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全く下らぬ民主党の対応

官僚達を喜ばす民主党の馬鹿げた対応
 「政治とカネ」とは何を指すのか?
 抽象論で小沢ワル説を流し、政治生命を葬ろうとしている、本当の勢力は誰なのか?
 今回の小沢政治資金「問題」の発端は、村木事件等のでっち上げや鈴木宗男を収監に追いやった法務官僚の仕掛けである。
 これまでマスゴミが本当のことを伝えず、帳簿上の記載ミスを、ヤミ献金のようにキャンペーンを張り小沢氏を追い詰めている。野党も旧態依然でいつ自分に降りかかるか分からぬのに、相変わらず、マスゴミ世論誘導に載って「政倫審だ、証人喚問だ」と騒いでいる。野党が騒ぐならまだしも、あきれ果てたことに民主の対米追従派も、これにならって、党内政局にしてチキンレースを始めた。小沢氏のやり方も古く、不正な追及であることを、「党を挙げて戦おう」とは言わず、仙石官房長官の問責のが問題と言っている。
 官僚の仕掛けに対峙すること与野党共通課題 
 前々から思っていたが、この際、政治家達が「官僚によって政治家が葬られる事は止めにしよう」と言い出すことこそ、有司専制の官僚制度と対峙する為に必要な事だ。ところが与野党とも、この肝心な指摘をし発言する政治家が皆無である。
 取調べの可視化についても、本来なら一番検察、警察に狙われやすい共産党が声を大にして取り上げるべきだが、小沢問題では単に与党攻撃の尻馬に乗っているだけだ(共産党関係を挙げるのはビラ撒き程度なので、裏返すと権力にとって共産は今や全く脅威ではない、と言う事だろう)。
 鈴木宗男追放の際、外務官僚は計略を思い立ち「宗男ハウス」のリーク文を予算委直前のタイミングで共産党に送った。民主集中の組織である単細胞「正義の味方」は、まんまと外務省の策略に載って、宗男追放劇の幕を切る質問をした。思い出して欲しいのは共産党の衆議院議員佐々木憲昭の「宗男ハウス」追及の場面である。テレビで繰り返し放映されて国民を洗脳したあの場面である。共産党は外務省に利用されている事に疑問も持たず、2002年の衆院予算委で外務リーク情報をネタに鈴木宗男氏を追及し、小泉総理から「よく調べる」との言質を取った。小泉はすぐさま鈴木包囲網を引いて逮捕拘留させ、返す刀で、当時鈴木議員と対峙していた、田中真紀子を更迭し、更に秘書給与問題を明らかにし議員辞職に追い込んでいる。この事実を共産党をパージされた筆坂秀世氏が鈴木宗男氏と対談して全部バラしている。
 共産党は単細胞の正義の味方を演じるだけで、その裏の一番たちの悪い官僚達の陰謀を暴露しない(未だに宗男ハウスを明らかにしたと、得意げなブログを抹消していない)。 村木事件の時だって、共産党は村木局長を国会で追及していた場面を記憶している。こう言う単純マジメな正義の味方が、一番狡猾な奴に利用されるのである。
次に挙げられるのは自民の誰か 
 ところで官僚による政治家追放劇だが、冷静に考えれば、次に特捜のターゲットになるのは佐藤優さんも指摘するが、間違いなく自民党のそれなりの者だろう。
 そうしないと検察は民主攻撃の為に行動していると、世論に見やぶられる。でっち上げの余韻が残る、今すぐはやらないだろうが、検察のバランス感覚を見せる意味でも、ある時期、名誉回復の意味も含めて、自民党の誰かを挙げるだろう。その時自民党の米びつ国民政治協会にも手を入れる可能性もある。
 だから官僚による政治家潰しは、やめさせようと与野党問わず、政治家が声を上げる必用があるのだが誰も声を上げない。これをしなければ有司専制の国家体制は崩すことは出来ない。でないと真に公務員改革をやろうとする政治家が狙われる可能性があるのだ。
 時機を失った根本対応 
 民主はこの際、兎に角小沢を追い出そうとする勢力が、明確にいるからこうなる。むしろそれを煽っているのは、普天間問題に見られるような対米追従派にダブる。
 本来なら党を挙げて、官僚による政治家追放劇に対応すべきであった。特に9月、村木事件の無罪判決と、検察のでっち上げ体質が暴露されたときに、小沢事件もこれだけおかしいと反転攻勢に出れば良かったのだ。
 地上波TVと落とし紙にもならない新聞紙(東京などは少しは増しだが)を読んでいると、確実に対米追随派の論にのせられ、洗脳されてしまう。しかし400名を超える衆参国会議員と地方議員および党員によって、駅頭にたち、インターネットで事実を流せば、それなりの効果を上げたはずだ。マスゴミとのバトルになっても、かえって国民の目を開かせることになったはずだ。むしろ政党とマスコミの日本始まって以来のバトルを展開すればマスゴミをヤッツける事も出来たろう。まさに乾坤一擲の戦いをすれば良かったのだ。しかし今は全てむなしく、官僚共と野党が喜ぶ党内政局になってしまった。
 4億円の政治資金については全く問題ない対応であると、会計士も指摘するし、ヤメ検の郷原氏も問題ないとしているし、痴漢冤罪事件から復活しつつある植草秀一氏は、最近平積みで販売されている『日本の独立-利権権複合体との死闘』で次の指摘をしている。『小沢氏を今回の件で挙げるなら後、何人もの自民政治家を取り調べねばおかしい』と。その資料にある政治献金額と政治家名を見ると指摘に納得がいく。
 さらに検察が不起訴を決めたのに、検察審査会が執拗に起訴相当又不起訴不当として、この「事件」を蒸し返している。そして小沢強制起訴だ。この審査会は氏名、年齢、性別も非公開だし、公表された年齢構成も統計学上あり得ないと指摘されている。
 大体のっぺらぼうに起訴される制度などあって良いのか。これも政治家の自分がこの様な形で強制起訴されて良いのかを、考える必用があるのだ。
 私達は、くだらん政治家達の愚かな対応を横目に見て、何が事の本質か冷静にみながら、良い年を迎えたいものだ。
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by ichiyanagi25 | 2010-12-30 18:45

