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明日の副市長人事選挙

明日の副市長人事選挙
どうするそれぞれの態度表明
 明日14日副市長2名を選ぶ選挙が行われる。
 午後2時からの本会議場で、市長から何故この二人なのか提案理由の説明が行われる。
 その説明が議員と市民にどう伝わるかだが、市長からは私達に特にこういう事でお願いしたいという説明は無かった。他会派も同様な所が多いようだ。新聞紙上で出した引っ込めたりしていた、これまでの人事を改めるには事前の丁寧な説明が必要と申し入れたが、受け止め方が分かった。
 私達が記名投票を求たのは、市長の説明責任とそれを受けた議員、会派がどういう理由で賛否を決めたのか討論して市民に示すべきと思ったからである。当会派はだから「こういう理由で判断した」と述べる。所が金曜日午後に討論通告があるのか事務局に聞いたところ、今の所ニューウイングだけとの事。正式な議案提示は明日10時の議運だから討論通告はそれからでも間に合うが、午後2時までにしっかりした草稿が書けるかである。
 詳細は選挙前だから明かさないが、この二人の候補にどう言う事で副市長を受けたのか確認した。特にお一人は市長の議員時代かなり公然と批判していて、それを聞いている職員や議員は多い。敢えて苦言を呈するであろう人を側近に据える吉田市長はそれなりの説明責任がある。通り一遍の説明では「何だよ」と思う議員も多くなるだろう。
 これまでのように何処かの会派の意向によって、市長が急に取り下げたりの混乱だけが印象に残り、何でこの人を副市長にと市長が思ったのか、そして議員はなんでそれを拒否したのか市民は知らされていない。かくいう私ですら市長の本心は不明のママだし、反対理由を感情論と取られているのを放置するのは愚作と思っている。
 だからこそ明日の議会では理由を市民の前に述べて評決に付すべきだと確信している。
 人事の事だから結果によってはその人を決定的に傷つける。既に椎名氏と岩沢氏は市長から顔に泥を塗られたわけだ。市長がどの様に二人に詫びたか知らないが、提案するなら最低限過半数を得る努力をしなければ今回提起の二人にも失礼だ。
 今議会で既に二つの議案は委員会で否決されている。特に市長のパフォーマンスで提案した案件はマニュフェストにあろうが無かろうが、市民的メリットがないと判断すれば議会は同意しない事がハッキリしてきた。2元代表制の機能が発揮されてきたわけだ。
 マニュフェストは契約ではない
 ところで市長はマニュフェストを「市民との契約」と言うが彼に投票しなかった人はそんな受け取り方はしていない。これを議員でも理解していない人がいる。藤野君は彼を支援したから仕方ないが、民主党が掲げて政権に着いたマニュフェストとは意味がまるで違う。国政は議院内閣制だから各選挙区から出る民主党候補は「政権を取ったらこうする」と同じ内容を選挙民に提示し、政権獲得後はその実現に務めるで良い。しかし政治だからそれは柔軟にである。当然出来るものと出来ないものが出てくる。
 市長選のマニュフェスト何てのは候補者個人がこうすると勝手に発表するだけである。市長の思い違いは治らないだろうが、特にチエック役の議員はしっかり認識すべきだ。マニュフェストに書いたことを予算化する或いは条例化する場合、常に議会の同意が必要になるが「市民との契約」に反対するのか、何て事は議員としては考慮の外だ。
 論点を変えれば吉田市長に投票したのは68,628人だがマニュフェストなるものを金科玉条に投票した人は何人いるのだろうか。蒲谷さんでは駄目との理由で入れた人の方が多いのではないか。また彼に入れなかった合計87,281人は支持してないのだから、これは確実に彼との契約などしたつもりはない。更に言えば投票率は45%だから選挙に行かない55%19万4千人程もそんな事は思っていない(投票にも行かずそう思っていたら、おこがましい)。またマニュフェストを実現しないからと損害賠償訴訟を起こしても門前払いだ。選挙公約は民法上の契約とは、司法は判断しない。その判断は有権者が4年に一編の選挙で示せばよいのである。

