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52年ぶりの予算修正-市議会終わる

52年ぶりの予算修正、市議会終わる
 是々非々が基本 市長と緊張関係を持つ事
 26日予定通りに予算議会は終了した。
 先ず今回、予算審査での最大な特徴は52年ぶりに市長提案の予算原案を一部否定し、組み替え及び修正動議がでた事だ。結果私達ニューウイングが出した組み替えは敗れたが、吉田市長が掲げたマニュフェストの肝であった救急医療センターについては市長の意向は否定された。
 今回の審査でつくづく思ったが、議院内閣制でない地方政治では市長は議会多数の支持を得ず選ばれたほうが良いという事だ。実は蒲谷さんに対しても「やる気がない」とか「情がない」という批判は相当あった。しかし美術館問題に象徴的に見られるように「与党」(この表現が本来誤解を生む)意識の議員の多くが是々非々を貫かず、与党会派として蒲谷市長に迎合して常に3分の2以上の賛成で議案を通してきた。これが良くないのである。選挙の時応援したから議案は賛成。そのかわりに要求を通してくれとのこれまでの地方政治が政治のダイナミズムを失わせてきた。もうそういう時代ではない。
 地方議員は本来首長に対しては是々非々で判断をして、当局提案に賛成反対の意思表示をして必要により今回のように組み替えや修正をするというのが本来の議員、議会のありようだ。そしてその行動を4年に一度の選挙で有権者に判断して貰うのである。
 なお市議会内会派であるが、是々非々を貫く上で政策理念上の一致がないと会派を組む必要性はなくなる。吉田市長になってこれから個々の対応に厳しい選択が迫られるから、今まで様な政策丸投げで、ポスト取りを主目的としてきた会派構成は矛盾、葛藤を来す可能性がある。その意味では市議多数から応援を受けなかった吉田市長の誕生は良い教材となった。
 この際、議院内閣制でなく本来与野党は存在しない地方議会にあっては是々非々こそ議員のとるべき道との認識を有権者が確認されることだ。これを認識しないから政治は劣化する。私は吉田市政になっても是々非々の基本スタンスは一切変えていない。変わったのは与党意識に縛られてきた主要会派である。
しかし今回もいざとなると腰が砕ける事も見えた。それは前回も書いた、予算の組み替えか、修正かと言う選択が土壇場での急変である。今回紆余曲折はあったものの予算組み替えで纏まったものが一夜にしてニューウイングだけ外され、救急センターやパフォーマンス予算の削除を求める議案は修正になった事だ。
 これに対し団長は怒り心頭と書いたが、今だ怒りは解けてないから再掲しておく。
 私達は地方議会の基本原則に則り来期も対応していく(次期は5月の議会人事)。
 修正と組み替えの違いの認識
 ところで政治を知らない何処かの議員が「市民生活に影響が出ないように予算修正にした」とブログに書いているらしいが、バッカじゃなかろかだ。これは民生常任委の修正案への質疑で私が質問し、私からの提案説明でも述べたが、混乱を招いているのは「市長である」は一致している。ならば「自ら組み替えて議会に出し直しなさい」の方が有効だ。もし市長が居直って組み替えに応じず原案を出し直してきたらその時は否決だし、その時は年度をまたぐような引き延ばしは許さない。
 また当初予算を年度をまたいで審査したからと言って、役所が閉まる事はない。だから火事の時、消防車がでない事もないし、市民病院が診療中止する事もないのである。16年前の細川政権の時を思い出して頂きたい。あの時も年度内に予算は成立しなかったが、国民生活に支障はなかった。政治を知らずに知ったかぶりをしない事だ。
なお民生常任委の修正、組み替えの論議の質疑は19日の民生常任委のネット中継をご覧下さい(本会議提案では質問はなかった)。
 議会をコケにした上下水道局長人事
 ところで予算審査が一段落した段階で、上下水道局長に昨年の副市長候補で否定された岩沢氏を任命する事が24日に判明した。これは新聞記事にもあるが吉田市長が議会の同意が要らない人事で意趣返しとも取れる人事を市長が断行したことだ。
 感情論を抜きにして上下水道局長(昔は水道局のみが企業会計)は歴代プロパーの適任者が就任してきた。私が初当選時には名物局長と言われた斉藤局長が永年勤めており、次は渡部局長、そして上下水道局に統合されてからは下水道部長だった杉本氏、そしてその後任には水道局出身の林氏が局長になった。要するに水道も下水道も技術屋集団だから岩沢氏のような単なる事務屋が就任してもつぶしはきかない。
 私は東京湾浄化から下水道を研究しているが、数ヶ月の付け焼き刃の勉強で覚えられるほど底の浅さではない。上水だってこれは水道企業団がらみでの受水費のシビアな交渉もある。ある議員が言ったが「職員からはお飾り局長して馬鹿にされる」し、議会からは吉田人事の象徴として厳しい質問が出るだろう。
 「ご本人も長年役所で飯を食ってきたのだから、それは承知でお受けしたんでしょう」と冷めた幹部職員のコメントを紹介して、2定以降の本会議や教経委の質問に期待したい。なお議会からは共産を除く5会派から共同の抗議文を市長に渡した(ニューウイングは個人として私が署名した)。 
 なおこの時でも抗議文を纏める中で、岩沢の名は出すなとチャチャを入れたベテランがいたが私は「名前を入れねば恣意的人事の抗議にならない。削るなら俺は降りる」と表明した。その時保守系議員から「受ける方も受ける方だから名前は出せ」となり結着した。また一時事務局からも人事権への介入とか議員倫理条例を出して「牽制」する動きもあったが、私は「議員倫理条例は私利私欲に絡んで議員が人事に介入する事の禁止であって、市長の恣意的人事に議会が行政監視権として抗議をする事は何ら問題はない」と一蹴した。
 なお神奈川新聞は議会から抗議文が出た事を報じなかった。

