<   2013年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

国政選挙はいつでもメディアに操作される

国政選挙はいつでもメディアに操作される
 先週の日曜から3日間、奥尻島の復興20年の様子と、六ヶ所村日本原電の再処理工場、及び三沢基地の隣にある青森県立航空博物館の視察に行っていたので暫くブログ更新が出来なかった。
メディアが作る「政党」の行く末 
 先々週からメデイアを賑わせた橋下の慰安婦問題での愚昧な発言だが、何で参院選を2ヶ月後に控える中で、あのような発言が出てみんなの党との分裂劇を演じたのか、メディアの報道ぶりから検証してみる必要がある。
 だいたい、対米追従で頭の軽い口だけ右翼連中を集めて作った「維新の会」は昨年の衆院選挙で自民が過半数を取れない時の為に用意されたのである。だからその用が無くなれば、いつ雲散霧消させても良いように、いろんな地雷や時限爆弾が仕掛けられているようだ。故に想定外右翼の典型、西村議員が橋下発言に凄い追い打ちをかけ、除名処分となった。これが私が言う地雷の一つだ。だいたい維新の会や、安倍内閣も、さも民族派みたいな顔をしているが、維新にも自民にも対米従属が多くて真の自主独立派はいない(居たら喧嘩になって飛び出す)。だからこそ橋下に至っては沖縄に海兵隊はいて欲しいから商売女を活用しろと言ったにすぎない。民族派或いは真性右翼は橋下の発言は日本女子を軽んじ在沖米軍に媚びを売ったと糾弾すべきであろう。
 民族派を演じて裏庭で遊んでいるうちは、それなりに泳がしてくれるが、太平洋戦争を戦ったアメリカの大義名分に突っかかるような行為をすれば、まずメデァイを使った攻撃にさらされる。八紘一宇を主張したり靖国史観重視はアメリカに嫌われる。
 確かに橋下らが言うとおり植民地が当たり前だった第2次大戦中、何処の軍隊も売春婦は忌避していない。60才以上の人なら横須賀でのパンパン、オンリーが占領米兵とどう言う関係を持っていたか、その目で見たはずだ。何しろ敗戦による占領軍進駐に備えて、政府は日本女性の貞操を守る為、後にパンパンガールとなる米兵用接客婦を急遽募集し、用意したのは事実である。マッカーサーらの軍高官には誰でも知っている当時の有名女優があてがわれたとの噂もあるほどだ。
 日本は敗戦当時公娼制度であった。しかし米軍は女性兵士も使用していたから、GHQは性規律の意味から軍隊内でそれなりの規制は設けたろう。またGHQは解放軍的にキリスト教的慈悲と進歩性を示す為に占領半年後の昭和21年に公娼制度廃止を政府に要求している。政府、国会はいきなりの廃止は「性犯罪を助長す」などとして公娼は止めて「私娼」制度として遊郭を残したが、人身拘束性が批判され、売春防止法の制定により昭和33年3月31日をもって日本の事実上の「公娼制度」は終わった(この時点で成人だった皆さんの父さんや爺さんは、よほどの堅物でない限り遊女のお世話になったはず)。
従軍慰安婦との表現は止めるべき 
 またメデァイの誤解報道を言えば「従軍慰安婦」との表現は全くの誤解を生むから止めた方が良い。従軍と言うのは軍が軍に協力することを承認して文官又は民間人に与える業務形態である。だから従軍看護婦、従軍記者は存在した。従軍とは言わば軍属的立場と言って良いだろう。如何に公娼制度があろうと娼館営業は私人(民間)がやっていたのであり、軍直営の娼館はないからだ(占領地で調整などに主計部局が関与することはあったかも知れない)。但し占領地や植民地で「騙し・脅し」のいわゆる強制連行的(武力を後ろ盾)に慰安婦にしたことは紛れもない事実であろう(父親は従軍慰安婦報道が始まった頃、『なんだ朝鮮ピーのことか』と呟いていた)。