# by ichiyanagi25 | 2009-12-13 12:16

民生常任委終了-市民病院移行

民生常任委終了 -市民病院移行
議会らしくなってきた
 7日の民生常任委員会は市民病院移行問題で吉田市長の出席を求め午後7時半過まで行い、9日に延会となった。この議会では1日で済んだ委員会は教経委のみで他の3委員会はみな延会、予備日使用となり2日間の審査となった。
 当横須賀市議会もようやく市議会らしくなり是々非々の審査になった。そして東京オリンピックの年以来45年ぶりという2議案否決(公用車廃止と看護学校授業料値上げ)となり補正予算組み替えともなった。当会派は看護学校授業料値上については賛成した(研政連も賛成)が、自民から共産までと、それに無会派が反対し賛成少数で否決された。なおリース公用車(黒塗り高級車)の契約解除は市長公約の目玉の一つであったが、市長宣伝と違い費用はそう浮かない事から共産以外の反対で否決された(最終評決は14日の本会議)。
 吉田市長当選の結果、議会もようやく是々非々となり、各会派それぞれの判断をするようになった。これは昔から議院内閣制でない市議会に与野党はないのだから、是々非々が当然としてきた私の指摘(望みと)一致するわけだが、反面市長が代わらなければ変わらなかった事は情けない事だと思う。
 なお、これについてこれず、市長と論議もできない議員は要らない。病院移行問題でも相も変わらず一切質問しない会派もあった。議員の行動を有権者の皆さんがしっかり見て次回の選挙で判断してくれれば議会の質も向上する。
吉田市長の怠慢
 さて今回の民生常任委で最大の論点となったのは市民病院移行問題である。なにしろ蒲谷さんの「職務怠慢」をそのまま引き継いだ吉田市長により、市民病委員に残らない看護師の数は239名中89名になりコ・メディカル(薬剤師や療法士、検査技師等)に至っては69名中49名にも達するのである。
 舞鶴でも銚子でも病院崩壊したのは、市長や議長(議会)のもの言いによって医師(医局)、看護師がやる気をなくし大量退職して「病院崩壊」となったのである。逆に言えば民間、公的問わず医師、看護師、薬剤師が定足数揃っている病院では崩壊は勿論、左前になることもないのだ。
 病院崩壊の原因となる大量退職は簡単な理由でおきる。公的病院の場合、市長のやる気の無さ、確たる方針の無さが大量退職に繋がるケースが多い。横須賀市も移行を決めた蒲谷氏と、その後を継いだ吉田市長と2代続いての対応が当てはまる。
 洞察力の無い?市長
 そして吉田市長は驚くほど政治センスがなく事の本質が読み取れない事が質疑を通じて分かった。
 今回民生常任委では私から「病院移行問題で院長、病院管理部長がいる中で、市長に来て貰い現状改善の為の質疑応答したい」と提案し、反対はなく認められたので病院移行問題を優先審議し、7日午後5時半過ぎから私を含め4人の委員(公明、共産、研政)が合計1時間40分ほど市長を追及した(質問もち時間1人30分)。
その質疑に以下引用するので、吉田市長の政治家としての洞察力について感じて頂ければと思う。
一柳 ところで市長、西の舞鶴、東の銚子と言われるように公的病院が崩壊する理由は何だと思っています。
市長 合意形成の失敗だと思います。
一柳 合意形成?全然認識が違う。医師、看護師の大量退職によって一気に病院は崩壊するんですよ。
市長 それもあると思います、合意形成・・・・。
一柳 ところであなたは何で就任以来4ヶ月半も病院に行って説得しなかったのか。
市長 行かなかった事は今思えば反省しています。
一柳 反省どころか猛省だよ。あなたが就任してからバラバラ、何人もの看護師の退職が続いたではないか。
市長 私は日大や市大の医局に行ってましたので、担当部長を初め指示をしていました。
一柳 指示だ?。指示じゃなくて、あなたが行って心底から慰留をお願いする事でしょう。(記憶での再現だから若干表現は異なる。詳しく知りたい方は7日5時半過ぎの民生常任委の委員会中継録画をご覧下さい)。
 この後対応を提案したが、再現はここで止める。
 しかし病院崩壊の理由を冒頭のように言う感覚は全く持ってお粗末だ。
 崩壊の理由は簡単だが慰留や翻意して貰うのは極めて大変である。市長が行って心から説得できるかが問われる。が、こんな感覚で病院にも行っても崩壊の危機は改善できないだろうから、副市長を14日に選任し集中して、負のスパイラルを起こさない対応をとるしかないと思っている。
 委員会対応
 なお審議の際、久保院長や管理部長には病院崩壊を起こさぬ為、財政出動を伴う事もあるかと思うから議会に積極的協力を求めて欲しいと伝えた。
また9日民生常任委員会の意見として
・市長は病棟閉鎖や診療科縮小などに陥らないよう務める。
・市民に対し不安を与えないよう情報開示と発信に努める事
・職員に対し労働条件の確保等よく説明すること。
 以上を正副委員長が市長に申し入れた。

