されます。公務員の本給は最低の1級2号の12万4,800円から始まり、最高は部長職の8級22号で569,700円です。なお管理職手当は以下の通りです。
 部長級 99,500円~約11万1千円
 副部長 86,000円~9万5千円 
 課長 66,000円~約7万9千円
地域手当が付くとどの様な支給額になるか部長職を例にとり示してみます。8級22号の部長で配偶者+扶養1人の場合、本給569,700円+管理職手当平均10万6千円+扶養(14,100+6,000)×10%=約77万円となります。因みに市議の報酬は月額は66万5千円で通勤手当を含め一切の手当はありません。これら手当により課長になると市議の報酬を超す人が出てきます。
  住宅手当 そしてもう一つ官民格差を感じさせる手当に住宅手当があります。
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 表のように国家公務員との差額は持ち家で13,300円、賃貸で3,900円となります。国家公務員の味方をする気は全然ありませんが、民間大手企業で3万円以上の住宅手当を支給している企業は少ないとデータにあります。総務部は私の問いに「市内民間企業との比較はした事がない」と答えていますが納得できません。調整手当に地価は含まれているはずですし、官民格差が問題視されているのですから、少なくとも市内大手企業との比較をして妥当性を明らかにすべきと思います。
 私は17年前まで市内中企業(注)に勤めていましたが調整手当も住宅手当もありませんでした。中小企業で住宅手当があるところはまずないと思います。
なお矢印の配偶者名義及び親名義の家に同居していても支払われていた2つの住宅手当は4月から全廃となります。
そこで此をお読みのサラリーマンの方、あなたの住宅手当はお幾らですか?お聞かせ頂けませんか。貰っていない人のご意見でも結構です。メール等でお知らせ下さい。
注:常用労働者1,000人以上を大企業、100~999人を中企業、10~99人を小企業。
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by ichiyanagi25 | 2006-03-23 00:00

緩和医療に市長前向き答弁


今06年度予算議会が開かれています。
 3月2日緩和医療について市長に質問し、録音を起こしましましたので質疑全文を以下掲載します。市長は緩和医療に促進の方針を示しましたが・・・。
 予算議会個人質疑 質問一柳
 緩和医療について
2,医療政策について
 次は市民に対しての安心面に関して医療について質問します。
 来年度予算で小児救急体制や循環器疾患への対応充実は結構なことだと思います。
 さて心疾患、脳血管症とがんが3大死亡原因ですが、衛生年報でこの20年の傾向を見ますと心及び脳血管症での死亡数は横ばいですが、がんについては1982年に比して2倍近いのびを示し、がん死亡は脳血管症の3倍、心疾患の2倍になり、ここ数年を見ますと毎年1100人を超える市民ががんで亡くなられています。その多くは病院で亡くなられていますが、最後の希望も言い出せずに終わる人も多くおられます。またがんの場合は末期でも頭脳は明晰ですから死の恐怖にさいなまれ、更にがん性疼痛の二重苦にさらされます。又がんによっては食事も楽しむことができず死に向かうこと、そして呼吸の苦しさも加わります。
 県はがんに対して特別な取り組みをし出していますし、本市においては横須賀共済ががん拠点病院に名乗りを上げるべく準備を始めているとも聞いております。その中で現状を見るとがん対策で今市内で何が足りないかというと緩和医療であります。
 終末期を迎えた方への緩和医療提供が求められます。緩和医療は最近クローズアップされてきてはいますが、いざ探すと市内ではなかなか無く、唯一の民間病院でもホスピスは3ヶ月待ちと聞いております。終末期の患者、家族にとって緩和医療は時間との競争でもあり3ヶ月待てる人は多くありません。
 昨年受けた病院機能評価でも「市民病院は死亡者数に対し緩和医療の取り組みが不十分で今後の対応に期待したい」とあります。緩和医療はがん告知から始まると言われていますが、今はとりわけ、死の恐怖とがん性疼痛に苦しむ終末期の患者さんに緩和医療の提供をすべきと思います。市長言われるところの安心の提供として公的病院は何をすべきか、市長の基本認識をお聞かせ頂き、また公的病院でどう対応するかのお考えがあれば併せ伺いたいと思います。
 市長答弁
公的病院における緩和医療に対する考え方と対応であります。
 がん患者が増加する一方で緩和医療の提供が十分でない状況の中で、公的病院が緩和医療を充実させる必要性があることは認識しております。市民病院では平成18年度から緩和医療の経験がある精神科医師1名を増員致しまして、医師、看護師、、薬剤師によるチームを編成し末期がん患者さんへの緩和医療を実施する予定です。
 又在宅ケアについても拡大する方向で努力していきたいと思います。なおホスピスについては施設の整備や専任医師、看護師の確保など様々な課題がありますので、検討していきたいと思います。
第2問
一柳
 お答え有り難うございました。
 各質問にわたり方向性は一致していると思いますので、今後又提言をさせて頂きお互い意見を交換しながら実施に向けて行きたいと思います。
 2点ほど質問と言うより更に見解を伺えればと思います。医療に関してですが昨晩市民病院幹部の方と図らずもお話しする機会がありました。その中で入院をとると言うことではマンパワーが不足している事も言われておりました。例えば看護師について言いますとがん患者(を診るため)の認定資格というのは4つほどあるそうですが、研修をある程度の時間をかけ受けて資格を取るそうです。
 受けた人もいたんですが取れなかった言うことでした。資格を取るためには時間がとられるわけです。看護師さんが不足している中でそういう時間をとるのも大変だと思います。是非市長(答弁された)そういう意気込みでマンパワーも確保するようにと言うことで市長が重大な関心を持っていることを、市民(病院)とうわまちに対して早期にそれが実現できるように必要なら予算措置もつける、くらいな事を言って頂けるのかをお聞かせ下さい。
市長答弁
(がん)患者の入院の問題については、やはり自分の両親もがんでなくなっていますし何とか終末を穏やかに過ごして貰いたい思いは切実でありますんで、ご指摘のような終末のがんの患者に対する医療は、是非充実をさせたいと強く思っております。
 只、予算措置をするとかは今ここでは申し上げることはできませんが、そういう気持ちは強く思っている事は申し上げたいと思います。

