<   2007年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

続報民意は議会に反映されたか第3弾

       議会ポスト決まる
先週の11日臨時市議会が行われ正副議長他のポストが決まりました。
 今回、正副議長選挙は立候補制の前段階として「届け出制」との制度を作りました。
 所信表明してから投票をとの要望は門前払い
 結果議長に2人、副議長に3名の候補が出ましたので、候補者が複数いるのだから議会で立ち会い演説会を行い、それぞれの所信を述べて貰ってから投票するよう求めました。しかしながら新政、研政、公明の3派連合から今後の検討課題として、ここでは「俎上に上げる必要なし」ということで葬られました。正副議長ポストから外された自民がこの提案を議題にすべきと発言しましたが、数で押し切られ、立候補理由を聞くことなく投票となりました。
 なお神奈川新聞に「所信表明認められず」のタイトルで一部議員から「正副議長候補者は所信表明を」との申し入れがなされたとある一部議員とは、上記の通り私の事です。
また12日の同紙の報道では「従来の会派にポストを割り当てる方式を改め」とありますが何を根拠にそう書いたのかよく分かりません。そこで今回のポスト争いの顛末に対する私なりの感想を以下記します。
 ポスト割りから候補者届け出制へ?
いつもの事ですが選挙が終わるとすぐにポスト争いが始まります。議長選を制するには先ず多数をとり第1会派になることですから、様々な引き抜き合戦があります。会派順位が決まったところで限りあるポストを巡って、どこを外すかの連合が組まれます。また既成会派の中では、自分に付いてくれる同調者争奪戦が行われます。今回私と同期の議員が会派内で争っているとの話しも聞こえてきました。それとは別に今期は早々に「自民外し」で決まり、新政、研政、公明の3派連合ができあがったことです。
 政治の世界で来年以降の予測は「鬼も大笑いの世界」 ですが、今回の結果から推測すると今期4年間は第1会派の新政会が議長職を占める可能性大(ただし2年後に大荒れの可能性あり)とみます。そして副議長は公明と研政に2ずつ振り分けるのではないかと思われます。
 なぜなら、もし円満人事で副議長を決めるのなら第2会派の自民から選ぶのが筋です。自民は第2会派から副議長をと各派代表者会議で主張しましたが、公明が何としても嶋田氏にと譲らず、後の2派も話が付かねば選挙でと押し切ってしまいました。公明の嶋田氏は今期で定年ですが、この4年の中で副議長に就けば問題はないはずです。また交渉会派は4ですから4年で各会派順繰りにすればよく、こうすれば議長も後半2年目は自民に譲ればよく、どこかを外す必要はなくなるからです。
 また市議会代表で出て行く水道企業団議員以下、競輪、後期医療連合議会の3ポストも研政、公明、新政が占めました。
 この様な経過の中で正副議長選挙のみ届け出制となりました。このままでは勝ち組と負け組のみの選挙となり、勝負のついた選挙になってしまいましたが、非交渉会派ニューウイングのお二人が果敢に立候補されたことで、選択肢が示されました。
 そこで今回の正副議長に立候補届け出したのは以下の通りです。敬称略
 議長 山口道夫(新政会)上地克明(ニューウイング)
 副議長 嶋田 晃(公明党)佐久間則夫(ニューウイング)高橋敏明(自民党) 
なお議長のみ任期は2年で後のポストはすべて1年で辞表を出す習わしです。
 選挙結果内容と戦わない共産
 単記無記名方式(通常の選挙と同じ書き方)の投票結果は次の通りです。
 議長 山口(新政)32票 若山(自民)8票 上地3票
副議長 嶋田(公明)24票 高橋(自民)10票 佐久間(ニューウイング)6票
     井坂(共産)3票-届けでない人にも投票することは出来る
無記名ですから、どの議員が誰に入れたか分かりませんが、3派連合の票数は24ですから、山口さんは無会派3と共産、創明の票も獲得したことになります。上地さんは基礎票の2に無会派1が加わった数字。山口さんに無会派などの票が加わったのは政策を聞いた上での判断と人柄かと思われます。
 副議長は見事に割れました。当選した嶋田氏は3派連合以上の票は得られませんでした。自民高橋氏は10に増えましたが、これは創明の2が加わったようです。佐久間さんは無会派全員の票が加わり6票になりました。要するに共産以外の非交渉会派の8人は3派連合の候補名は書かなかったことです。ひとつ余談を記せば敗戦必至の選挙に8,9期目の若山、高橋氏の名を出したことをどう見るかです。
 更に意外なのは共産が正副議長選に立候補しなかったことです。国会の首班指名でも、どこの議会でも議長選挙では自分たちの名前を書くのが共産党の方針と思っていました。これまで横須賀市議会でも接戦の時は非自民の他候補に入れていましたが、今回の様な場合立候補しない事が意外でした。まして3月に交渉会派を4に引き上げた会派に属する人の名前を書くとは、政治性を疑い戦わない共産党なのかと思ってしまいました。
 取りあえずポスト割りの結果が出て、私と同期の議員(91年当選組)が正副議長になりました。今後開かれた議会と少数会派への配慮をする議会運営を望みます。
 しかし来年以降の正副議長は同期の5期目と、5期目以上は4人になった8期9期目議員の思惑、そして4期生の動向もあり、会派再編もありの波乱含みで推移することでしょう。そしてそれらポスト取りとは違って非交渉会派がこの様な市長支持会派のみで決まる議会運営にどう対抗していくかです。
 議員心理と議会代表としての役割
 地方議員は国会と違い閣僚ポストはありませんので、議長が最高の名誉職です。大会派にいる3期目以上は議長ポストがちらつくはずです。中には議長なりたしで、敵を作らぬように自分の意見を封じる人もいます。
 また議会内有給ポスト(正副議長の他監査、農業委員そして議会代表の水道企業団、競輪、後期小医療保険の計10ポストある)は収入として実利面で美味しいこともあります。しかし「名誉と収入のために、やらしてくれ」では、幾らそれが本音としても話しになりません。役職に就く人には理念を持つ人が求められ、何より市民のためにの心がけが求められます。有権者の皆様はその視点でウオッチして下さい。
 また水道企業団、競輪、後期高齢者医療保険の各議会に出る議員は議会代表ですから、それぞれの議会でどの様な論議されているか、議会に報告し、必要に応じて所管の委員会で論議して欲しいと議運に申し入れました(非交渉会派でも委員外委員として発言を求めることが出来ます)。これには各会派とも賛成してくれ、今後どの様な方式にするか決めることになりました。各議会の課題は神奈川新聞を参照してください。    07.5.12神奈川新聞
f0165519_10551125.jpg