 また好むと好まざるとに係わらず、慰安婦達が占領地域の拡大に伴って軍に付随して移動させられたとしても、それを持って従軍と表現するのは正しくない。
白人日本語堪能者は単なる親日家か 
 メディア支配と選挙に話を戻す。だいたい維新の会、協同代表、橋下の氏素性は不明(ここを突くと現状では暴いた方がメディアから攻撃される)であり、少なくとも由緒ある家柄ではないことは、その人品、言動から明らかな大阪の成り上がり弁護士だ。そのキワモノを在京テレビに引っ張ってきたのはデーブスペクターだと言われる。
 デーブはイスラエルのモサドと関係があると指摘されるように、テレビによく出てくる白人の日本語堪者を、お人好しにも親日家で日本の味方と思うのは軽はずみだ(日本人は白人の親切そぶりに弱い)。むしろエージェント的役割をもっていると思った方が良いだろう(英語を母国語にする者からすれば難関言語の日本語を操つれれば諜報関係につくのが一番利益になる)。
 大航海時代という実は侵略の時代の15世紀以来、欧米白人国家の「未開国」の操作は実に見事だ。幕末イギリスを中心とした日本の倒幕勢力形成や、明治期の政府要人や金融関係の民間人育成は、南北戦争後のアメリカの介入を含め、如何に英米仏が「人材養成」したかを見るべきだろう。
 国家の関与とは別に、もう一つ真に全世界に影響力を持つ金融王達が作る勢力もある。英を中心とするロスチャイルド系。そして1860年以降アメリカで石油王となり世界の双璧となったロックフェラー家がある。これら超資産家達は陰謀ではなく、いくつもの財団をつくり、属国や未開国に対し文化、教育(広辞苑で「教育」を検索して欲しい)の「支援」をしている。また国境や国家を越えて支配構造を円滑化する為にフリーメーソンなどの秘密結社がある。と認識して世の中を見た方が分かりやすい。フリーメーソンを陰謀や謀略団体とするのは全く目くらましの論議で、本市関係では横須賀米海軍基地内にもメーソン協会の建物がある(今再建論議をしているディボディエ邸の末期は増築されメーソン協会として使われていた)。
 では太平洋戦争後はどうかというと、戦勝国アメリカ主導で、人材養成がソフトに行われてきた(例えばフルブライト留学制度やロックフェラー財団の資金援助)。また冷戦崩壊までは労働界(同盟や総評)や社会党への宣撫工作(アメリカ招待旅行も多く行われた)も盛んに行われたが、岩井章と太田薫はアメリカに屈しなかったとのレポートがある。たが90年代以降は直截的にアメリカの言うがママの「パシリ」を育てるに変更したようだ。
メデイア操作と選挙結果 
 さてメディアと選挙だが、戦後歴代の国政選挙結果は全てアメリカの影響を受けていたと見るべきだろう。GHQは戦後第1回の総選挙は中選挙区を止めさせ大選挙区として行わせ、戦犯候補連中を落選させ、女性や共産党の当選を容易ならしめた(日共が弾圧の憂い無く立候補できたのは、この時が初めてで故に米軍を解放軍と思った)。 
 さらに占領2年半後(戦後2回目の総選挙)にはクリスチャンである社会党の党首片山哲にマッカーサーが期待し、選挙の結果、社会党が第1党となると反吉田(茂)の連理政権をつくらせ社会党の片山哲に総理をやらせた(ぐず哲と批判され短命に終わったが、鳩山由紀夫首相の退陣と似ている)。
 次には戦後15年体制変革ともなり得た1960年秋の総選挙と70年安保前年の69年暮れに行われた総選挙を考えたい。