*2問目はお互い原稿用紙を持たずに質疑応答しますので、一問目の質疑と違いを感じられるかと思います。なお環境問題への基本的見解と米兵犯罪についても質問していますので後日今回と同様にアップします。宜しくどうぞ。
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by ichiyanagi25 | 2006-03-08 00:00

民主の迷走ぶりに思う


民主党が揺れています
 見ていて情けないと思うのは皆さんと同じだと思います。
 永田議員や民主党執行部の潔さがないところが最も情けないですし、捏造メールを提供した記者を未だ信用する政治センスに呆れます。また選挙運動を一生懸命して勝ち取った議席(比例復活だが)を幹事長一任とは何でしょう。ここは汚名を晴らすためにも「議員として活動を続けさせて下さい。半年くらいは表に出ずしっかり勉強し直してから皆様の前に出てきます」といって、それ以上は自民につけいれられような発言を慎み、悔しいけど武部氏の名をあげ直接謝るしかないでしょう。それができず自民を勢いずかせたのですから首を差し出して後は自民の懲罰動議に委ねるしかなくなってしまいました。
 それでないとマスコミは民主党追及に血道を上げ続けます。菅さんの年金の時より今度はよほど粗末なのですから、それくらい読んでほしいと思います。
 信頼を失った議員や党首を守るより、国民のためにより大きな問題を追及する方を優先すべきでしょう。小泉さんの手に乗らないためにもそうしてほしいものです。
他山の石
 市会議員の仕事は行政への監視批判代案提起ですが、批判監視勢力を任じる議員は私を含め改めて今回のことは他山の石にしたいと思います。
 私の所にも怪文書を含め「此を追及してほしい」という要請が時々ありますが、裏をとらずに質問はしません。4年前数十億円規模が動く中央駅前のハコモノ計画を追及しましたが、徹底的に資料請求をする事でご白紙撤回に追い込みました。「○○議員に金がわたっている」との情報も寄せられましたが、此は警察でなければ証拠は取れないので公式には一切発言しませんでした。証拠が渡されたとしても弁護士と相談し警察に渡したでしょう。疑義ある計画を止めさせることに集中しました。
 話しを今回の件に戻して考えると、今の民主党執行部に叩き上げがいないことを痛感させられます。学歴とか血統にこだわりすぎた結果か、あるいは都合の良い人で堅めすぎたからかもしれません。もっと野にいて叩き上げられた人が出てきてほしいものと思います。今回のことで政治家は出身大学など「学歴」は関係ないことはよく分かったと思います。役に立つ政治家を育てる教育システムが必要と思います。現状を見ると高校生あたりから政治の見方や歴史、外交をリアルに知る教育が必要と思います。特に大学の政経学部はこの辺を十分やってほしいですね。
 しかし政府(文科省)は国民を利口にすることはやりませんから一番は個人がその志向を持ち勉強することだと思います。また政治家を目指す人は世の中に未だ日の当たっていない課題を取り上げ苦労する経験も必要でしょう。先月56歳になり60が迫ってきた議員の感想です。
明日2日環境問題を中心に質問します
 午前中は共産と自民市民クラブの質問があり、その後に無所属議員の質問になりますから多分午後一時台に質問時間が回ってきそうです。今回は蒲谷市長が初めて組んだ当初予算ですから選挙時公約にした螢や親水性についての考えを聞いた上で成熟期時代の環境政策は自然の回復を中心に見据える事。そして環境戦略を立てる組織が必要で市長はどう考えるか、というのが質問の趣旨です。自然環境問題はどの会派も取り上げなかったのでここを中心に質問します。また緩和医療と今回明らかなになった米兵による公務外事件、事故の多さと補償の現状に対し市長の考えをただします。
 横須賀市議会の良き伝統であった質問時間無制限が今期から撤廃され無職属議員は質問時間を20分に制限された為テーマを絞って質問します。ご注目お願いします。
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by ichiyanagi25 | 2006-03-01 00:00