参考 組み替え動議提案理由 
 本会議で当会派が提案説明した組み替え動議の理由は以下の通り。
 議案第21号 平成22年度横須賀市一般会計予算に対する組み替えを求める動議を提出いたします。以下提案理由の説明を申し上げます。

 まず、組み替えを求める事業は次のとおりです。

ア 救急医療センターの新港交流拠点への移転を前提とした調査費計上
イ 顔写真付き名札導入に関する経費
ウ 財政基本計画策定事業
エ 借金時計ホームページ作成経費
オ 防犯パトロール車整備事業

以上5事業です。

 はじめに、健康福祉部関連の事業、すなわち救急医療センター移転新築についての、組み替え動議の根拠を述べさせて頂きます。

市長は今議会の代表質問に於いて、新港地区での新築の場合と、市長が主張される三春町での既存施設改修費用をいずれも概算ではありますが、比較して答弁されました。
 新港地区への移転新築の場合床面積2500㎡として㎡当たり34万円で総経費8億5千万円。これを60年の耐用年数として年額は1400万円になるとしました。
 一方持論の三春町での改修工事費は総額で6億4千万円で、これを30年で割りかえすと年額は1400万円で年700万円の差となると答弁しました。
インフラ経費では約2億円が浮き、財政難の今では無視しがたい金額差であると言われておりましたが、改修の場合耐用年数は30年で、新港地区新築の場合は60年と自ら答えているように、居抜き改修案では30年後には立て直しとなることを答弁しています。
 私達は選挙時、市長がマニュフェストなる物に掲げた億単位の事業については、独自かつシビアな計算をして費用対効果の点と、財政事情から市民のためになるとの信念に基づき三春町改修案を主張した物と思っていました。しかし整備費の比較約2億円を年に均すと700万円の差しかならないと答えたことは、ろくに調べていない事を露呈したもので、選挙用に既存施設改修を提案をしたのではないかとの疑念を持たざるをえません。
 市民のために、よりよい医療環境が整備されるなら年額700万の差など市民が教授する医療メリットに吸収されると解します。
 今回の予算案では議会の絶対多数から新港地区の移転新築を求められているのにもかかわらず、見直しには言及しましたが、メンツにこだわれているようで新港地区移転に関する予算を計上されませんでした。
 一部の報道では救急センターについては市長と議会の対立と表現してあるところもありますが、代表質問初日に「新港地区立て替えを含み22年度中に検討」と答えたことは全く戦う姿勢を感じません。ゆえにこの問題では議会との対立などは存在しないと私達は思っています。
 私は選挙時あれほどまでに主張された既存施設の改修で何故、議会と徹底論戦を交わさないか不思議でしようがありません。察するにこれは戦えるだけの理論武装はなく、ゆえに説明責任を果たす事は出来なくなった結果だと判断しています。
 また市長は救急センター問題については医師会との合意と表現されますが、ご自身が前市長と医師会とで交わされた「合意」を覆す案を提示されているのですから、自ら方針転換を表明すれば今日にも解決する話であります。そこで私達は市長ご自身が混乱と停滞を招いている本件は、自らが予算を組み替えて再提出すべき事柄と判断し、馴れ合うことなく予算組み替え動議を提出する物であります。 

