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蒲谷自滅で吉田浮上&呉東さん蚊帳の外の結果

蒲谷自滅で吉田浮上&呉東さん蚊帳の外の結果
 投票率が45%と聞いて昨晩8時過ぎに吉田君の勝利を確信しました。
 結果は4千5百票差でした。
 この投票結果、吉田君への期待もさる事ながら、蒲谷自滅の選挙と総括しています。
 基本的に蒲谷氏の情の無さが票に繋がらなかったと見ます。横須賀生まれというものの戸籍上だけで深浦で生まれたわけではありません。4年前に彼の誘いでサシで飲んで話した時、「近所の年寄りに聞いたけど貴男は深浦では生まれてないそうですよ」と尋ねたら『生まれた時に何処で生まれたか何て、誰だって知らないじゃないですか』 と答えたのにはぶっ飛びました。そして本来の姓は渡戸(わたんど)なのにそれを隠すように触れない。更に、これも近所のお年寄りに聞いたのですが昭和32,3年にお母さん(蒲谷)の家系で戦死したりで男が絶えたので、渡戸から妻の姓に一家ごと移したのに栄光を卒業するまで学校では渡戸を通していた事です。これは栄光の同窓生や同級生が『何で蒲谷なんだよ渡戸だろ』 と異口同音に言っていることで分かります。また蒲谷さんは受験勉強は出来たので学校で成績優秀者として毎年読み上げられていたので『渡戸なんて珍しい苗字なので覚えてしまった』と言う先輩もいます。
 そして渡戸家(父親は渡戸家の三男)と何があったか知りませんが渡戸家の話を殆どしないことです。また地元というのに深浦、浦郷町には足を向けず地域の人と久しく話もしないのです。これでは選挙の時だけ地元とか横須賀生まれと言ったって本当の地元民はそう見ません。母親は教育ママ的だったらしく、本人に聞いたら12才まで泳げず海に行った覚えも余り無いそうです。あの食糧難時代、夏海にも行かず貝や魚も捕らず栄光受験の為頑張っていたようです。結局蒲谷さんに情がないのは育て方が間違ったからかもしれませんね。今回ある全国紙記者に「生まれはとぼけるだろうから出身小学校を聞いてみたら」とアドバイスした所『八景小学校』(泥亀町)と答えたそうです。
 吉田君には現状の鬱積観を変えて欲しいとの期待感があったわけですが、裏返せば蒲谷さんの「甚句も詠わず屁もこかず」のキャラが見限られたと見るべきでしょう。吉田君に圧倒的追い風が吹いたわけでありません。まさに蒲谷さん自身の自滅、そして4年前木村さんの戦意喪失で辛勝したのに学習効果がなくこの4年間怠惰に過ごした結果です。全て自分の責任で、厳しさがないから数だけいても頼りにならない応援団しか集まらなかったのです。
 サプライズは小泉人気が票に結びつかなかった事ですが、これは二つの要因があると思います。一つは玉が悪いと人寄せパンダをつけても票に結びつかない。もう一つは小泉劇場の賞味期限切れでしょう。小泉さんに握手を求めない人はもう冷めているし、やってきたことを見ているわけです。これで衆院選11区もおもしろくなります。
呉東さん負け理由の核心 
 呉東さんの敗因は何と言っても原子力空母反対派を選対の中心に据えたことです。私は故に追浜を担当するが担当医地域には共産党動員は極力控えて欲しいと要請しました。また選対の中核をなした旧社会党系の労働運動家と共産とは一切共闘しませんでした。喧嘩になるから中央選対にも実質顔を出しませんでしたし、中央「参謀」会議には一度も出ていません。
 横須賀で勝つには保守分裂に持ち込まなければ勝てません。50年前官僚梅津市長に勝った「革新」長野さんは社会党(市労働組合)と小泉純也さんが組んだからです。
 70年代左翼連合の埒外にいた市民派はこの構図では選挙前から勝負あったとして呉東さん獲得票はマックス3万、確実な所は2万5千だろうなと話し合っていました(投票率は40前半とみて)。 しかし2万3千しか行かなかったのは「呉東に目がない」とした反蒲谷票表が3千程吉田に流れたのかなと思っています(一柳さん吉田にするよという声を複数聞きました)。今朝の新聞を読むと呉東さん敗因の弁は『大幅出遅れだが、大きな輪ができた』とあります。これは戦犯捜しをしない敗戦の弁(外交辞令)と受け止めますが、出遅れではありません。反安保勢力の限界なのです。関連して言えばこの勢力で選挙をしたらこれ以上の輪は広がらない事の証明です。それを何処まで認識できるかです。
 追浜地域では私は原子力空母のげの字も言わずに、医療福祉の充実と3候補者とも言及しないがん対策に論点を絞り、医療を含めたセーフティネットの確立を主張し、地縁、血縁、そして法律相談を受けてきた人などへの働きかけで、左翼勢力以外の支持取り付けに重点を絞りました。追浜地域では呉東さんは本当の地元候補として蒲谷票を喰ったと分析しています。
市議の行方
 さてこれから吉田新市長を迎えますが、注目は市議とりわけ33人程蒲谷についた市議の去就です。内部情報によると一生懸命選挙をやったの5人程だそうです。残り日和見派が何人吉田になびくか、無節操者をチエックする必要があります。
 私は彼とは6年間いくつかの課題で共闘し、3月までの短い間の半年間、同じ会派を組んでいましたから政策的に近い距離にいます。ですからその意味では吉田アレルギーはありません。美術館谷内家など首を洗っておいた方がよいでしょう。美術館裁判での当方弁護士に支払う報酬を私と二人で集めましたが、私は34名から約12万円の浄財を頂きましたが彼は私より数万円多い金額を調達してきました。それと55年体制的惰性で補助金や市から便宜供与を受けてきた既成団体は、「昨日と同じ明日はない」覚悟をすべきでしょう。そういう意味では滞貨一掃できます。
 私達はニューウイングは彼には是々非々で望みます。かつてのよしみを協調するような擦り寄りはしません。しかし蒲谷さんより決断力はあるので医療(がん)や環境再生では必要な提言をガンガンしていくつもりです。これは公開でやりますので彼の対応をチエックして下さい。
 取りあえず選挙分析第1弾をアップします。

by ichiyanagi25 | 2009-06-29 11:38

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