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人ごと市長に抗議文

-あなたが向かって言うべきは国です-
 27日から「原子力空母の安全対策に対する市民説明会」が市主催で行われますが、これは本来、市が国及び米政府又米海軍に求めて、国の責任で横須賀市民に対し説明させるべき事です。
 国から送られてきた蒲谷市長は市民から選ばれたことを忘れ、加えて政治家として市民を代表する市長として振る舞う事をせず、官僚感覚で国が求めることを、まさに国のお先棒担ぎで説明会をやることが許せず抗議を考えました。
 そこで先週無会派議員3人に抗議を呼びかけたところ、賛成とのことでしたので4人連名で抗議文作成にかかりました。
 なおこれは原子力空母母港化反対派だからとして行ったわけではありません。配備賛成でも、やむを得ないと思う方にとっても、市長として国や米政府米海軍に求めるべき事をしないで、国出先機関意識の丸出しで行っていることが問題なのです。
 今回の抗議は市長としての職責と認識を問うものであることをご理解下さい。この市長、本当に何をするにも人ごとですから、市政百周年だって盛り上がりも何もありません。その市長にカツを入れる抗議文です。言いたいことは全て本文で言ってありますので抗議文をご覧下さい。
 なお20日に市長に直接手交したいと秘書課に申し入れました。こちらは4人の連名で出すことから複数名であえる日時の調整を依頼しましたが、市長は10分ほどの時間も取れないらしく、結果24日午後4時、職務代理者の杉本副市長に藤野君と2名で抗議文を読み上げた後、手交しました。その後5、6分やり取りがありましたが、相手が市長本人ではないので打ち切りました。
 なお、27日から10回行われる説明会には市長助役が出席せず、担当課長が40分ほど説明した後、15分休憩をわざわざ取ってその後2,30分質問を受けるが8時半になったら打ち切るとのことです。課長だけでは締まらないので、企画調整部長と市民安全担当部長は出席するそうですが・・・。
 人を集めて、まさに外野の責任取れない者が安全性を説明して、時間が来たら質問打ち切りだそうですから、市長「親衛隊」以外の参加者を怒らせて終わる結果になるであろう事を予見します。
 
         抗 議 文
 横須賀市長 蒲谷亮一様
 
 取り急ぎ用件のみにて失礼致します。
 来週27日より開催されます「原子力空母の安全対策に対する市民説明会」につきましては、以下の理由で開催に反対し、同時に貴職に対し抗議致します。
抗議理由
 そもそも攻撃型航空母艦の横須賀母港化はアメリカの世界戦略による軍事プレゼンス展開のためであり、日本政府は日米安全保障条約に基づき、提供施設である横須賀港を米空母の母港とする事を1973年に認めた。
 そして今回は米海軍と米政府の都合により通常型に代わり原子力空母の配備が求められ、日米合意となり、本市に対しては提供施設である横須賀港への配備受け入れを国から求められ、貴職はその受け入れに同意したのである。
 貴職はこれまで外交及び日米安全保障条約上の取り決めは国の専権事項であると表明されてきた。ならば原子力空母の安全性についての説明は、専権事項論にもとづき国にこそ最大の説明責任があるはずである。故に受け入れ先の市長としては、いまだに多くの市民が原子力空母の安全に懸念を抱いているのであるから、国に対し説明責任を果たすよう求めるべきであり、併せ米政府や米海軍にもそれを求めるべきである。
 しかるに貴職は日米両政府や米海軍に対し直接説明するよう求めもせず、今回、国のお先棒を担ぐがごとく「原子力空母の安全対策に対する市民説明会」を市が主催する事は、市民代表の長として職責を果たさず、まさに本末転倒と言わざるをえない。
 貴職は国選市長としてではなく、市民に選ばれて市長になられた事を忘れないで頂きたい。なお開催を知らせるチラシには「市は原子力空母の横須賀港配備に備え、市民の安全・安心確保の為に安全対策に取り組んでいるところ」などの記述があるが、市の役割を認識しないナンセンスな説明文であり、自治体の長として基本認識の錯誤又は欠如していると指摘せざるをえない。
 前述した通り原子力空母の受け入れに関して、市民に対し安全を担保すべき責を負うのは国であり、そして母港化を求める米政府、米海軍である。貴職が取るべきは市民を代表し、原子力空母の安全性について具体的担保を国及び米政府、米海軍に求め、同時に説明責任を果たすよう求める事である。
 私達4人は上記理由で市主催の説明会開催に抗議し反対する。同時に貴職の基本認識を改められるよう、強く求めるしだいである。
             以上
                          2007年8月24日
    横須賀市議会議員 一柳 洋
       同         藤野英明
        同         吉田雄人
       同         滝川君枝
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by ichiyanagi25 | 2007-08-25 00:00

市完敗の裁判、驚きの全容(その1)