 つぎに、財政部、総務部および市民安全部関連の各事業に対しての組み替え動議の根拠を述べさせていただきます。

(イ)「名札用顔写真画像処理等委託費」については、従来の名札に比較する有効性が認められず。新年度に控える「地デジ対応機種への変更」や「家庭用警報器設置」等に関して、悪質な訪問販売のツールにされる危険もあり、未だに労組との完全合意に至っていないことなどから削除を求めます。

(ウ)「財政基本計画策定事業」については、議会における市長の施政方針および関連答弁において危機的財政に偏った考えには、市民に対していたずらに危機感を醸成するという点から削除を求めます。
 新年度では、財政基本計画のあり方と表現構成を「広報よこすか」に掲載にすることで足りると思われますので検討してください。

(エ)財政部財政課所管の事務費のうち「借金時計ホームページ作成経費」については、
 市債残高などの本市債務は日利や月利を基準としていないので、リアルタイムで変化するという発想はが正しくありません。市民に財政を身近に感じていただくとすれば、「借金」のみならず、「人口動態」「予算執行率」「滞納未処理残高」など様々なファクターも含め一覧で可視化すべきでものありますから削除と再考を求めます。

(オ)地域安全課所管の地域安全安心活動推進事業のうち「防犯パトロール車整備事業」については、警察のパトロールと本市のパトロールは役割分担をすべきであると考えます。また、各委員の皆様から指摘があった「警察官と間違われる」ことへの危険性も配慮もすべきです。
 日中は業務として使用し、早朝・夜間には県警や防犯協会などとの協議を行い、10台のパトロールカーの有効運用を検討することを求めます。

 以上、ニューウイングよこすかの議案第21号に対する組み替え動議といたします。 
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by ichiyanagi25 | 2010-03-29 12:13

新聞報道と実際の議会の動き

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                        18日の本会議の模様を報じる朝日新聞。
                    神奈川の記事より詳しく反対意見の動きを報じている