※参考資料
 職種     
看護師  病院に残る 150 市役所に異動 66(うち産育休16) 完全退職  23
      
コ・メディカル  病院に残る 20 市役所に異動 47(うち産育休 2) 完全退職  2
         
 他に労務職22(退職1)人、事務職員33人いるが事務職などは全員市からの出向であるから自動的に市に戻る。
 このうち「市役所に異動」というもう一つの大問題については日を改めて報告します。

# by ichiyanagi25 | 2009-12-11 09:22

余りに軽い市長答弁

余りに軽い市長答弁、委員会で
 吉田市長は余りに軽い。
 3日4日の本会議で市民病院の移行問題についてノーテンキ過ぎる答弁を繰り返した。
 彼は舞鶴や銚子で如何に公的病院が崩壊したか学んでいないようだ。就任後4ケ月半病院に足も向けなかった事に「反省はしている」と述べたがそんな程度では認識不足も甚だしい。
 看護師の退職(市民病院に残らない)は更に増え89名(現在職看護師239名)にも上る。薬剤師や検査技師のコ・メディカルについても69名中49人も辞める。そして合計113人が市役所に転じるのである。
 今日の民生常任委員会ではこの問題をしっかり詰めていきたい。何より市民が迷惑を被らない為にである。

# by ichiyanagi25 | 2009-12-07 07:37

書き込み禁止処置

書き込み禁止処置
 エキサイトブログに書き込めるコメント欄がありますが、「便所の落書き」と言われる読むに堪えない類も数点書きこまれています。これは調べると横須賀からではないようで、ネット特有の大量的書き込みのようです。
 市内在住者と思われる人や、議会傍聴者と思えるような意見もあります。こちらも調べるといくつかの書き込みは同一人である事は確認できました。問題はいずれも匿名である事です。一部支持する旨の書き込みはありますが、褒められても匿名はお断りです。
 特に匿名性を良い事に下品な言葉遣いや、誹謗中傷の言辞が見られます。私としてはこの様な卑怯者のコメントが載る事は全く不愉快ですので所用のブロックをかけました。これにより既存の書き込みはタイトルは表示されていますがコメントも読めなくしました。
 市政の「ご意見番」を自認なさるなら自分のブログを立ち上げて下さい。  
 なお私への意見がある時はメールより入って下さい。このメールに頂いた方には発信特定されますのでそれなりのお返事は必ず致します。繰り返しますが気概を持たない人の反論中傷など貰っても論争にならないので不要です。私は真剣に取り組んでいますので真摯な反論はむげにしません。
 以上書き込みブロックの告知をします。

