コロナ嘘メディアのウクライナ報道を信じるのか?
ロシアがウクライナに軍事侵攻をした。
日本の全メディアは、ロシアを旧日本陸軍の満州侵略(傀儡国家樹立)と同じに捉えてプーチンは侵略者の報道一点張りである。
2年間のコロナフェイク報道で煽りと脅しで洗脳の限りを尽くしてきた日本のテレビ、新聞のロシア非難一辺倒を、国民は全部鵜吞みにするのか?正に日本国民のメディアリテラシーがここで試される(騙される数はコロナと同じかに注目である)。
この報道を信じるなら、振り込め詐欺に何度でも引っかかる手合いと全く同じという事になる。
メディア情報より先ず経緯を知る
そもそもこの地域の紛争は歴史的経過(特にソ連崩壊後の)をキチンと押さえないとアメリカが流す偏向報道に騙されることになる。
先ず誤った先入観をもたないためにウクライナで起きたオレンジ(カラー)革命とは何だったのかを調べることだ。
21世紀に入って、旧ソ連邦から独立した国家が独裁政権化したとの理由で、政権交代を求めて起こった民主化運動を西側の都合(米と欧州の仕掛けと言った方が良いで)で民衆革命として持ち上げ、色(カラー)や花の名を冠した「革命」のことだ。
それが03年グルジア(ジョージア)のバラ革命、04年ウクライナのオレンジ革命、05年のキルギスのチューリップ革命などカラーと花の名を冠した民衆「革命」である。
少し考えれば分かるが、独裁国家の転覆など国民が自然発生的に行動しても、独裁政権ほど強権弾圧をいとわないから潰されるのが落ちだ。民衆蜂起で政権を倒せるなんて事は、簡単なことではない。
カラー革命が何故広がったのかと言えば、間違いなくアメリカの後ろ盾があったからだ。資金援助を始め、米英諜報界の指示や仕切りがなければ、民衆蜂起で政権交代なんて先ずおきない(政権交代まで行かなかったが日本の60年安保も全学連にCIAの資金援助があった-戦犯首相の岸は失脚し池田勇人に変わった)。
ウクライナのオレンジ革命はどう言う展開だったか眺めてみる。
2004年に行われたウクライナ大統領選挙は親露派のヤヌコビッチと独立派のユーシェンコの対決で大接戦となったが中央選管はヤヌコビッチ氏の「勝利」と発表した。これに対し、ユーシチェンコ陣営は選挙に不正があったとして首都キエフで大規模な抗議集会(、米英諜報界の指示、支援を受けた反共右翼系の活動)を連日展開した。
このため内政大混乱となり、欧州連合(EU)などの「仲介」で12月に決選投票をやり直し、今度は反露派ユーシェンコが当選した。この時の抗議集会に集まった同陣営のシンボルカラーがオレンジ色だったので、この名を付けて世界で報じられた。
04年当時のロシアは国力の点で今より劣っており、英米の支援を受けるユーシチェンコを転覆、失脚させることは出来なかった。
その後のウクライナの国内政治はオレンジ革命を主導したユーシチェンコとユリア・ティモシェンコが政権内対立して政治が停滞。ユーシチェンコ政権は支持率が低迷し、2010年の大統領選挙ではヤヌコーヴィチが雪辱を果たし当選した。
常に米英の諜報界が裏に潜んでいる
それを米英と反露派が面白く思わず、又ひっくり返したのが2014年の政変である。
米諜報界とヒラリークリントン派らの戦争屋(産軍複合体、ネオコン)がウクライナにいる、元ナチス協力者の反共右翼勢力に資金と帯武器援助をして、同年2月に主に首都キエフで暴動を起こさせた。結果、反共右翼勢力がヘゲモニーを握り、革命と言うよりクーデターで、ヤヌコーヴィチ大統領は追放され、ロシアへ亡命した。
この時、喜劇役者のゼレンスキーが米英の支持を得て大統領になった。当然この政権は親米で反ロシアとなる。しかし反革命クーデターはロシアの猛反発を招き、更に西側のロシア包囲を覆すために、プーチンはウクライナ領のクリミア半島(黒海に出るロシア海軍基地がある)を併合した。これでウクライナ政府と親露派武装勢力によるドンバス地方(今回独立を認めた2州)での対立が深まり、2州の親露派住民への迫害やテロがおきて、双方武装勢力による争いがエスカレートし、クリミア危機・ウクライナ東部紛争へとつながり今日に至る。
反ロシア勢力の裏側にとりわけアメリカがいるとは、日本でも欧米でも絶対に報じられることはない。遠い地域の話であるが、くれぐれもコロナ同様、煽られてはいけない。諜報界のことなど一言も報じないのは、おかしいと感じる知性を持たないといけない。
