2009年 12月 13日
明日の副市長人事選挙
どうするそれぞれの態度表明
明日14日副市長2名を選ぶ選挙が行われる。
午後2時からの本会議場で、市長から何故この二人なのか提案理由の説明が行われる。
その説明が議員と市民にどう伝わるかだが、市長からは私達に特にこういう事でお願いしたいという説明は無かった。他会派も同様な所が多いようだ。新聞紙上で出した引っ込めたりしていた、これまでの人事を改めるには事前の丁寧な説明が必要と申し入れたが、受け止め方が分かった。
私達が記名投票を求たのは、市長の説明責任とそれを受けた議員、会派がどういう理由で賛否を決めたのか討論して市民に示すべきと思ったからである。当会派はだから「こういう理由で判断した」と述べる。所が金曜日午後に討論通告があるのか事務局に聞いたところ、今の所ニューウイングだけとの事。正式な議案提示は明日10時の議運だから討論通告はそれからでも間に合うが、午後2時までにしっかりした草稿が書けるかである。
詳細は選挙前だから明かさないが、この二人の候補にどう言う事で副市長を受けたのか確認した。特にお一人は市長の議員時代かなり公然と批判していて、それを聞いている職員や議員は多い。敢えて苦言を呈するであろう人を側近に据える吉田市長はそれなりの説明責任がある。通り一遍の説明では「何だよ」と思う議員も多くなるだろう。
これまでのように何処かの会派の意向によって、市長が急に取り下げたりの混乱だけが印象に残り、何でこの人を副市長にと市長が思ったのか、そして議員はなんでそれを拒否したのか市民は知らされていない。かくいう私ですら市長の本心は不明のママだし、反対理由を感情論と取られているのを放置するのは愚作と思っている。
だからこそ明日の議会では理由を市民の前に述べて評決に付すべきだと確信している。
人事の事だから結果によってはその人を決定的に傷つける。既に椎名氏と岩沢氏は市長から顔に泥を塗られたわけだ。市長がどの様に二人に詫びたか知らないが、提案するなら最低限過半数を得る努力をしなければ今回提起の二人にも失礼だ。
今議会で既に二つの議案は委員会で否決されている。特に市長のパフォーマンスで提案した案件はマニュフェストにあろうが無かろうが、市民的メリットがないと判断すれば議会は同意しない事がハッキリしてきた。2元代表制の機能が発揮されてきたわけだ。
マニュフェストは契約ではない
ところで市長はマニュフェストを「市民との契約」と言うが彼に投票しなかった人はそんな受け取り方はしていない。これを議員でも理解していない人がいる。藤野君は彼を支援したから仕方ないが、民主党が掲げて政権に着いたマニュフェストとは意味がまるで違う。国政は議院内閣制だから各選挙区から出る民主党候補は「政権を取ったらこうする」と同じ内容を選挙民に提示し、政権獲得後はその実現に務めるで良い。しかし政治だからそれは柔軟にである。当然出来るものと出来ないものが出てくる。
市長選のマニュフェスト何てのは候補者個人がこうすると勝手に発表するだけである。市長の思い違いは治らないだろうが、特にチエック役の議員はしっかり認識すべきだ。マニュフェストに書いたことを予算化する或いは条例化する場合、常に議会の同意が必要になるが「市民との契約」に反対するのか、何て事は議員としては考慮の外だ。
論点を変えれば吉田市長に投票したのは68,628人だがマニュフェストなるものを金科玉条に投票した人は何人いるのだろうか。蒲谷さんでは駄目との理由で入れた人の方が多いのではないか。また彼に入れなかった合計87,281人は支持してないのだから、これは確実に彼との契約などしたつもりはない。更に言えば投票率は45%だから選挙に行かない55%19万4千人程もそんな事は思っていない(投票にも行かずそう思っていたら、おこがましい)。またマニュフェストを実現しないからと損害賠償訴訟を起こしても門前払いだ。選挙公約は民法上の契約とは、司法は判断しない。その判断は有権者が4年に一編の選挙で示せばよいのである。
# by ichiyanagi25 | 2009-12-13 12:16