# by ichiyanagi25 | 2009-12-05 20:38

副市長人事案、記名投票となる

副市長人事新聞リークで混乱か?本日内示さる
 まず11月26日の吉田市長への申し入れについては、朝日しか記事にしなかったので申し入れの挨拶を除いた全文を掲載します。
 市長への申し入れ 
 挨拶文略
 貴職は第3回定例会に引き続き今回も横須賀市政の慣例に従い「内内示」と称する方式により副市長人事案を提案されました。
 新聞報道等によれば最大会派の同意が得られないと判断され18日、再び議会提案されないまま副市長人事案を取り下げられました。またこの件について議長との話し合いもあったと聞き及んでいます。
 有権者、主権者の市民の方々にとっては取り下げの詳細はマスコミ各紙で「議会の反対」と報じられただけで、何が理由で公式提案されないのか全く不明のままです。このような状況は市長及び議会の2元代表双方が市民に対し説明責任を果たしていないと、我が会派は判断しました。
 そもそも「内内示」という方式は、貴職が批判した三代続いた官僚市長時代からの慣習ではないでしょうか。多数の会派が支持し誕生した市長が提案した副市長がやがて市長になり、それ故提案人事に傷が付かぬよう支持会派の意向を聞いて調整する慣習であったと思われます。私達は今までの市政からのチエンジを掲げる貴職には全くそぐわない密室的提案方式と違和感を持つ次第です。
 この様な事を繰り返さぬ為、また何より市民の為に政治空白を招かぬように、透明性ある人事提案方式をこの際、議会側に要望されたい。
 具体には内々の提示方式を止め、議運に提案し、賛否は議場においてそれぞれが賛成、反対の立場を市民の前で明らかにする方式をとられたい。
 なお再度の取り下げに至った経過を見ると、副市長にどうしてこの人を据えたいのかという丁寧な説明がなかった事も原因と思われます。
 新年度を控え困難な行政課題は待ってはくれません。市民の為に補佐役の副市長を選任するのは喫緊の課題であります。早急に副市長を選任される状況を自ら作られるよう強く要望いたします。

2009年11月26日  ニューウイング横須賀

 申し入れの時、市長は議会の同意を得る事が大事と答えたので、内示をする前になぜこの人を選任して欲しいのか十分説明が必要であるとして申し入れを終わった。
揉めている人事についてだからか会見後の記者会見には5,6社が取材に来たが、記事にしたのは朝日だけだったので申し入れ全文をアップしました。

 神奈川新聞リーク報道でまたも混乱か?
 吉田市長に申し入れをして記者会見を開いたのが26日後1時半。それから時をおかず誰かが神奈川新聞に「新人事案」をリークした。
 翌27日の臨時議会日の朝、神奈川新聞に「内々示」としてすっぱ抜き的に代表監査の沼田氏と現役部長廣川氏が候補と書かれていたのである。
 この記事をみた私は完全に頭に来た。会派メンバーも全員同様である。申し入れから数時間もたたず漏れて記事になったのである。市長は申し入れ時当然このことはおくびにも出さないが何か様子は変だった。私達はコケにされたと思った。議会へ行くと「またも何だ」と声が渦米いていたので、議運でこれはどういう事か人事提案について取り扱い協議して欲しいと緊急発言した。
 山下議長が「私も正式には聞いていない」と議運で発言した。余計おかしいじゃないかとなるので議運委員長が正副議長と協議して次回議運で報告するとなった。
 これまでの経過は市民から見れば密室政治だから、透明性の人事と言う事でもう内々示を止めると言う動きになっているのに、新聞に時間をもどされ内々示を復活させた。
 ところで議運開催中に吉田市長から上地団長宛、「私が神奈川新聞に話したのではありませんから、それだけは信じて下さい」と電話があった。団では「そうだろうな、それでなければ学習効果は全くない事になる」として、それは了解した。ならば議会筋から漏れた(漏らした)としか思えないがこの際どうでも良いから「犯人」探しはやめる。しかしこんなリークは配慮無しの馬鹿のやる事としか思えない。人事潰しでリークしたならともかく、二人を副市長にしたいなら議会を混乱させた分マイナスだ。
 投票により透明性の確保を 
 なおこの人事は今日2日の議運に内示がされた(なお今後内々示方式はとらない事になった)。そこで我が団はこれまでの経過から、14日の最終本会議では投票による同意を求める事にし、私が記名投票を求めた。議員2名以上の提案で決まるので即決定となった。
 14日は市長から副市長選任同意の提案理由の説明聴取後、何で賛成か反対か各会派議員が討論して考えを明らかにする事だ。それが議会として一番の説明責任を果たすになる。
 なお申し入れておいた「丁寧な説明」はまだ聞いてないので、二人に賛成するか反対するか、ひとりのみOKかは、まだ表明できない。

# by ichiyanagi25 | 2009-12-02 08:26