 60年の総選挙は11月に行われたが6月まで安保大闘争が吹き荒れた年であり、その前月には社会党首の浅沼稲次郎が日比谷公会堂で17才の右翼少年山口二矢(おとや)に刺殺され、まさに社党の弔い合戦であったにもかかわらず社会党は延びず、自民が296議席を得た(岸は米とメディアの総攻撃にあい総理の座を降ろされ、所得倍増を掲げた池田総理で、現下のように「政治より経済」で選挙が行われた)。
 そして安保改定期の70年安保前年の69年暮れの社会党成田委員長時の選挙では、同年の学園闘争激化(安田講堂占拠などで東大入試なし)が批判され、社会主義協会など左翼青年を抱えていた社会党は批判の的となり結果90議席と初めて百議席を割り、佐藤内閣は300議席(無所属当選を取り込み)を得て70年安保を粉砕した。この社党1人負けの選挙結果にメディアが関与しなかったとは言わせない。
 次にメデァイが社会党を大勝させた89年参議院選挙を見てみよう。86年中曽根総理の下で行われた衆参ダブル選挙(死んだふり解散)で社会党は69年選挙以来の大敗を喫し、石橋委員長は辞任した。 
 中曽根は売上税の名の下に消費増税を持ち出したが、財界がこれに反対。メディアもバブル期で税収堅調なのに売上税とはと批判を強めた。
 石橋政嗣退任の後を継いで86年に土井たか子が社会党初の女性委員長になると、マスコミの態度ががらっと変わる。一つは土井自身の明快な護憲・軍縮論と消費増税批判を歯切れよく語るキャラクターと女性の社会進出ブームと相まってメディアは「おたかさんブーム」を演出し、「社会党は変わった、自民にお灸を据える為にも社党躍進で問題なし」と持ち上げ出す。
 そしてレーガンと「刎頸の友」を装った対米従属の中曽根が87年退陣し竹下に総理が移る。竹下は売上税から消費税と名称を変え法制化に進んだ。その中でリクルート事件(最初は朝日のスクープ-実はでっち上げ事件)が起こされ、官僚や自民政治家の絡みがメディアで執拗に暴露される。ほかには佐川急便疑惑や、市町村に1億円づつばらまく「ふるさと創生」などが、メディアからぼろくそに叩かれ出す。
 そこで1989年の参院選挙時が行われるが、この時竹下首相の支持率は何と5%をきる。自民は竹下を降ろし宇野を総理にするが、宇野の元愛人が「私を月30万円で囲うと口説いた、こんな下劣な男を総理にしてはいけない」とテレビでぶちまけさせる。指3本(30万円の意味)を出してのテレビ報道がたくさん流され、史上最低総理の宇野自民などとんでもないとのムードの中で参院選挙を迎えた。そして参院選挙で土井たか子委員長が「山が動いた」と表現する社会党圧勝(この時初めて労組「連合の会」も出来て社党と書きたくない受け皿にもなった)で野党が過半数を初めて占める結果となった。
 この時の様子は4年前の民主圧勝の政権交代時と極めて類似する報道パターンだ。
 米の庇護の下、長期政権となった総理の中曽根を小泉に、その後を次いだ竹下を安倍(第1次)に、そして妾しくじりの宇野の役回りを、漢字が読めない麻生に当てはめれば、同じ報道パターンがよく理解頂けると思う。
 89年の土井たか子ブームは約2年後統一選挙の惨敗で幕を閉じる。私はこの選挙でいわゆる社会党逆風の中で初当選したから良く覚えているが、改めてメディア操作と選挙の関係を見直すと如何に同じパターンで有権者が誘導されるのかが理解できた。
 今度の参議院選挙で、国民の為に何をするかで考えれば、メディアがネグレクトして党名も候補者紹介もしない生活の党から共産党までを伸ばして、自公やみんなと、維新で3分の2を取らせないようにすることであろう。
[PR]