[PR]

by ichiyanagi25 | 2007-05-16 00:00

続報  民意は議会に反映されるか第2弾

       交渉会派とポスト取り
                           
5月2日新議会の会派届けの締め切り日で会派届けが出されました。
 5月3日の神奈川新聞に会派構成が出ていますが、議会ホームページでもまもなく閲覧できます。
 信託後の会派入りと民意の反映
 今期の最大会派は10名を確保した「新政会」になりました。新政会は旧田川系と表現されることがありますが田川さんの影響下にあった人は今やごく少数で、牧島県議系保守(自民党籍持つ者含む)と嘉山県議系、それに独立系保守の集まりといえましょうか。ついで自民は8名。選挙時自民党を名乗った9名中、山下氏を除いて会派を結成。前期後半「自民市民クラブ」として旧民社系の2人で会派を作っていた高橋氏が自民に復帰しました。
 公明は7名のまま。5人になった「研政21」には矢島、岩崎の両女性市議が加わり7名になりました。お二人は前期まで市民派や改革を名乗り既成会派に属せず活動していましたが、既成労組会派入りは有権者からどう評価されるか、注目されます。なお会派名は「研政よこすか市民連合」となりました。以上が交渉会派で、すべて市長支持会派、いわゆる「与党」です。
 「市民連合」なる名称のルーツは1983年、三教組が加藤純子議員を当選させた際、社会党と会派を組むときに 「* 市民連合」としたのが始まりです。91年、矢島氏がネットで初当選した際、社会党と会派を組みましたが、社会市民連合を継承しました。95年にはネットが2人当選し社会党と組んだので「社会ネット市民連合」としました。91年私も社会党公認として初当選して会派を共にしましたが、当時の社会市民連合は保守官僚の横山市長とはガチンコで戦う会派であり、基地問題では常に対峙、またハコモノでは総合芸術劇場反対、安浦(平成町)埋め立ては環境破壊と厳しく市政をチエックしていました。16年の歳月で市民連合の意味するところは大きく変わったとの感慨を待ちます。
第5会派は共産の3名ですが3名以下は非交渉会派ですからポストとは無縁です。上地、佐久間両氏は既成会派入りをせず「ニューウイング」を維持。竹内系県議のお二人は「創明クラブ」を結成されました。残りの私、吉田、藤野君それにネットの滝川さんは会派に属さず無会派とくくられます。無会派は4人です。なお今期一人は会派とは言えないとの決めでネットも無会派と称されます。
 問題は交渉会派が全て市長支持会派で占められたことです。これは民意を議会で反映する上で非常に問題と思います。市長、市政をきっちりチエックする議会にするために、今後この小会派と無会派が現実的判断に立ち、交渉会派を作ることが出来るか、ご注目ください。
議会ポストと情報公開
臨時会開会までは会派代表者会議が行われ、市長支持会派の4交渉会派は議会のポスト割りに多忙でした。第1会派から議長を出すことには抵抗はないらしく、話し合いでポストの割り振りが決まったようです。なお正副議長の他、選挙で選ぶ議会役職は、監査委員や農業委員があります。
 また横須賀市議会を代表して出て行く県下の議会には県水道企業団議会、今期から設置される後期高齢者医療保険議会などがありますが、これら有給のポストは既成会派の話し合いで議長指名推薦にするのではなく、何れも選挙で選ぶ必要があると思います。特に市議会代表として出て行く議員選びは今までになく重要です。
 と言いますのは県水道企業団はそのお手盛り体質や高賃金や各種手当てに問題があり、企業団を監視する議会として改革を急ぐ必要があります。水道企業団はジャブジャブ体質改善にようやく手がつき出したとはいえ、これまで出身母体の市議会に何ら報告義務がないため、他の議員は何がどう行われているかさっぱり分からず、このような状況は市議会代表としての役割として問題であると感じています(因みに水道企業団議員は月額10万数千円の報酬が貰える)。