居座り問題から浮かぶ問題点

 居座り問題から浮かぶ問題点
居座り許す公務員共済システムと、その淵源
 居座り職員事件で、吉田市長のガバナンスが問われている
 人事異動(辞令)を無視し、何と8ヶ月間も異動を拒否し続け、職場で本などを読んで過ごしている職員に対し、その間給与、期末手当も与え続けていたというのだから、詳細を知らされない市民は怒る。これなら地上波テレビにも取り上げられるはずだ。茶の間に入り込むテレビ報道の反響は大きく、市中でも結構話題になっているし、神奈川新聞では「抗議電話殺到」との記事が出た。
 総務委では今まで本件に付き、少しは報告があったようだが、「甘い対応」を議会も認めていたのかと、市民に受け取られないよう、厳しく対応し、二元代表制の議会として市民に公表する必要がある。
 新聞報道だが人事課などが「事情聴取に本人が応じず時間がかかった」とか「強引なことはできず・・・」などとコメントしているが、“全体の奉仕者”である公務員の職務専念義務を放置させたと、市民に感じさせる報道である。
 この職員は前からクレーマー?として様々な事をしており、大量の情報公開請求も行っている。それからだいぶ経つが、今回のような事をしていたなら、その管理責任が厳しく問われねばならない。今回の問題、早期に処分できない地方公務員法に問題があるのか、市の対応が甘いのか、議会が点検する必要がある。
 市長のガバナンス欠如は如何に。そして市民の税金が無駄に使われているとの指摘は当然成り立つ。しかし公務員天国横須賀については今年4月市民病院が民間に移行した時、90数名もの看護師を始めとする病院職員が、事務職の転任試験も受けず、公務員法下の権利を主張し、市役所に事務員として大量異動したことも、精神的には大同小異の問題ではないのか。この様な、自分の身分保障のみ考えた人事異動が、市民そっちのけで実現するのは、一議的には市と労組の協定によるものだが、21世紀に残る55年体制だし、問題は公務員の我が儘を許す法制度にある。
 今日本では恵まれた者の労働基本権は贅沢に保護され、多くの民間労働者は正社員にもなれず、だから労働組合も組織化できず、格差に泣かされている。この現状を許して良いのか。
 本市職員のお気楽な労働を許すガバナンスの問題では、蒲谷、吉田両市長に責任がある。この点、必罰をしない吉田市長は前任の蒲谷官僚市長と全く変わる所はない。
 職員のモチベーションと職務専念義務を徹底させる為に、市長は信賞必罰をしてガバナンス能力を発揮すべきなのである。この点、蒲谷市長時代、議会は厳しく指摘しなかった事を反省して、今後厳しく当たるべきだ。
 淵源は大久保の有司専制にあり
  なお、この公務員「天国日本」の淵源は、大久保利通らが起こした明治六年の政変、即ち西郷、江藤らの政敵を下野させた後に、実施した有司専制にある(参考-植草一秀著『日本の独立』)。結果、下野した江藤、西郷らは、不平士族の怒りで起こされた佐賀の乱や西南の役に追い込まれ命を絶たれる。盟友西郷を自刃させ、閣僚であった江藤を捉え斬首、晒し首にしたのだから、これを冷酷に仕向けた大久保は明治11年に暗殺されても無理からぬと思うが、生き残った薩長閥は明治政府を牛耳る。どうも征韓論を西郷らが主張したというのは大久保、岩倉具視らが後に自らの正当性を主張する、歴史の捏造である疑いが濃厚だ。西郷らの下野は政争の敗北だが、本質は「我々がめざした政府はこの程度のものだったのか」が原因ではないのか(戊辰戦争も主に英に操られたと見るのが属国論の理解で分かり易い)。 
 さて、官僚への権力集中と、責任を取らない官僚無謬論も、その根本は律令制度にあるものの、明治維新後、国民国家として近代化した官僚専制政治は、まさに大久保らが作りあげた有司専制思想にあり、それは現在でも連綿と続いている。
 有司の司とは役目の意味だが、司に専制(独断で思いのままに事を決すること-広辞苑)を権力を集中させるのが有司専制である。
 司馬遼太郎氏も「翔が如く」で維新後の雰囲気を『官というのは即ち盗賊であることが、天下一般の心象に広がりつつあった印象であった。誰よりも西郷がこのことには過敏であったし、革命を幸いに成り上がった下級武士が、官にあって「家屋を飾り、美妾を抱へ、蓄財を謀って」いるという現実・・・』とし、勝てば官軍、成り上がり官吏の実態を現している。
 素晴らしき?公務員の身分保障
 そして戦前の官僚は主権者天皇の直属であり、民より上に置かれ、官尊民卑の国家体制になった。戦後、主権者は憲法により名目的には国民となったが、GHQも官僚制度には手をつけず、高文試験を一種試験に変えただけで温存してしまった。したたかな官僚は新しい支配者への取り入りも、それだけ旨かったのだろう。戦後65年経っても実質有司専制は継続し、昨年の政権交代でも揺るぎなかった。これが今、国民に失望をもたらせている。
 有司専制は東大法学部卒を頂点にした一種試験合格者のキャリア組を主に指すが、一度のテストで合格し公務員になれば、国家官僚に限らず地方公務員に至まで、一生が保証される。刑事罰か破廉恥罪さえ起こさねば、仕事の出来、不出来は一切問われず、一生を過ごせるのは、凄まじきもたれ合い共済制度であり、これだけは国から地方まで行き渡っている。
 そして戦後に書き加えられた「公務員は国民全体の奉仕者」について、公務員の大多数は本音では、そう思っていない。建前にすぎないのである。 
 何より公務員に雇用保険がないのは、定年まで安泰を裏付けている。以上を認識して公務員制度改革は考える必要がある。地方議員も有司専制思想を承知して、シッカリと取り組む必要がある。
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by ichiyanagi25 | 2010-12-27 11:48