by ichiyanagi25 | 2013-05-25 21:31

第4回軍港資料館シンポのご案内

第4回軍港資料館シンポジウム開催のお知らせ
標記シンポジウムが以下開催されます。
f0165519_844579.jpg


会場がベルクの大ホールと広いので申し込みは不要です。お誘い合わせの上、多数ご参加ください。
 マッカーサーはなぜペリー来航時の星条旗をミズリー艦上に掲げたのか 
 太平洋戦争は20世紀、植民地主義のブロック経済のなか、中国進出でABCD包囲網を引かれた日本が、その閉塞状態にいらだっている所にドイツの快進撃に目がくらんで今こそが千載一遇のチャンスと思った事が一つ。一方のアメリカはルーズベルト3選の際、彼は「アメリカの青年を欧州の戦場に送ることはない」と重ねて表明していたが、英仏の敗北状況をみて兵器廠となるだけでなく参戦のきっかけをつかみたかった。そして日露戦争後、中国占領をあきらめない日本をやっつけ、半永久的に日本を属国にすべく対日戦争を決意し、ワシントン条約開けを期に大海軍作りに進む。
 そして準備が大体整ったところで日本を挑発し、石油、鉄くずの輸出禁止、対日資産の凍結と日本を追い込み、最後は1941年11月末にハル・ノートを突きつけ、ついに真珠湾攻撃を「騙し討ち」の形で行わせることに成功する。ルーズベルトの「最初の一撃は日本に打たせる」は宣戦布告手交の不手際(在米大使館員の国賊的怠慢が原因)から、好都合で騙し討ちとなり、対日、独戦争に踏み切ることが出来た。原爆投下も東京大空襲での10万人焼き殺しも、全て真珠湾攻撃「卑怯な騙し討ち」への仕返しだ、とアメリカ世論は今でもそう思わされている。
 山本五十六が近衛に語ったとされる「1年や2年は大いに暴れてご覧に入れるが、そこから先は全く自信は持てない」であるが、山本は故に緒戦でアメリカを大敗北させ、米国民の厭戦気分を誘い出し停戦に持ち込むとの日露戦争の夢よもう一度の「戦略」しかもてなかった。アメリカの意図と米国民の意志を全然理解していない独りよがりで真珠湾攻撃をしたに過ぎない。 
 大体、他力本願でかつ主観論のみの戦を戦略とは呼べないし、何より日露戦争時と真逆で、英米という強力な支援国と仲介国を敵に回すのだから早期講和の斡旋者などいない。これを指摘する歴史家と評論家も少ないのもおかしい。
 太平洋戦争に至る道筋と、敗戦により保護国化された日本の近代史はどこから始まるかと言えば、象徴的に言えば1853年のペリー来航である。しかしこれは当時世界の覇者であったイギリスの制海権があったればこそペリーは日本に来れた。このへんは曽村保信氏の名著『ペリーはなぜ日本に来たか』(新潮選書)をよめば手っ取り早く理解できる。
 イギリスは幕末期アメリカよりも活発に日本を幕藩体制から国民国家へとの改造を企て、薩長を始め土佐の坂本を含め多くの若手武士をてなづけ明治政府を樹立させた。このへんは司馬史観や今までのカタログ歴史に縛られていると全然その構図が読めなくなるし、現代の世界も分からなくなる。
恥ずかしい本市のお祭り騒ぎと戦略性の無さ 
 本市は、歴史の裏側を見れば国辱の始まりの年とも言える1853年のペリー来航を「開国」してくれたと喜び、10年前にペリー来航150年を、歴史的検証は何もせず、お祭り騒ぎのみで祝し、愚昧なる一過性イベントを多々行った(今そのパンフを見ると、不平等条約を押しつけられた事を無念と感じない行政の感覚と、私も議会で論理的批判もしなかったことを含め、全く恥ずかしくなる)。米国ペースで「強行開国」させられた国家の重大事を、なぜこのようにあっけらかんと「祝」えるのか、市民はよく考えた方が良いだろう。
 そして歴史は以下展開する。翌1854年にペリーはロシアに先を越されるのを警戒し、アイシャルリターンで、再び東京湾に来て、幕府に対し「開国せねば砲撃を開始する、そして戦争になれば20日以内に米本国から軍艦50隻を呼んで、合計100隻の艦隊を集めてみせる」と脅して、「日米和親条約」を横浜で結ばせ「開国」の運びとなるのである。これを150年後に無邪気に喜んでお祭り騒ぎのみした沢田市長以下はアメリカにとってさぞ可愛らしい存在だったろう。
 その後、フランスから英国へ指導者は代わりながら日本海軍は作られ、横須賀は海軍の町として形成されていく。 
「賢者」-支配者-は自分の関与をした隠す  
 日露戦時の主力艦は殆どイギリス製だが、世界の覇者イギリスは日露戦争での指導を隠し通し、日本人だけでロシア艦隊を破ったことにした。そして日本史が文部省で作られ、数々の小説が書かれ、映画にもなった。(「坂の上の雲」を有り難く信じると、とんでもない事になる)。
 曽村氏は「日露戦争の全貌は明らかになっていない」と書いているが、日本海海戦も砲術から操艦(T字戦法も英国で考えられた)までイギリス観戦武官の指示(国際法違反)のもとに日本海軍は戦ったことが判明している。
 倒幕の実態を含め、近代史と軍都横須賀を知るには資料館を作ることが一番と思うようになった。
 さて太平洋戦争に突入する際、陸海軍の統一した戦略は蘭印の資源地帯(東南アジア)をおさえ、長期不敗体制を敷との合意はあり陸海共同作戦が行われたが、西太平洋で南北ラバウルからキスカ迄抑えると、陸海軍の齟齬はどんどん広がり、海軍は防御の為と更に先の島を取りに行き、戦線は延びきり、石原完爾の指摘通り敗戦亡国への道を転がりだす。
 結果、五十六が言った「暴れまわる」期間はミッドウエー海戦の大敗北でたった半年で終わった。その後山本は対米戦をどうするか具体策を描けず、早期講和などあり得ぬ事がわかった43年4月に前線視察を強行し、墜されて死ぬ(この無責任さをメディアは突かない)。
 海軍に引きずられた結果、陸軍もガダルの敗退以降、島嶼戦の戦い方を知らずに餓死と戦病死の山を築く。更に昭和19年以降、日本海軍の対潜作戦無策から、救助と支援が出来なくなると、陸海軍共に島に残された将兵に対し降伏を許さず、餓死と玉砕を強いた。このように戦うことが出来ずに死んだ戦没者を英霊と祭り上げて、批判を許さないようにするのは、とんでもない国家の卑怯であると思う。
 また市の観光戦略がないのは、まず歴史と向き合わず、軍港都市の歴史と今をどう活かして人に来て貰うかの根本から考えない事による。そして集客施策も殆どは外部丸投げで小規模一過性企画ばかり建てているからとも指摘できる。 
 とは言え、余り大風呂敷を広げず、戦略的思考の不得手な国民性~市の観光戦略まで、日本人が苦手とするところを語り合う最初の企画です。
  