日本のメディアはアメリカの言いなりであり、こう言う覇権争いでは昔から完全にアメリカサイドのニュースしか流さない。
コロナ報道で分かるようにメディアはアメリカ及びディープステイトの宣伝・洗脳機関だから、プーチンが悪い!ロシアの侵略だ!の一辺倒になる。
テレビに出られない専門界の意見が大事
別にプ私はプーチンの応援をする必要はないが、本当の経過を知って「煽られない」が大切と言うことでこのブログをアップした。
ウクライナ侵攻もコロナ騒動と同じく、メディアには出させない評論家、専門家のサイトで真実を知るしかない。
お薦めするのが田中宇さんの論評である。無料ブログも閲覧できるから是非ご覧あれ。 田中さんの以下の指摘は何故プーチンが侵攻したかを知る上で重要なので、引用紹介したい。
『ウクライナにはロシア敵視のナショナリスト勢力(極右ネオナチ)から、ロシア系などの親ロシア勢力までの諸勢力がいる。極右は米英諜報界に支援されてウクライナの諜報機関を握ってきた。ゼレンスキー大統領も極右の側近たちに囲まれている。
ウクライナの極右は、イスラエルの入植者と似て、ナショナリストと言っているが本質はそうではなく、ロシアに打撃を与えることを最優先にしている。彼らの本質は極右というより米英のスパイだ(エリツィン時代のロシアのオリガルヒとか、コソボのKLAも同質)』
引用終わり。
こう言うことは商業メディアが絶対に指摘しないことだから、何が本当かをよく知ってコロナ同様煽られないことが肝心だ。
またオリバー・ストーン監督の『ウクライナ・オン・ファイア』を見ることもお薦めだhttps://rumble.com/vv35um-52215646.html日本語字幕版が見られるのでどうぞ。
ウクライナの歴史と2014年キエフのマイダン広場での暴動についてが映像で確認できる。オリバーストーンはヒラリーの側近ヌーランド一味による謀略によって、政権転覆を起こした証拠を明らかにしている。
所詮は戦勝五ヶ国の覇権争い
なおバイデンは盛んにプーチンを牽制していたが結局、陸海空海兵の4軍も纏められずで軍隊を送ることは出来なかった。これはアメリカの完敗である(軍隊の投入できないはアメリカの衰退を現して、これは今回で決定的とするのは副島さんの指摘)。
NATOも軍隊を出せる状況ではなかったので米欧の腑抜け状況を見透かされ、プーチンは軍事侵攻したわけだ。バイデンはロシアの軍事侵攻後も負け犬の遠吠えをするだけだ。
私達が知っておくことは、今回のウクライナ侵攻も国連安保理の戦勝5ヶ国(常任理事国)間の覇権争いであるということ。UN(連合諸国-日本の誤訳では国連)加盟のその他180数カ国は何の影響も果たせない。増して敗戦国(アメリカの属国)の日本など、お呼びではない(アメリカに言われて首相、外相、官房長官が談話を発表するだけ)。
世界を牛耳る戦勝5ヶ国の覇権争いである事を承知し、日本ではアメリカ支配の情報しか商業メディアは報じないことをしっかり認識する事が肝心と言うことである。
プーチンの目論見通りの展開になるか
アメリカとしては40年前のアフガン戦争のように、泥沼戦争に陥らせるために反共右翼勢力に武器援助をして市民を盾に市街戦を長期化させて、国際世論と経済封鎖でロシアを窮地に追い込む作戦しか妙手がないが、上手くいくかどうか?。
日本の報道ではまったく現実をうかがい知ることは出来ないので、ゼレンスキー政権と極右武装勢力の実力がいかほどなのか分からない(早期に制圧できないとロシアも苦しくなる)。
ロシアは西側の経済封鎖でダメージ受けると言うが、実力を付けた中国と連携して対抗するし、ロシアの天然ガスに頼るドイツなど欧州諸国に供給停止などすればNATO諸国の暮らしと経済は大打撃を受ける。欧米勢力も一枚岩では無いから、NATO(英語発音ではネイトー)の瓦解にも通じるかも知れない(是もありうるケースだ)。
最後に日本人としては、今回のロシア侵攻を、戦勝5ヶ国の覇権争い(アメリカの仕掛けこうなった)として、引いてみていることだ。
昨日、午後にWOWOW+で映画ブリッジオブスパイをやっていたが、米ソ冷戦の激しかった時代(1960年前後)、メディアに左右される米国民の反共意識を描く映画だ(アメリカ支配層の意向に沿うスピルバーグ監督バイデン支持のトムハンクス主演だが)。
この映画にあるように、情報コントロールされず反ロシア感情を煽られないように、メディア報道には眉に唾を付けて、煽られる事なく冷静にみることをくれぐれも認識したい。