新聞報道と実際の議会の動き
 各紙の報道にあるように19日の総務と民生常任委員会で吉田市長がマニュフェストに書いたパフォーマンス型各戸配布方式の予算が削られ、民生では救急医療センターの新港地区移転を進める為の予算が追加される修正案が賛成多数で採決された。
 新聞によって報じ方は違うが、ニューウイングが出した組み替えについては神奈川、読売を読む限り何も報じていない。神奈川は意見書の時にも当方の動きを詳しく報じなかったが、今回の記事では公約4事業バッサリとして「議会と対立」結んでいるが、実は対立などはしていない。
 今回の修正も、もし市長が持論を通す気なら再議という手もある。が絶対そんな事はしないだろう。これまで2回の人事でも全て議会の顔色を見て対応したからだ。救急センターにしても何ら議会と戦わず今議会の初日の代表質問で「新港地区を含め22年度中に再検討します」と白旗を掲げる答弁をした。これをみた多くの会派が市長のメンツで22年一杯論議する必要などない、となり組かえ及び修正動議提出となったのである。 本気で戦わないという事はマニュフェストやらは選挙の為のもので、是が非でも通したいとの意気込みは無いとの表明に等しい。これが事実であり一部報道を鵜呑みにしないで頂きたい。
 さてこれからは議会内部の話だが、当初これら修正案件は市長が一方的に選挙時アピールした事柄なので、市長自らが予算を組み替えて再提出させる「組かえ」動議提出で纏まっていた。所がどこでどうなったか私達ニューウイングは蚊帳の外で一夜で予算組み替えから修正に変わった。一夜でころっと変わるのは昨年の副市長人事以来3度目だ。前2回はいずれも市長と大会派の動きによった。
 しかし当初纏まっていたのを一夜で変え、少数会派無視は、議会の調整として問題であり、その調整役のバランス感覚が問われる。団長は怒り心頭なので、今後尾をひく事になるだろう。
 議会の同意無しでは市長案は通らない 
 今回特徴的だったのは、議会が同意しなければ予算は通らないと言う地方自治の原則(2元代表制)を市民の皆さんに知って頂くことになったことだ。
 市民の多くは(市民運動も含め)行政を頼りにして、せっかく自分たちで選んだ議員を予算や政策の事で使う人は少ない。言われる所の「どぶ板」案件で議員に頼む人が殆どだが、これからは政策関連では議員議会を動かす事も考えて欲しい。それでこそ議員は住民代表の権限を行使する事になる。
 なお予算の組み替えと修正の違いはネット検索で簡単にひく事が出来ます(国会の方式に準じている)。
 さて吉田市長の誕生で議会は活性化しつつある、またチエックと提案で議会の役割が明確化し、その権能を行使したのは喜ばしい。が、これを市長が代わる前にやりたかった。現状は言わば反面教師の側面が強い。要するに言論の府である議会では市長と緊張感ある質疑が出来ないは議員は要らないという事であり、吉田市長になっても、黙っていたり、どっちでよい事に終始する議員などは市民の為になっているかを問うて欲しい。そして来年の選挙の判断材料にして頂きたい。
 なお26日の最終本会議で組み替え、修正とも議員発議で提案説明があり質疑、討論ののち表決となる。
 私が19日にだした組み替え動議の提案説明などは本会議で結論が出から(連休明け)に一括報告の予定。
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by ichiyanagi25 | 2010-03-20 16:14

問われる議会の国語力

意見書案に現れた議会の国語力

 今日は特にブログ更新をする予定ではなかったが余りに議会の国語力について噴飯ものの感想を抱いたので、提出された意見書案の全てを開示する。そしてこのブログをみている人達に議会の国語力の判断をお願いしたい。
 意見書とは先週有識者会議が発表した歴代自民党政府が「隠して」きた「密約問題」に対し非核3原則を守れとする意見書の事である。
 この意見書は16日の議運に議長提案で急遽出てきた。自民系の議長で核の傘論信奉者だろうに急いで意見書を出したいという事に「何で」という思いが強かったが、拒否する事でもないので意見書を出す事には会派として賛成した。ところがその意見案が以下の通りなのである。
 非核三原則の遵守を求める意見書(4会派賛成案)
 我が国は、世界で唯一の核被爆国であり、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を国是としている。また、本市議会は、核兵器の廃絶と軍縮を求めて、昭和59年に「核兵器廃絶平和都市」となることを決議し、以後再三にわたり、あらゆる国の核兵器の製造、使用に対し反対を表明してきた。
今回、いわゆる「密約」問題に関する有識者委員会報告書において、日米両国間には核搭載艦船の寄港が事前協議の対象か否かにつき明確な合意はないが、解釈の違いを確認することなく、あいまいなままにしておく「暗黙の合意」という広義の密約が存在したとされた。これを受け、政府が過去の見解である「事前協議がなかったから、核を搭載した艦船の寄港はなかった」という説明を「なかったとは言い切れない」に変更したことは、本市市民に多大の不安と動揺を与えるものであり、まことに憂慮すべき事態である。 よって、国におかれては、本市市民の不安の解消と生命の安全確保のため、国是である非核三原則を厳正に遵守されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
(提出先) 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣

