25日の日曜日 東京湾湾岸に異臭が漂いました

 臭いの感じ方はくみ取りトイレのにおいとか、ものが腐った臭いというものでした。私は後者に感じました。日曜日は観音崎で潜る予定もあったので長浦港から海を見ながら観音崎まで南下しましたが、横須賀本港や大津港から馬堀にかけて黄土色の赤潮が発生していました。
 馬堀沖は幅7,80m長さ数百mに渡っていました。写真を撮り、翌26日月曜、環境管理課に問い合わせましたが、赤潮については県の水産総合研究所頼りであり、また今日は水総研のプランクトン担当者が休暇を取っているので確認できないと言うことでした。(環境管理課は公害行政と原子力艦の放射能検査を担当し自然系は全く対象にしていません-国際海の手文化都市、環境行動自治体の実態です) 夜光虫との未確認情報もありますが黄土色の夜光虫プランクトンはあるのでしょうか。普通は桃色とかオレンジですよね。しかし異臭まで出すのは珍しい。新聞にも調べて欲しいと頼みましたのが原因究明はもう少し待たなければならないと思います。
 私は今回の原因は先週の長雨によるものと見ています。合流下水道の生下水放流でこれを元にプランクトンが大増殖したと睨んでいます。合流式下水道は雨天時、晴天時汚水の3倍以上の水が下水管に流れ込んでくると、生下水を途中のポンプ場や雨水吐けから海、川に放流してしまいます。これが東京湾富栄養化の一大原因となっています。横須賀市では34万人分の下水が合流式で雨天時生下水が放流されています。合流下水の欠陥については参考までに「ひろしの声」11号を参照してください。
 合流式は 東京都では数百万人分(不明と表示)、横浜でも公表で125万人分が雨の時垂れ流されます。これでは東京湾が綺麗になるはずがありません。合流処理人数はこれまで各自治体正確な数字を公表しませんでした。横須賀でも10万程としていましたが私の調査追及で実は34万人であることを3年ほど前に認めました。
 一昨年国土交通省は合流改善対策を決め本市も1億5千万の予算を使い今合流改善計画を立てるべく委託調査中です。市は合流式の問題を説明責任として早く市民に伝えるべきでしょう。広報で説明したらと昨年より提案していますが下水道部はもう少し待って欲しいとのことです。いつまで待たせるのでしょうか。
 今回の赤潮は木曜日には発生していたのを私自身確認しています。東京湾全体で発生したものが北東風によって横須賀に吹き寄せられ、分解時に異臭を発したのだと思いますが、異臭が出るような2次汚濁現象が横須賀で起きるのは珍しく原因が何処にあるのか突き止めるのは行政の責任です。これら富栄養化による2次汚濁で東京湾湾奥では貧酸素状態になり、生き物皆殺しの青潮発生に繋がっています。
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# by ichiyanagi25 | 2003-05-27 00:00