市議会に与党意識は要らない

市議会に与党意識こそ排除すべき
 去る19日午後、「地方政府(議会)の多様化を求めるシンポジウム」が日本橋で行われたので参加してきた。
 このシンポの趣旨は現状の二元代表制の地方政治が、二元代表という物の、首長権限が圧倒的に強く、議会がかすんで、議会は何をしているかとの批判が起きていること。 さらに全く想定外で、橋下大阪知事のように、知事が議会に手を突っ込み、大阪維新の会なるローカルパーティをつくり、議会の過半を大阪維新党に所属させ、首長の与党議員にしてしまうとの企みも起きていることに、抜本的議会改革でのぞむ必要がある。との思いから開かれた。
 このシンポは横浜の市議が、この秋に有志の研究会を立ち上げ、実施たもので、私もその一員に加わっているが、もう少し具体に説明すると、地方政治のあり方は、各地の実情に応じて様々あって、それから選択した方が良いだろう、との思いからである。
 なお地方政府と議会の形態は以下のように分類できる(荻原横浜市議の案)。
①現状の強力首長のもとでの議決機関として今の議会でよい。
②弱首長で、憲法規定で直接選挙で長は選ぶが、部局長は議会が関与して選び、監査委員などは選挙で選ぶ。首長権限の議会への委譲。
③議院内閣制 国と同じく議員の中から長を選び、議員が部局長になる。予算編成はまさに各部局長がつくる。部局長にならない議員は市長、部局長をチエックし、質疑を交わし予算議案を議決する。但し議院内閣制で議会が市長を選ぶと、憲法93条に抵触するので、厳密には憲法改正が必要。
④首長内閣制 橋下知事、河村市長がもくろんでいる(河村名古屋市長も自らのテカで議会の過半を制しようとしている)。強力首長が議員から部局長役を選ぶ。議会が首長の部下になり翼賛議会になってしまう。
⑤支配人制。
 ④は議会の自殺行為であるから論外として、以上の様なスタイルを自治体が選択できるという「自由選択度」が必要ということで、特に横浜のような巨大自治体では、議員の役割がかすんでしまう事に危機感を抱いた議員の提案で行われ出した。
 私も政令市や中核市レベルは③のように議員が部局長になれれば、議員に責任感が今より断然出るし、有権者もその仕事ぶりがよく分かり選挙の判断材料になる。私自身、医療や環境、港湾行政で部長を務め、政策実現したいと思うので、興味を持って参加した。しかし、地方議院内閣制は憲法問題も絡むし、現実的には、議会を見渡しても専門性を持ち、役人の上を行く知識、実力を持つ議員が少ないので、市民から部長の任をこなせる議員が、どのくらいいるのか?との揶揄や指摘は当然出ると思っている。只現状では議員の質が保たれているのかは、現職として20年議会を見ていて、とっても疑問であるので制度を変える必要があると思う。
 まず与党をつくらないこと
 シンポジウムでは議会改革を顕著に進めている、三重県議会の三谷議長も参加して、ある意味アドバイザー的な話をされていた。三谷議長は現行制度で、議会が議決権の行使を厳格に行うことで、議会は選挙民に信頼されると話していた。
 そして強調されていたことは、二元代表制の地方議会にあってはならないのが与野党意識だと、強調されていて長年の私の思いとシンクロした。
 三重県議会では与党意識の払拭に成功したという。だから首長が議員の選挙応援に行くようなことはないとの事。また議員は長の味方をするのではなく、議会の意見を一致させる努力が必要で、意見書提出についても全会一致をめざし、各会派で協議を重ね、共産党も載ることが多い。そして纏まった意見書は議長が国会や省庁の政務三役を訪ねて直接届けるという。 