 アンダーラインを読んで欲しい。これではまるで新政権が過去の自民政府の隠し事を明らかにしたから横須賀市民は多大の不安と動揺を与えられた事になり、そしてまことに憂慮すべき事態に陥らせたとなる。
 これでは新政権は余計なことをしたとしか受け取れない。国語の先生、ご見解は如何に?また反核運動をされている教職員組合の先生も如何でしょうか?
 まあこれは議員以外の誰かに頼んで書かせたのだろうけど、これでは誰に対して何を言っているのか不明との指摘が出ないところも凄い。私は最初からこの案文では駄目と表明していたから会派案として自民党の責任を追及する文案にして出したが(末尾に参考掲載)、これでは自民系が乗れるわけはないので、議長発議(全会一致)にしたいというなら当然調整が図られるだろう思っていたが甘かった。どうやら内容などは言語不明の方がよいらしく、議長が調整して欲しいとの要請は早々に打ち切られた。只早くに出したとの「実績づくり」が目的だったようだ。
 もう一つのサプライズは新政権が明らかにした事なのに本市議会にたった一人の(貴重な)民主党議員がいる会派がこれでは駄目といわなかったことだ。ここには旧政権批判派で最左派?でならす?ところの方もおられるのに、私の質問にも明確に答えられず、議長案で良いとした。
 そこで私達はこの様な国語能力を問われる意見書では、受け取る政府や国会も何を言われているのか分からず困るだろうから違う意見書案を急遽提出する事にした。
それが以下の意見書である。
10人の共同意見書案  
 我が国は、世界で唯一の核被爆国であり、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を国是としている。また、本市議会は、核兵器の廃絶と軍縮を求めて、昭和59年に「核兵器廃絶平和都市」となることを決議し、以後再三にわたり、あらゆる国の核兵器の製造、使用、実験に対し反対を表明してきた。
 今回、いわゆる「密約」問題に関する有識者委員会報告書において、日米両国間には核搭載艦船の寄港が事前協議の対象か否かにつき明確な合意はないが、解釈の違いを確認することなく、あいまいなままにしておく「暗黙の合意」という広義の密約が存在したとされた。これを受け、政府が過去の見解である「事前協議がなかったから、核を搭載した艦船の寄港はなかった」という説明を「なかったとは言い切れない」に変更したことは、これまでの説明が嘘を含む不正直だったという事であり、本市議会として抗議するものである。
よって、国におかれては、本市市民の不安の解消と生命の安全確保のため、国是である非核三原則を厳正に遵守されるよう強く要望する。

 冒頭部分は殆ど同じだが真相を暴いたから市民は不安になったのではない事を明確にした。
 この意見書は上地団長が提出者となり井坂(共産)浜野、藤野、滝川(無会派)の4人(敬称略)が賛成者となり提案された。結果は国語能力に問題有りの意見書が賛成31で採択。当方案は賛成10名で否決された。
このような意見書を貰って現政府は「そうか」と思うだろうか。と思うが余りに稚拙な文章をこれで良いとする感覚に怒る気もしなくなった。市民の皆さんは怒るでしょうか?
 なお私が書いたニューウイング案は以下の通り。