議運の対応に敬意を表します

 やはり対立の方が興味を引くのですね。
 ダイオキシンや港湾計画についての会議案内を書いても何のリアクションもないのですが、議運のことでは複数の方から激励メールが来たり、当サイトへのアクセス件数も増え、更には他人の掲示板までに私を登場させて頂き、望外の幸せと思っています。
 さて議運が私の会派離脱報告を会派内のことで議会運営に係わる事でないとされたことは賢明な対応と思います。
 召喚されずに済みホッとしてヨイショを書いているわけではありません。理由は離婚した夫婦が共に家族を巻き込んで悪口を言い合う展開と似た事になるからで、そのあげく「あの時はこうだったじゃないか」なんて、議運で言い合いが始まったら、まさに泥仕合となり(盛りあがるでしょうが横須賀市議会が愛想づかしされかねないと思うからです。
 一緒に会派を組んで12年(ある人は8年)もやってきて、その前には横山市政に対して様々に共闘、環境運動やヴェトナム反戦から長く共に行動していた同志が「言った言わない」の類を議運で出したとは情けなくなってきました。
 もうこの件は書くのは止めよう思っていたのですが、議運での議事録?が提起した議員のHP上に公開されましたので一応反論しておきます。『事実と異なる』とは「よく言うよ」が正直な感想です。
 2月の予算説明の全員協議会か市長の施政方針演説の時かは定かではありませんが、議場に向かう途中団長に「美術館予算に反対したい」と歩きながら伝えたところ(10階に上がる階段の手前角あたりで)即座に『反対するなら団をでろ』と言われたのは今でも鮮明に覚えています。足を踏んだ人は゛忘れても″踏まれた人は覚えています。
確かその時その場にもう一人いたはず、です。それから、これからも美術館に反対するのなら一緒にやれないと言う話が前提で、その後の団会議でも話が進んだのは議員以外でも多くの人が承知しているはずです。
 ある人は「一柳さんが会派離脱させられる」と心配してくれ3月末の日曜でしたか、選挙準備で忙しい中わざわざ当事務所にお出で頂き、当方後援会顧問と選対事務局員とでこの件について話し合ったことがあります。確認しましたがその時の3人は明確に会話内容を覚えています。
 ただしこんな会話はテープにとったりしませんし、まして廊下でのやり取りに議事録があるわけでもなく「会派を出ろと言った証拠をだせ」と仮に言われたら何をかいわんやですが、来年も反対するのなら一緒にやれないと行った人は一人だけでははなく、「美術館はこれからも反対でもそれを許す、一緒にやろう」と言った人は誰もいなかったわけですから。
 そう言う人が人がいてくれたら、誰が摩擦を起こしてわざわざ一人の無所属になるでしょうか?
 もう止めましょう。後は市民が判断してくれるでしょう。 もっと建設的な案件で論議、論争し盛りあがりたいものです。
 ただし降りかかる火の粉は断固振り払います。そして表現の自由も他義員と共闘して守ることを宣言して、終わります。
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# by ichiyanagi25 | 2003-05-26 00:12

横須賀の海を愛する方々へ


 10年前に密室審議で決められたポートフロンティア計画を取り消す港湾計画の改訂が来年度行われます。その改訂作業に先立ち環境に配慮する港湾計画とするために横須賀港港湾計画検討市民委員会(12名)が来月に設置されます。 
 NPO関係として私達が所属する複数団体から委員に就任するよう要請がきて一部の方が内定しています。横須賀市の港湾区域は追浜から野比沖まで東京湾の重要部の殆どを占めます。次期港湾計画策定に重要な影響を与える検討委員会に私達の仲間が委員に委嘱されることは名誉なことであり市の姿勢を評価したいと思います。横須賀の海の保全と回復に関心を寄せる方々と共にこの課題について論議を深めたく下記の通り会議を行います。横須賀の海を愛する人のご参加をお待ちします。


5月27日(火)6:30pm
  ヴェルク横須賀第3会議室 馬堀の会で会場は取ってあります
議題
次期港湾計画の改訂とは
新たな会議を起こすか
会議の仕方など
なお今回会議参加希望の方は会場が狭いため、お手数ですが下記一柳までお申し込み下さい。
また前回の港湾審やポートフロンテンティア計画と住民運動の経過につきましては、海洋、環境の項目をクリックしてご覧下さい。ポートフロンテンティア計画の図や当時の新聞記事などが掲示されています。ご覧下さい。
   一柳 洋       〒237-0067 横須賀市鷹取町1-55
              連絡先5/FAX866-4561     090-3592-5578

              Eメール umihiro@bc.mbn.or.jp
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# by ichiyanagi25 | 2003-05-24 00:00