繰り返すが議員が心がけることは、長に擦り寄って与党議員ズラしないことである。
 横須賀市も一年半前、市長が代わる前までは、官僚市長の与党になるのが当然と思っていた議員が8割近くいた。いま、それができなくなったことで、何でも賛成の議会を脱するようになった。これこそ私が求めていた議会である。まさに反面教師の市長誕生によって、議会本来の役目を果たしだしたと言えるのである。そして議会と長との間に、今のような迎合無き緊張感がなければ、二元代表制は機能しない。
 しかし一昨年、吉田市長になり、まさに与野党意識を払拭し、しかし感情論に陥らず是々非々で対応をせねばならぬのに、これについてこれない議員も相当いる。
 議員の本文と資質を問うて欲しい
 一つの極めて分かり易い事例を挙げたい。横須賀市議会では前回当選してから、この4年、市長が代わっても、本会議場で一度も質問しない議員が十数名いる。
 特にある会派は象徴的に全員今期も一般質問をしていない。更に驚くのは20年、或いは30年以上質問しない「猛者」が複数いるのである。オンブズマンなる方達はこの辺チエックされているのか?。
 議員、議会の議とは何だ。論議して、物事を決めることである。議会は言論の府であるのに、歌わないカナリヤや、鳴かないホトトギスが多い本議会を有権はどう評価されているのか。しかし、こういう人を選び続ける有権者は「オラが先生」が議会で何を発言しているかなんて、全く気にかけないのだろう(このブログも絶対に読まないだろう)。こう言う有権者や投票に行かない市民に、定数削減や報酬削減などを言われたくない。
 そしてもう一つ、議会が信用されるには、議員が市民代表として、市長以下職員とシッカリとした議論を交わすことができ、また、議員同士でも感情論を排し、論理的に話ができる様になり、政策論を戦わせ、その中から決定していく事である。
 それにはまず議員が、役人に負けない専門職を一、二持つべきなのである。個人たる議員が役所の全ての仕事に精通することなどできない。そこで専門分野をもって、役人に負けない実力をつけるのである。専門職を持つ議員は他の課題も理解でき広く浅くも本質が理解できるようになる。そう言う議員が本市議会に3割いれば、民意を反映し市政の主導権を握れるだろう。
 それが出来ない議員は、市長に擦り寄って、市長に裏で頼もうとの意識ができてしまうのである。またそのような議員が集まる会派では、予算要望というお願いをすることになる。与党意識の払拭や擦り寄り防止の為にも、予算要望はやめた方が良い。我が会派は一度もそんな「お願い」はしていない。
 予算要望の形を取るなら議会で全会一致をめざして、議会各派が摺り合わせの上、纏まった物を議会の意志として市長に渡すのが、議会としての正しい選択だろう。
 新人候補で勝手に吉田与党を名乗るのも、いるようだが、余りに二元代表制の原則論をはき違えている。地方議会の議員の有り様を良く理解し、実力をつけてから立候補して欲しい。得意分野も無く、始めから市長に擦り寄ることを考える輩は、有権者が排除しないと蒲谷市政以前の議会に戻ることになる。 
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by ichiyanagi25 | 2010-12-21 21:15