-政治と金も浮かび上がる判決文-

8月1日臨時市議会が開かれました。
 議案はガンで亡くなった田中教育長の後任、永妻氏の教育委員会委員選任の議会同意案件と先月に完全敗訴した「不当利得返還請求」事件における控訴についての専決処分の承認についてです。
 今回の報告は完全敗訴した裁判の控訴についてです。
なぜ横須賀市が訴えられ、一切の言い分を認められず完全敗訴したのか、その理由と経過を審査した委員として報告します。
 手厚い補償
 坂本坂上から坂本火葬場に向かい、池上十字路に抜ける道路(市道横須賀葉山線)が拡幅されて走りやすくなりましたが、その道路拡幅に伴う補償での争いが今回の裁判です。ご存じと思いますが拡幅前には坂本坂上の三叉路に今回の原告Iさんがガソリンスタンドを経営していました。拡幅部分に係わって移転補償を受けるのは土地収用法にもとづき、土地建物の価格が査定され移転、立ち退き補償を受けます。
 それは当然のこととして理解しますが、道路拡幅で補償を受けた後、その裏にあった同じくIさん所有建物の所に、これから拡幅によって移転するであろう、商店の受け入れ先となるテナントビルを建設することになりました。
普通こういう事は民間の自主努力で行うべき事業ですが、市は原告Iさんからの申し入れを認め、市として今後の立ち退き交渉をスムースに行うことと、「生活再建協力」として、そこの建物を壊しテナントビルを建ちあげる補償をしてあげたのです。
 市は建物を除去する事などの補償金を9千万円ほどとはじき、8千万円から交渉を始め1999年に9900万円で妥結しました。市はこの時、補償額の算定根拠の確認の為コンサルに委託したところ、コンサルは補償額を1億4710万円としました。
 原告Iさんは後に情報公開でこの数字を「知り」、市は原告を騙し錯誤状態で契約させ「不当な利得をえた」として昨年1月その差額約4810万円を支払えと提訴し、市は今年6月全面敗訴して請求金額通りの金額を支払わされたのです。
この経過、手厚すぎると同時に何故こうなったかと疑問を感じませんか?
 政治と金 市会議員の口利き?
 先月中旬土木みどり部から裁判の経過について説明を受けましたが、審査する建設常任委員として判決文を読む必要があると思い、7月30日同部に資料要求しました。「出すの出さないの」と数時間もめましたが、私は「公開の判決文を出さないのは専決処分の承認を求める行政として説明責任を果たしていない」として追求し提出に至りました。
 それを読んでびっくり、何とその交渉に市会議員が介在していたのです。被告(市)側主張によればこうあります。「原告は ■■■■ に依頼して土木部と折衝し8千万、9千万、9500万と補償金額のつり上げに成功し9900万円で合意に至った」。明らかに政治家による口利きの存在を認めた主張です。
 この議員(元職)の名前は誰かと質問すると担当部長は「言えない」と答弁拒否をしました。
 私はこの様なことを心配し、委員会冒頭スミ塗りではない判決文を委員会に提出するよう求めました。本来議会の権能として疑惑も追及もするところですから、実名入り判決文の委員会提出を求めました。ここで「与党」と市議会に有りもしない事に染まり「市を守る」という考え違いをし、この様な要求を葬ろうとする議員が出てきます。
 私の要求に同調し、名前を出し審査すべきとしたのは井坂、上地、高橋委員で、委員長代理の指揮のまずさもあり30分ほど紛糾しました。結局賛成反対4対4の同数で平行線。委員長代理は、出さないで良いと決定をしました。
(委員長代理は副委員長です。委員長は当時の市職員で、この裁判の証人として呼ばれていることから、この件を扱う委員会指揮にふさわしくないと私を含め何人かの委員は思っていました結果欠席され副委員長が委員会を指揮しました)。
 そして裁判長の心証を決定的に悪くした市側証人の4名中3名はまだ市に在職しているが、その名も非公開を貫きました。これは行政側の個人情報保護法の拡大解釈であり、こんな事を許す議会であっては疑惑は解明できません。皆さんはどう思われるでしょうか。
 市民に損害をかけたのに反省が感じられない市長と部長
さてこの市全面敗訴の判決が出たのが6月26日です。当事者として事の重大性に気がつかないのか、判決文を入手したのが3日後の29日です。この理由を問うと、「どうして受け取るのか方法が分からなかった」という答弁。これを聞いて市職員のレベルの低さにほとほと呆れました。そして被告である蒲谷市長に報告をしたのは7月4日です。被告として全面敗訴で約5千万円をすぐ支払うことになるにもかかわらず、市長は「君どうなっているんだ説明に来たまえ」とは命じてないことが質疑で明らかになりました。公金5千万を支払い、市民に損害を与えているにもかかわらず、このノーテンキぶりは如何なものでしょうか。
 当事者能力、そして公僕としての緊張感のなさを感じませんでしょうか。本来しなくても良い手厚い補償をして(裏には元市議が介在)、あげく訴えられ、裁判長から「市は嘘をつき悪意である」と断定され完全敗訴したのです(この当時は馬堀の高潮対策事業でも「漁組から補償しないなら港をつくれ」と言われ大津から走水に50億円の港をつくる約束をしています-現在工事中、そう言うことかとの視点でみて下さい)。市民の皆さん、声の大きい者には妥協してしまう市の姿勢をどう思われます。こんな事をしていれば財政危機に陥るのは当たり前です。そしてそれを正すのが議会です。