[PR]

by ichiyanagi25 | 2013-05-14 10:09

国民栄誉賞演出はナベツネが仕組んだのか?

長島、松井の国民栄誉賞はナベツネが仕組んだのか?
 5月5日、子供の日に記録的に見れば高く評価できない松井と長島が、時の総理の人気取りで乱発できる国民「栄誉」賞を授与された。
 元来私は大のアンチ巨人だからその分余計批判したくなるのだが、明らかにこの日、日テレで全国中継された授与式は常軌を逸していた。栄誉賞の露骨な政治利用である。先月28日に属国関係を糊塗する偽りの「主権回復の日」に天皇皇后両陛下を出席させたのに次いで、悪辣な政治利用であり、植民地メディアと組んで何でもありになってきた。 
 私は初めからこんな受賞に興味は無く、忘れていたが翌6日朝のニュースで授賞式を見てここまでやるかと思った。6日朝のNHKを含む各局の放送は祝賀ムード一色だったが、東京新聞でその授与式が露骨なプロ野球の政治利用だった事を知って、これはとんでもない国家となったと寒気が走った。
 極めつけは安倍首相がはしゃいで、96番の背番号をつけ、何と主審を演じたことである。96番は本人の弁によると第96代総理からだと言うが、以下批判の声が出ている。「参院選で改憲派が3分の2を占めればまず96条を改正し、(アメリカの手先である)国会議員の過半数で憲法改正の発議が出来る、姑息な改正の地ならしで96をつけたのだろう」と言うものだ。野球を利用したサブリミナル効果を狙った側面(電通や読売の画策)があるに違いないだろう。
 そして脳梗塞の後遺症が出る長島をバッターボックスに立たせ、ろれつの回らぬ口で感謝の弁を述べさせた。これで批判する者を「弱者、障害者に対し批判するのか」と、批判封じの汚い手だ。読売と自民の品性下劣さだ。
読売巨人支配を未だ許す構造 
 こうまでプロ野球を政治利用して、批判をさせない雰囲気を作り長島、松井に栄誉賞をやり、現役総理をグランドに立たせたのは、読売巨人軍の実質オーナー、ナベツネなのか?。安倍首相はアンチ巨人だそうだがならば何でこの時期この二人に国民栄誉賞を授けるのか。
 だいたい長島なんてのは立教時代、南海の鶴岡監督から豊富な「栄養費」(裏金)を貰い、杉浦と共に南海に行くはずが、読売の札束攻勢と実兄を読売に入社させるとの裏約束で鶴岡を裏切り、テレビ放送で野球の隆盛を迎える事を狙って読売に入った(翌年の日本シリーズで杉浦は意地を見せ4勝無敗で巨人を下した)。この当時、ドラフト制がない新人獲得時の札束攻勢を見事に描いた松竹映画『あなた買います』がある。DVD化されているので是非一見をお薦めする。
 会社勤めしていたとき野球好きの先輩からこの映画の話を聞き、その人は「モデルは長島の巨人入団劇だ」と言ってたが資料を当たると長島プロ入りの2年前、56年穴吹選手の南海入団がモデルとある。
 受賞の根拠だが長島はホームラン数や安打数、打点も生涯打率も全て歴代9位以下だし3冠王もない。
 記録ではなく記憶に残るなんて言うのは読売と日テレの創作でしかない。これが何で今まで王と衣笠という偉大な記録保持者しか貰えなかった賞を授けられるのだ。不公平甚だしいと言うより読売と国家の政治えこひいきだ。
 松井だって同様だ。メジャーに行ったが、記録や印象度からしても野茂やイチロー(栄誉賞辞退)には遠く及ばない。ワールドシリーズ勝利も田口荘が他にいる。
 その無理筋受賞について総理に手を回し、国民栄誉賞をと囁き、総理をアンパイアに仕立て参議院選挙前にグラウンドに立たせ、テレビで全国中継してやると言ったのがナベツネだとしたら、ストーリーとしては完璧だ。これでまた何人のB層が影響を受けるのだろう。読売は植民地新聞の中で人一倍、自民や維新を持ち上げ、また改憲をさせたがっているから、さもありなんではないのか。
 ところで、78年の江川入団騒動の読売の汚い手口には読売以外のメディアがかなり健闘したが、今回はそうでもない。これはメデァイの劣化ではなく、メディアが財界や読売巨人の振る舞いを批判させない体制にしてしまったからだ。そして今のテレビと大手新聞はアメリカの意向を受けてすべては属国支配を気づかせない為の報道しかさせなくなったのだ(私が読売を植民地新聞の筆頭というわけはここにある)。これは米の陰謀でも何でもなく、占領下から行われてきたのだが、小泉内閣以来露骨になってきただけだ。今まともなジャーナリストは大手メディアでは生きていけない状況になってしまった。だが多くの国民はここに気が付かない。
TPP批判するとテレビから干される 
 4月27日の我が脱原発議連主催のセミナーでフリージャーナリストの岩上安身さんに話して貰ったが、私の思いと一緒で講演内容は原発中心でなく、原発も含め全てアメリカの言うがママとなっている現状批判だった。因みに2部の議連と岩上さんとのトークセッションのシナリオを打ち合わせの為に作り送付したが、思いは一緒で事前の打ち合わせは必要なく、2部が行われた。
 以下その資料を貼り付ける。
f0165519_13442993.jpg