米軍提供海域でコアマモ場を発見

長浦港、狢湾横に大きなコアマモ場を発見

 
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 空撮 県撮影 入り江の岸側に写るのがコアマモ 沖側アマモ場 水中写真コアマモ群落
 記者会見用資料 転載  
 横須賀市の浦郷倉庫地区(米軍弾薬庫)の狢湾及び、その東横にある80m程の入り江の潜水調査をしました。結果、狢湾と大山崎の間の入り江(呼称無し)に県下で3番目、本市東京湾側では最大級のコアマモ群落を発見しました。またその沖合にはアマモ群落も形成されていました。
 以下報告します。
 今回、基地を抱える自治体議員の基地内及び提供水域内の立ち入り調査権に基づき、11月22日に一柳以下水産技術センター職員、横浜環境創造局職員OBら4人で調査団を結成して3時間の調査を行いました。
 狢湾は米軍が弾薬を運ぶ台船を係留する為に、浚渫の後が見られ、急深な海底に変えられたためか、コアマモ、アマモは一切生えていませんでした。
 しかしその東側の入り江では県の航空撮影からアマモ場が確認されていましたが、実際に潜水調査をしてみると沿岸の水深0,8m(大潮満潮時)~水深1,5mにかけ大きなコアマモ群落があることが確認されました。
横須賀最北部のコアマモ場の評価 
 今回発見されたコアマモ場は、横須賀市内北限のコアマモ群落であり、県内では、小田和湾(相模湾)、野島(横浜市金沢区)に次ぐ3番目の規模と考えられます。
 手つかずの自然海岸において、浅い方にコアマモ、その沖にアマモと、典型的な内湾の植生帯が存在している事は、大変に貴重です。
 今回の群落は、面積は狭いものの、高密度にまとまっており、内湾のなだらかな自然海岸が、豊かな海の草原を形成する事を、証明しています。
 横須賀市は港湾環境計画で当会域を含む、横須賀北部海域を再生のエリアとして指定しており、また今年度作成される、新環境基本計画でも浅海域(磯や砂浜)の再生の必要性を記載する予定と聞き及びます。
 自然再生に当たっては、この海域のコアマモ場、アマモ場から学ぶことが重要と思われ、この場所が有効な観察場所となります。
 この海域は基地の存在により自然形態が残ったとも言えますが、海草群落が広がる貴重な場所であり、末永く保存される必要があります。
 また提供水域内ですが、米海軍に交渉し、年に1,2度の市民観察会などが、できる場所としても活用できればと思います。

2010年11月30日
横須賀市議 調査団代表  一柳 洋
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by ichiyanagi25 | 2010-12-02 19:53