その2に続く
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by ichiyanagi25 | 2007-08-03 00:00

市完敗の裁判、驚きの全容(その2)

人ごと市長と庇う「与党」議員
 さすがにこのような手厚い補償はこれが最初で最後と答弁していましたが、とにかく呆れます。
 そこで最後に被告である蒲谷亮一市長を委員会に呼び、この件ついて被告本人の所見を聞きたいと要求しました。するとまた委員会の「市長」応援団が声を揃えて呼ばなくて良いと言い出すのです。しかしこの時は、審査を通じて市の対応に呆れたと見えた研政連(前の研政21に女性市議が二人が入って「研政よこすか市民連合」と改称)委員も呼んでもよいとなり、5対3となり今度は委員長、呼ぶことにしました。公明のもう一人の委員は呼ぶ必要はないとこだわっていたことを書いておきます。
 なお今回質問したのは私の他には井坂、上地、高橋氏で委員会の半数の4人でした。
 さて、委員会に出席した被告、市長の所見です。なんと「負けて遺憾、控訴審で頑張ります」と20秒ほどで発言を終了したのです。
 これには呆れかえりました。市民に申し訳ないとか、職員の仕事ぶりについて厳しく指導したとか肝心なことは何もないのです。まさにこの人のガバナビリティが問われます。職員掌握ゼロ市長です。人ごと市長の本質を見る思いでした。
 私は市民の損害に係わる事であるから控訴する事に同意しましたが、市長以下の対応には全く不満です。市民の皆さんにお願いがあります。人ごと市長に喝を入れて頂くこと。そしてこの様な行政を庇い、市政の堕落を厳しくチエックしようとしない議員の行いを、選挙が終わったばかりですが、よく見て頂きたいと思います。
 市長に喝!
 なお本会議で藤野君が市の対応を批判して承認反対の討論をしましたので、私は賛成討論を行い、反対討論趣旨とほぼ同じで人ごと市長の態度を厳しく批判しました。
 討論を参考のために貼り付けておきますが、激論を交わした委員会には多数の議員が傍聴に訪れ、また2社のマスコミが傍聴に来ていましたが、後はマスコミの感度次第です。新聞に載るかどうかジャーナリストのセンスも試されます。ご注目下さい。市政、議会、マスコミとも鈍感力蔓延の横須賀にしては行けませんね。 
参考
 一柳討論全文
議案86号について賛成の立場ですが討論をします。
 今回の控訴には市民への損害を取り戻すために賛成しますが、今、反対討論を今聴いて、反対者の言い分はよく理解できます。
 委員会審査で土木みどり部の説明と答弁を聞きましたが、負けるにして負けたと言う印象です。
 被告、蒲谷市長におかれては100対ゼロの完敗でありながら、そして仮執行で公金5千万円近くを支払ったにもかかわらず市民に対して申し訳のないの一言もなく、紋切り型の「頑張ります」発言のみでは全く遺憾です。
 今回の訴訟は本来すべきでないダブルスタンダードの民民契約に基づく補償をしたからです。その妥結に至る課程では市議会議員の介在も明らかになり、政治と金にまつわる疑惑さえ疑われる事実が判決文から明らかになりました。極めてゆゆしきことであります。
 そして職員の仕事の仕方に市政を預かるトップとしてもっと毅然とした態度をとるべきです。今回の完敗は市職員の証言、また仕事への取り組みについて叱責ものなのに、どう厳しく対処されたのでありましょうか。極めて不満であります。このような意識の元で「只2審で頑張る」だけでは2審で勝てるかも非常に心配であります。
 委員会審査で感じたことは当事者能力の欠如と市民から信託を受けて仕事をしているとの、公僕としての意識と緊張感のなさであります。
 今回の敗訴から学ぶべきを学び、行政として、してはいけないことを明確にして、市長自ら真摯な反省をして市政執行に当たり、市民に損害をかけて申し訳ないとの気持ちで控訴審に全力でと入り組むよう強く求め、討論とします。
(委員会終了から本会議開催まで40分ほどで推考時間がなく少し雑ぱくな文章となりました)

※参考資料-建設常任委員会名簿 ◎委員長 ○副委員長 正副委員長以下は期数順に記載。
◎森ペン(自民)◯室島真貴子(公明) 高橋敏明(自民)一柳 洋(無)島田 晃(公明)丸山明彦(新政)角井 基(研政連)井坂新哉(共産)上地克明(ニューウイング)松岡和行(新政) 
(無は無会派、無所属と同義語、今期から一人は無会派と標記されます)
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by ichiyanagi25 | 2007-08-03 00:00