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テレビで政治は益々劣化

テレビで政治は益々劣化
 地上波とりわけ民放テレビ制作者の馬鹿ぶりがもろに出て、国政も地方政治を劣化させていると言わざるを得ない。情報操作にしてもこれ以上政治劣化は必要ない。有能な有権者はまだ少しは増しなBS系か或いは有料チャンネルを見た方が頭が腐らずにすむと思う。
テレビとそのまんま東は恥を知れ 
 一番頭に来るのはテレビが、そのまんま東を持ち上げ、テレビへの露出度を高めていることだ。キワモノ見たさの視聴率アップを期待しているのだろうが、こんな馬鹿をのさばらせて政治劣化を招いていることは本当に腹立たしく思う。
 私は敢えて彼を東国原(ひがしこくばる)宮崎県知事とは言わない。公害被害やヴェトナム反戦時代から市民運動に係わって40年、また市議になって5回の選挙を経験した地方政治家として、政治家の顔つきをみてその資質を読む自信はある。
 そのまんま東の面は内面からにじみ出た馬鹿面である。お笑いタレントとしても一山幾ら組で「たけし軍団」に属していたに過ぎない。
 取りあえず使い捨てテレビ界にいて遊泳術は覚えたようで、芸人賞味期限切れを自覚し地方政治家に転身。少しは政治の勉強をしたのかもしれないが、官製談合疑惑で現職知事が辞任した宮崎県知事選挙を見つけて、天佑神助で首尾良く当選してテレビ界に息を吹き返した。元「親分」のビートたけしと比べるべくもないが、洒落一つにしても言葉の重みが違うし、顔としゃべりから思想哲学の深さを感じさせない。権力迎合のマスコミに取り上げられていることが自分の実力と勘違いしている。テレビは人を変える恐ろしさをもつから、簡単に増長して「自民党に総裁にせよ」とも言っている。
 全く千葉の森田にしろ大阪の橋本にしろ権力に擦り寄る(自民系)タレント首長は品性下劣にして政治レベルが低い。50年前の米CBSニュースキャスター、エド・マロー(赤狩りを終焉させた)が言うように『テレビが電気のつまった只の箱』でないなら、これらを風刺したほうが余程視聴率にアップに繋がるだろう。が、しかし寸鉄釘を刺す風刺が地上波テレビから消えて久しい。
まあ、自民も自民だ。そのまんま東のようなぽっと出の三流タレント知事に頭を下げるのは政権与党の策のない窮状を有権者の見せつけるだけで、有権者に見限られる危機を感じないのか(そのまんま東に批判的な世論調査結果も出だした)。
 この土日、普段政治に係わりのない人とこの件を話したが、その人達でさえ『そのまんま東が総理になるようじゃ日本は終わりでしょ』と言っていた。自民党は、いっそ潔く負けるとした方がかえって自民票は放れずにすむのではないか。とにかくマシな人を政治に出さないと政治が劣化する一方だ。民主党も都議選にしろ衆院選にしろ与野党逆転の為に強引に立候補をさせているが、水増しでは逆小泉チルドレン現象を生むだけと思う。その伝で行けばお隣四区も、民主は逗子を混乱に陥れた元逗子市長長島氏を公認にした。噂の通りここは浅尾氏が参院からの鞍替えで無所属でも立候補した方がよいと思う。
 矢野喚問で悪質度を問え
 ところで幾ら政策を語っても、「信用を失した者の政策など有権者はまともに聞かない」ことも理解した方がよい。自民寄りテレビはこの本質をいわずに、政局より政策を語れといっているが、小泉・竹中系がこれが政策だとゾンビのように出てきたらこれこそお笑いだ。しかし日テレ等は売国竹中を相変わらず出演させているので油断はならない。
なお、自民は窮状を脱する為、民主党のスキャンダルを持ち出すだろうと思っていた。闇福祉団体への郵便便宜供与問題で厚生労働省女性事務官を逮捕し起訴したから、創価学会追求の急先鋒石井一氏を血祭りにあげるのかと思いきや、鳩山党首の献金疑惑を出してきた。自公は他に有効な反撃材料はないから、今後これ一本で攻めてくるはずだ。 ならば鳩山民主は逃げずに対応することだ。自分の金の帳簿の付け替えミスで賄賂姓はないなら、堂々恥をさらして明らかにすれば理解されるだろう。国会参考人招致も逃げずに対応すればよい。ただし脱税が本当にあったりすれば岡田氏への交代を含め最悪に備えることだろう。そしてこの最大のカウンターパンチはマスコミが一切報じない創価学会の矢野元公明党委員長の「黒い手帳事件」を俎上に上げる事だろう。
 6日のテレ朝、サンデープロジェクトで『参考人招致なら矢野元委員長も呼ぶべき』と国民新党議員が言ったら、公明党の高木陽介氏が即噛みついていた。田原総一郎は隠れ自民だから創価学会については一切触れずで、それ以上話題にならなかったが、衝撃度は二階、与謝野の二閣僚の金の問題より断然ある。池田大作名誉会長を呼ぶのは公明の死にものぐるい抵抗で至難だが、矢野氏なら可能性はあるし話題性、衝撃性十分だ。そうなればマスコミも報じざるを得ない。
 黒い手帳事件 
 矢野元公明党委員長は100冊にも及ぶ衆議院手帖を3人の議員OB(黒柳明、伏木和雄、大川清幸-注伏木氏は元神奈川1区選出)に「強奪」されたとして昨年5月手帳の返還などを求める民事損害賠償訴訟を東京地裁に起こしている。また「手帳強奪」の前には創価学会青年部幹部5名から政治評論家としての仕事をやめるように脅迫・強要されたという。さらに創価学会は矢野氏に自宅を売却して2、3億円という莫大な金額の寄付をするよう強要した事実も訴訟や著書で明らかにしている。
 一審では矢野氏は敗訴したが今年3月末に東京高裁は、矢野氏敗訴の東京地裁判決を取り消し、元国会議員らに手帳の返却と300万円の支払いを命じている。南敏文裁判長は『元議員らは矢野元委員長に対し、多数の創価学会員や公明党員が危害を加えるかもしれないと脅して手帳を渡させ、妻の部屋まで捜索してプライバシーを侵害した』と判断し、矢野氏に逆転勝利の判決を下したのだ。そういう刑事事件まがいを起こす政党が政権与党なのである。十分参考人招致に価する。
 
 詳しくは矢野絢也著『黒い手帳』-創価学会日本占領の全記録-講談社(¥1700)を。

 今都議選最中故か東の内書店では買いにくいとの書き込みもあるが、横須賀では今春平積みもされていた。なのにテレビ、新聞は報道管制の為、一切これを報じない。これ一つで地上波テレビや全国紙が如何に「権力統制」されているか理解すべきだろう。
 民主、国民両党はビビらずに肉を切らして骨を断つ気迫で矢野絢也氏を参考人招致すればよい。また社民も共産もこれに協力すべきだ。特に都議選投票日前の今週中これを出せば、都議選で自公を更に不利な状況に追にい込める。
これくらいの気迫と覚悟を持たねば権力はとれない。しかしこの様な修羅場-本当の政争もタレントやポットでの議員では出来ない。政治の劣化は本当の戦いも出来なくしてしまう。なおこの手法を取る時国民の為になると確個とした大儀が必要であることも、忘れてはいけないだろう。

by ichiyanagi25 | 2009-07-06 12:30

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