議員の情報発信と表現の自由について

 藤野議員が30日の議運に「召喚」されると23日午後、偶然彼の掲示板をみて知り、また夕方帰ると吉田議員から議運の傍聴記が送られていました。
 23日、議運でHPについて提起した委員は、私のHPにも事実誤認があると発言したそうですが、私はHPに書いた記事内容については自信を持っております。故に何処へでも出てそれを証明する用意があります。
 議運でも私の会派離脱報告は議会全体の話でなく議運で取り上げないとなったようですが、記事に誤認があるというなら私にまず何処なのか指摘して欲しいものです。勿論公開の場で論じあう用意もあります。
 それはともかく24日の神奈川新聞を見たり他の無所属議員に聞くと30日の議運に藤野議員を呼んで事情を聞くということです。他の議員から問題とされる部分を見せられました(全部かどうかは不明)が、一部思いこみで書いているが、この程度なら、誤りの指摘をして注意とかでよいのではと感じました。 とりわけ誹謗中傷とは何処を指すのか判然としません。
 私は4期13年目の議員活動に入りましたが「社会の常識は議会の非常識」をいまだに感じることがあります。新鮮な感覚で議会の「非常識」を感じて情報発信するのを止めることは出来ないでしょう。もし事実と違うならまず彼の掲示板や自らのHPにそこを指摘し、違うことは違うと指摘すればよいと思います。違うとの指摘が続発すれば信用度は落ちるでしょう。彼は現段階では唯一掲示板を持っている議員ですし書き込み者もどこかの2ちゃんねるとは違い概ね常識的ですから。
 しかし、これからの論議は議員としての表現の自由に係わることですから慎重な対応を期待します。規制を主張される方は何処を規制すべきかHPで公表し市民の批判を仰いだらと思います。
 今、藤野議員のHPを巡って横須賀市議会が注目を浴びています。こんな事は初めてでしょう。私も昨年あるポカを自分の通信に書いて、3ヶ月後に議運で謝罪させられた事がありますが、非常に不本意でした。(そう言えば6年前にも別室協議を明らかにしたことで謝罪文を書け書かない
で揉めたことがあったのを思い出しました)。
 今後納得行かない指摘や謝罪要求には徹底的に論争しようと思っています。
 さて議会内の感想を書くことを規制されたら、個や議会のダイナミズムの喪失をさせることになると思いますし、民意を代弁するために45人の議員が選ばれた意味が無くなるのではないでしょうか。議員から発信される情報は本来規制すべきものではなく、いわゆる公序良俗に反すること以外は特段の規制を設けるべきではないと思います。「公人の品格を保つ」といっても個性、感性の差が有り結局は読み手の有権者の判断しかないと思います。 私も今回のことは重要課題と受け取め次回の議運を注目します。必要以上のバッシングがあるようなら擁護役は買いたいと思います。
 いずれにしても報道(神奈川新聞)では情報が断片的で市民の皆さんには何で藤野議員が呼ばれるのか分らないと思います。そこで議員の表現の自由に関する事でもありますので関心のある方は次の議運30日(金)10時からを、傍聴して頂くのが良いかと思います。(お仕事の方は無理でしょうが)。傍聴について不明の節は議会事務局822-8457へ問い合わせ下さい。
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# by ichiyanagi25 | 2003-05-24 00:00

ダイオキシンヒステリーと行政パニック Ⅱ

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議論を始め行きすぎをただしたい
 日本評論社刊の「ダイオキシン」についてこれからかいつまんで報告します。この問題を冷静に考え、行き過ぎた行政対応の見直しが必要であれば是非御意見を賜りたいのです。また誤った科学認識による環境運動が広がらないように、そして今までの運動論を修正する必要があると思うのです。御意見を賜り、論議をしてから議会で取り上げたいと思います。そう言う意味で御意見お願いします。ある運動が論拠を失いかねない大問題でもありますから。
環境大本営発表
P176に次のグラフがある。これこそ「焼却炉近くの住民はダイオキシンにやられている」と世論を煽り、ひいてはダイオキシン類対策特別措置法-通称ダイオキシン法-を生んだとされる。
 このグラフは新生児の死亡率と産廃焼却量との相関グラフである。このグラフによると産廃焼却量に伴い新生児の死亡率も高いように見えるがよく見ると死亡率は1993年で切れている。94年以降は死亡率が減少したので使用しなかったと言うのである。このグラフで高値にある82年~94年は平均より少し高い死亡率を示したのでそこだけ抜き取ったと言う指摘である。
元データー(6-2図)があるが94年から96年にかけては焼却量は倍になったが死亡率は減少しているがそれは載せていない。この本はこのグラフを環境版大本営発表だったと指摘しているのである。
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 更に続く。新生児(生後4週間以内の死亡)の死亡率は全国平均で1/500だそうだ。
また乳児死亡率(生後1年以内の死)は1970年の8,7から2000年は1,79と確実に
しかも大幅に減少している。そしてグラフのトリックは埼玉県の三芳町という小さな自治体の新生児死亡率を取り上げた。統計学の常識であるが母集団の小さな所ほど一人か二人の死亡増減で死亡率は全国平均の上や下へと振れる度合いが多くなる。同町の年間出生児数は最大で350人ほどで全国平均と同じなら死数は1以下であるという。現実の死亡数は年0~4人で推移し産廃焼却炉が稼働してからも死亡ゼロの年が6回あった。(母集団が超小さい)町の乳幼児がたまたま3人が死んだ年の死亡率を全国平均と比べるとすこぶる高値になる。ここを抜き取ったと言うのだ。