 我が国は、唯一の核被爆国であり、ゆえに核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を国是とし世界に発している。本市議会は、核兵器の廃絶と軍縮を求めて、昭和59年に「核兵器廃絶平和都市」となることを決議し、以後再三にわたり、あらゆる国の核兵器の製造、使用、実験に対し反対を表明してきた。
 今回、政権交代により、いわゆる「密約」問題に関する有識者委員会報告書において、日米両国間には核搭載艦船の日本国への寄港が事前協議の対象か否かについて解釈の違いを確認することなく、「暗黙の合意」という広義の密約が存在したと公表された。これは昭和35年の安保条約改定以来歴代自民党政府が国民を欺いてきたものであり、許し難い事である。
 特に冷戦終結に伴い当時のジョージ・H・Wブッシュ大統領が戦闘艦への戦術核搭載をやめると表明した時に「暗黙の合意」について国民に公開し政策転換をすべきであった。それにもかかわらず、その後20年事実を否定し続けてきた。これは主権者国民に対する背信行為であり、極東最大の米海軍基地を抱える本市も欺かれてきた事になるので、厳重に抗議する。
 今回政権交代により「広義の密約」が明らかにされたが、現三党連立政府も改めて非核三原則を国是としこれを堅持し、核兵器を持ち込ませずを含め遵守をする事を本市民にも確約すべく、求めるものである。

 この文章を書いている時に20~30代の時に反核運動に与した時のことを思い出した。藤野君は「この案でいきましょう」と言ってきた。しかし本音を言えばこの密約が明らかにされた時「やはりそうだったか」と言う感想以上の思いは湧いてこなかった。
 リアルに考える政治 
 それより戦術核配備がされていない今「核の傘」何てあるのと思ってしまう。戦略核は米本土のサイロと、そして水中発射の戦略核ミサイル潜水艦は日本近海にいる必要はない。仮想敵国みたいな朝鮮半島のある国が騒いでも戦略核を打ち込むとは思えない(通常兵器をピンポイントで打ち込んだり大量報復はあるかもしれないが)。
この様な軍事状況やそれに伴う外交政策も基地を抱える地方議員は考える必要があると思うが、国語レベルがこれでは論理的思考と表現が出来るのか、その方が不安に感じると言うのが今日の感想である。
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by ichiyanagi25 | 2010-03-18 19:58

今日の委員会審査

委員会の表決19日に延会

 16日は建設、民生常任委員会とも市長を呼び最終の委員会審査となった。
 救急センターの新港地区建設では建設常任委員会では市長は言質を与えぬよう答弁し、民生常任委員ではいざとなると官僚的答弁と抽象論を展開し時間稼ぎをした。救急センターでもマニュフェストで三春町居抜き改修を主張したなら徹底的に戦えばよいのに、今回の代表質問であっさり「新港地区を含め検討する」と譲歩した。
 理由は金額的にそう差は出ず、いかにマニュフェストが選挙目当てで周到な調査もせずに出したかが明らかなになった。これは公用車問題と同じだ。根拠がいい加減だから戦えないのである。
 今や自分のメンツだけだが、何やらポツダム宣言受諾を引き延ばしているだけのように感じる。市民にとって幸いなのは65年前とは違いは、市長がぐずぐずしていても原爆が落ちる心配がないことだけだ。
 こうなれば議会が市長の都合などにおかまいなく市民的メリットを勘案し、新港地区に建設する為に予算の組み替え要求をする事だ。これは一昨日決まった。しかしどうやら議会の決定に市長が泣きついてきたようである。
 私達ニューウイングは、移転に際して市長は「医師会との合意」というが、市長が一人が混乱の原因を作ったのだから市長がマニュフェストの取り下げを表明すれば「合意」はなる。只それだけだから、市長が予算を組み替えて出し直しすればよいとの立場だ。
 昨日の民生委では5人が市長に質問し私は1時間質疑を交わした。しかしのらりくらりの答弁術は学習効果で覚えてきたようだ。それに対して質疑(質問時間制限なしが原則)なのに一人概ね1時間等という制限を議会が設けてしまう。対立案件なのにこれなのである。これは議会から市長に塩を送ってやるようなものだ。この辺も市民の皆さんはガチンコ論議の議会の為に検証して頂きたい。
 なお民生常任委の表決は19日午後1時からとなる。私達は持論の道議を出す予定でいる。いずれにしても一般会計での市長原案は通らない。それに伴い総務委が開かれ議会発議の予算修正か組み換えかが決まる。詳しくは19日以降結論が出たところでにまたご報告。
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by ichiyanagi25 | 2010-03-16 09:10