 4/27パワーポイントを使って大手メディアが報じないアメリカ支配構図を説明する岩上さん
 
 第2部トークセッションの討論議題
・サンフランシスコ講和条約(旧安保条約)は連合軍から米一国統治への転換。
 安保(日米同盟)体制従属関係の根源。安倍政権4/28「主権の回復」とは。
 対等な国は同盟を結ばない。同盟とは「属国」化の意味-日英同盟から。
・脱原発できないわけとTPP、尖閣、地球温暖化、増税などは同根。
 改憲派はほぼ対米追従で、それを疑念に思わない議員が衆院の7割強をしめる。
・原発は全て米国のコントロール下で真の危機対応は教えられていなかった。
・自公政権と見せかけ野党、原発ムラは原発維持推進で何をしてくるか。
・エネルギー支配+温暖化と脅して原発普及。ロシアからガスを買えない。米国 産シェールガスを高く買え。石炭火力はCO2の増加と騙して普及させない。
・日本のメディアの現状。欧米メディアも? 騙されない為に何をすれば。

 岩上さんは「現状メディアは対米属国状況を明らかにするジャ-ナリスト、評論家をテレビから追放している」と述べられ、自身がテレビから閉め出されたのは原発批判が原因ではなく、TPP批判だと話されていた。TPP批判はメデァイではまったくタブーだと。TPPを認めれば10年後、我が国は米国産業の都合に合わされ農蓄産物は輸入品で埋まり、国民生活は更に悲惨になるだろう。
 下劣な国民栄誉賞のテレビ中継、特に安倍のはしゃぎように違和感、拒否感を持った人がどのくらい、いたのかで参院選の帰巣が分かるというものでは無いか。
 野球など何処が勝っても国民生活には関係ないが、参院選で自民など改憲勢力が圧勝すればまさに植民地支配構造が完成する。
[PR]

by ichiyanagi25 | 2013-05-08 09:23