図6-2を見れば焼却量とは関係なく死亡率は年と共に確実に減少している。ゴミやダイオキンではなく公衆衛生の向上と医療技術の向上により死亡率は減ったのである。本書のまとめはこうだ。所沢周辺の新生児死はダイオキシンと関係ない。このグラフにより市民マスコミばかりか環境学者も誤解してしまった。産廃銀座の次にゴミの自家焼却している市町村は新生児死亡率が高いとの情報も引き続いて出た。

ダイオキシンを浴びてもあざが出来るくらい
1976年にイタリアのセベソと言うところで農薬工場の事故があり大量のダイオキシンが町に降り注いだ。子供達は降り注ぐ白い粉の霧の中で遊び回ったというが、セベソの住民はこの事故により死の恐怖におびえ、奇形児が生まれるのではと心配した。カソリックの総本山イタリアは国法で中絶を禁止している。時の政府は激論の末セベソの3ヶ月以内の妊婦に中絶を許した。
多くの胎児が闇の葬られたし、密かに外国で堕胎した人もいると言われる。
 しかし賢明にも中絶を思いとどまった妊婦から異常児は生まれず、白い粉の霧を浴びて死んだ人もいなかった。
 この事故をきっかけに徹底したダイオキシンの研究が全世界で行われた。最初は農薬をターゲットに調査研究し、後にゴミ焼却でも発生することが分かると燃焼との関係も調べられた。70年代末にはものを燃やせばダイオキシンが出るのは研究者の常識となった。山火事でも発生するので地球規模で何億年もかけて蓄積したことも分かってきた。
 さて、では人的被害はどうだろう。全米の大学で広く使用されていたテキスト(日本での訳本1990年)にはこうある。「ダイオキシンに暴露した人は多いが、これまで確認された被害はせいぜい塩素座痩、筋肉痛、神経障害、胃腸障害で何れも一時的なものに留まる」。ダイオキシンが先天異常を起こしたり肉腫を起こしたりと言う説は実証されていないとある。テキストは引き続きこう指摘する「こういった問題を決定するのは科学ではなく政治である・・・何としても規制せよとの世論がある限り環境保護庁は現行の規制を緩めるわけには行かないだろう」。この指摘は90年代後半の日本政府や各自治体の実態をぴたりと当てている。
ソ連も政治利用はしなかった 
 また米公衆衛生誌にでた別リポートには「詐欺的な因果関係を根拠に補償を行うのは誤りであろう」とヴェトナム帰還兵のダイオキシン「被害」についてそれほどのものではないとしている。
 休憩Ⅰ-私はこれら著者とは違う研究者に聞いたところ、1970年代当時のソ連化学者も
枯れ葉剤に含まれるダイキオシンは大した健康被害を与えないとして、これをもってヴェトナム戦争糾弾はしてないそうだ。
休憩Ⅱー20年前、今は亡き鈴木福蔵さんらの南部清掃工場建設に伴う運動を手伝った。この時を契機に塩化水素(塩酸が気化した状態)対策で炭酸カルシウム入りレジ袋となったわけだが塩化水素がどのような人体被害をもたらすか家に帰り調べた所大した事がないことに驚いた。もっと問題とすべき大気汚染課題はほかにあったのである。
なぜ
 スモンでもサリドマイドでも世界の「認識」が日本に入って来るのが遅く、多くの薬害被害者を出した。スモンなどは獣医雑誌にも書かれていた「常識」が日本には伝わらず多くの被害を招いた。エイズ過をもたらした非加熱製剤もそうである。しかし厚生省や環境庁は「熱ものに懲りてなますを吹きすぎた」か、ダイオキシンでは明確な健康被害も確認してないのに早期に対応したのである、なぜか?そして自民党から共産党まで全政党あげて立法化に走ったのである。

 次回パートⅢではダイオキンヒステリーを作った政治の役割とその背景にスポットを当て、皆さんと考えたい。
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# by ichiyanagi25 | 2003-05-21 00:00