代表質問終わる-予算議会中間報告

予算議会代表質問終わる 代表質問とは
 『国政の方針を示す通常国会での施政方針演説など政府四演説や、首相の所信表明演説に対し、各政党・会派代表者による衆議院及び参議院の本会議で行う質問のこと。参議院では院内交渉団体のみ代表質問権があり、参加議員が10人(通常国会のみ5人)必要である。議事日程では内閣総理大臣に対して質問する場合でも、「国務大臣の演説に対する質疑」と呼ばれる。質問者は党首や幹事長またはそれに準ずる立場の議員となるのが通例であり、質問は国政全般にわたる幅広いものとなる。
 本会議での質問と答弁であるため一問一答形式の委員会とは異なり、双方が何回も質問と答弁の応酬がなされない。与えられた質問時間の範囲内で2回まで再質問ができる。
代表質問は会派の執行機関が承認した質疑内容しか発言することができない。』
 以上はウキペディアにある代表質問解説の「コピペ」である。
 都道府県議会及び市町村議会は国会のこれを真似て予算議会時、会派が順番に一人づつ代表を立て市長に対し質疑や提案を行う。県や政令市議会などでは毎議会、会派を代表して質問する方式の所もある。
 横須賀市議会の場合、代表質問時も無会派議員に質問を権利として認めているが、「代表」だとして無会派にさせないところもある。
 ところが代表質問とあるところから普段本会議場では質問しない会派も質問する事になる。当会派などは、おこがましいけど「論客揃い」なので、誰が質問に立っても各自の専門分野を中心に分担した原稿を元に質問できるが、そうでない所はどうするかというと、何と監視すべき対象の役人に質問を書いて貰ったりでしのぐ事になる(今回もその情報有り-その傾向があったかは中継録画をご覧頂きたい)。
 これは田舎方面の議会と、都市部でも市長を支持している(与党と呼ばれる)会派や議員に多い。ゆえに「八百長質疑」とかシナリオ議会と指弾されるところでもあるが、官僚主導の国会にもある事だ。自民党政権時代の与党議員は政策は官僚へ丸投げで、自分たちはポスト取りと族議員として等の利益配分の政治だったからこの傾向が強かった。
 また都議会などの首都や政令市などでは「先生どういう質問を用意しましょうか」と聞いてくる所もある。これは議会を立てているとも言えるが、議員が行政(役人)のコントロール下におかれる危ない所作だ。
 更に「質問取り」と言って、どの様な質問をするのか議員から聞き出し、それを上司に伝え質問を準備をする。この質問取りをうまくこなせるかで出世が決まるのが大きな都市の傾向のようだ。
 しかし横須賀市議会ではこれまで地方議会本来の是々非々で厳しい質問をする(できる)議員が少数だった事もあり、市にとって議員が怖い存在になっていない。これは質問者の質もあるし迫力の点もある。舐められる方にも責任があるが、議員は市民代表だから市民が馬鹿にされている事になる。他都市にある「質問取り」などは私が初当選した時から良くも悪くも無く、市長支持会派の多くは質問しないが常態化してきたので本市の役人は議会に対する緊張感が希薄だ。この傾向からか、腹もくくっていないくせに議員を馬鹿にする小役人が増殖傾向にある。
 この様な状況で更に経験不足著しい吉田市政では、市長さえ舐めてかかる輩も増えるであろうと感じているが、選挙で選ばれた長や議員を公務員が馬鹿にするなどあってはならない事なので、その意味から十分監視する。
馴れ合いがなくなりだした 
 しかし市長が代わり馴れ合い質疑ができなくなってきたのはよい事だ。去年までの代表質問では『所管の常任委員会で同僚議員が質問致しますのでこれで◯◯の代表質問をおわります」と1問で終わる会派が1,2あったが今年は一会派もなかった。