 また後期高齢者医療保険議会は75才以上のお年寄りを、別な医療保険制度に移行させるためための制度改革ですから更に重要です。定例会毎に所管の委員会への報告が必要であると思います。またその報告を受け理事者の意見を聞き、委員会で審査しそれを持って横須賀市議会の意見として議会で発言することが、真に議会代表の役割であると思います。
 交渉会派の思惑と監査委員のありよう
 記述通り議会役職には正副議長だけでなく、監査委員、農業委員と有給のポストがあり、また議会代表として出て行く上記3つのポストがあります。交渉会派を組む一つの側面(あるいは最大理由)は議会ポストの獲得にあります。なお委員長職については横須賀市議会は昔から無給でしたので、会派順に応じて振り分けられます。
 私が1期目の91年から94年までは社会党が有給ポストから外され、委員長ポスト以外何も取れず、数下の与党会派民社に監査委員が回されていました。これには先輩議員が大反発、議運で罵声が飛び交うなど議会での喧嘩の仕方を学びました。
 会派順にポストを振り分けない「与党」連合の画策に自民長老の石渡さんが怒り、社会党について、議長を叱りとばしたりと、テレビ中継したら視聴率は上がるだろうと思ったりしました。露骨な社会党外しで議運はもめますから会議は深夜に及び、明け方に決着が付く深夜早朝臨時議会が2度ほどありました。その当時から見ると今の議会は侍が減り随分おとなしくなったなと思います。
 95年選挙後は自社さ政権下(村山総理)で社会党外しはなくなりましたが、今思えばこれが旧社会党系転落のスタートで労働団体の連合を接着剤にして、旧社会と旧民社系が2000年に合流、研政21の結成になります。
 正副議長人事が一番もめますが、その後は交渉会派の話し合いにより、ポスト割りが行われます。有給ポストには監査委員、農業委員、そして水道企業団議員、後期高齢者医療保険、ほか競輪組合(これは早く止めた方が良い)があります。有給ポストでも農業委員会は殆ど政策的に影響をもたないので、各派の新人に振り当てられます。
 問題は監査委員です。監査委員は議会から2人出しますが、私は監査はすべて外部監査に移行すべきと思っています。市長が提案し「与党」議会が信任する代表監査委員、そして市長人事での職員を監査事務局長にして、また与党議員が2人が監査委員になっても厳しい監査は出来ないと思うからです。梨下に冠を正さずです。有権者の皆様はどう思われるでしょうか。
交渉会派の負け組勝ち組
 ミレニアム以降前期までは研政21と新政会が連合して人事権を握っていました。特にN(研政-引退)J(新政会、現役)コンビの議会工作に自民は8年間議長ポストは取れずじまいです。また3期前までは、1年で正副議長をたらい回しにしてきましたが、「あいつには議長はやらせない」との思惑と私は見ていますが、議長のみ2年任期制にしました(副議長は1年交替)。
 6年前には自民は公明と組んで正副議長選に挑みましたが、何れも小差で敗退、以来市議会自民党は議長をとれない状況が続いています。今回8名の第2会派になりましたが、2年後議長ポストが取れるかは定かではないのが政治の世界です。
 また私と同じ5期目の議員は7人いますが、矢島氏が研政入りしたので私以外全員交渉会派(市長支持会派)に属しましました。これまで同期では3名が副議長職を務めています。私を除いて6名は議長や副議長ポストを狙えるわけですが、好き嫌いや派閥力学があり思惑通り行くかです。6期目7期目は引退や落選でおらず8期以上の長老ベテラン議員は9期目の若山、竹折8期目の神保、高橋の4氏だけですが、若山、高橋氏は副議長も経験していません。今期どうなるか、わかりません。そして議会人事や会派運営を巡ってこのままの会派構成で行くのかも分かりません。皆様は自分のためでなく市民のためにどう動くかでご注目下さい。
 なお臨時議会は11日に開催され、議長以下の各ポスト、議運と4常任委員会の配置が決まります。なお因みに事前の振り分けで私は今期は建設常任委員会に所属します。無会派は4人ですので4常任委員会所属の希望は調整出来るようになりました。end
[PR]

by ichiyanagi25 | 2007-05-05 00:00