 本会議での質疑(提起された議案への質問)や一般質問(何を聞いてもよい)の一問目は必ず質問原稿を提出する事になっているから市長は十分用意が出来る。しかし二問目からは原稿無しで当意即妙のガチンコ質問になるから言論の府の議会としては、ここからが見物なのだ。それを質問にたった5会派と無会派3名全てが行った(内容的には評価できないのも含めてあるが)のは本市議会としては記念すべき事だ。
 今年6月に議会基本条例が通れば本会議でも一問一答になるから委員会並みの緊張感がうまれ、議員の質問能力や政治センスの有り無しが有権者に良く分かる事になる。何しろ初当選以来幾星霜、本会議で質問に立たない議員が片手に余る本市議会だから早くこれをした方がよい。
 ところで4日に亘る代表質問と個人質問の答弁から今回明確になったのは吉田市長の答弁が役人口調になってきたことだ。理念、ビジョン、こだわり無しだから市の役人はコントロールしやすい。不得意分野(得意は何だか知らないが)と自分が積極的でない事柄はすべて役人口調の否定形になっていた。これに気がつかない有権者は政治を見る目を涵養して頂きたい。
 特に問題に感じたのは当会派が指摘した自然環境問題などであるが、上から目線で「私達が啓蒙してやる」との役人口調であった。ハッキリ言って市長から啓発されるレベルの市民は市長以下の環境認識しか持っていない市民であり、実に失礼なことだ。
F議員市長支持を改める?
 今回代表質問で特徴的だったのは市長選挙で吉田市長を応援し、そして駅立ちやカレーランチを共にしているF議員が、市長に対し激烈に市長初の予算案は公約違反、市民無視と指弾した事だ。彼が言う「ハコモノ3兄弟」への予算カットが殆どなされていない。それどころか美術館の集客に力を入れると言っている。また長坂(実質的には平作の山の裏)へのゴミ焼却施設建設を地元市民に知らさず決定した事への批判である。
 これは私が先に指摘した役人のコントロ-ル下におかれた事と一致している。
 この二人の関係(市議選得票数1,2位の関係)は日頃のもの言いと言い、我々には理解できない所が様々あるが、普通ここまで指弾し、それに対して否定的な答弁が繰り返されたのだから、もう応援はないはずだが、どうなるだろうか。
 そして西部地域でゴミ焼却施設建設反対運動が起きれば、それに加わるとも言ったのだから普通は完全に対立となる。
 F議員のブログは10日ほど停止されていたが昨日付ブログで吉田市長を非難している。結論では「何が『チェンジ!』だ...。単語だけをオバマ大統領からパクッただけで、そのキャッチフレーズに中身なんて無かったのだ。そんな人間を見抜けなかったなんて僕もそうとうに人を見る目が無かった。人を見る目が無かったせいで、本当に多くの市民の方々にご迷惑をおかけしてしまった。4年間、こんな市政が続くのかと思うと本当に希望が持てない」と結んでいる。
 私はゴミ処理決定について別角度で市長の対応は問題だと感じて「謝罪文」なるものを委員会提出するよう求め、9日提出される。それについては9日に担当部長にまた市長には他の問題も合わせ16日に質問する。
 F議員も指摘する市長の「パクリ」については私も同感だ。環境にしても何とパクリが多い事か。しかし選挙目当てに上っ面だけパクっただけから、事の本質はまるで理解していない。ゆえに市民の為になる夢のある提案は殆ど否定的なのである。後3年半期待が持てないのも同感だ。これを読んでる市民の皆さんも是非早くそれを分かって欲しい。
 救急医療センターについては3常任委員会に係わるので、吉田市長はそれぞれの委員会にお座敷がかかるだろう。そして議会の追及は更に厳しくなり、場合によっては今議会中に結論が出る可能性もありと指摘しておいて、3月議会の中間報告を〆たい。
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by ichiyanagi25 | 2010-03-07 14:25