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新市長就任後の議会情勢

新市長就任後の議会情勢
 10日の吉田新市長初登庁日は八丈島にいたのでその様子は見なかったが、新市長は神保議員(新政会)離断に伴う議運開催日の13日に各会派に上田副市長と共に挨拶に回ってきた。この際、大手新聞が市長に同行取材していたが麻生総理のやっとの「解散決断」と崩壊前の自民党内紛報道により一行の報道もされなかった。
 市長就任後初の各会派への表敬訪問だったわけだがウエルカムの会派はほとんどなかったようだ。また顔を合わせたくないとして、部屋を出ていった議員もいたようだ。この様子を見て蒲谷前市長を一生懸命応援した議員程、相当感情的なものがあると感じた(タウンニュースへの意見広告もその一環)。
 逆に「取りあえず蒲谷」で選挙をしゃかりきにしなかった議員達は悔しさもそう無いようでJ(事実上の会派除籍)やA(蒲谷選対情報を吉田へ流したとされる)など信義にもとる行為をした者への「処分」にも寛大であるようだ。しかし会派を出たのに議会代表の有給ポストを放さない御仁もいるから、9月議会で火を噴く可能性がある。
 議会と新市長は9月2日の所信表明演説までは表面きってぶつかる機会はない。会派ニューウイングは私以外の3人は蒲谷応援に廻ったが、私は「第3の候補」呉東さんの応援だった為感情的なしこりは全くない。また吉田新市長に対しては離団のいきさつもあるが感情的な対応はしないで、各自の専門分野を中心に政策論争を市民に見える形で(本会議や委員会)論議を徹底して、答弁したことと議決したことを、吉田体制が誠実に履行するか厳正にチエックするという合意でいる。
 9月議会は所信表明と副市長人事が大きな課題となる。彼は基地や安保感について選挙時も明確にせずマスコミの質問にも明確に答えなかったが、議会ではそれは許されない雰囲気だ。左右の論客が手ぐすね引いて、待っているらしい。
私は所信表明を聞いてから医療や環境再生について一般質問を含め問いただしていくことになるだろうし、美術館の谷内(長女)に対するアドバイザー予算はどうするのかも問われる。谷内家の弁護士は予算を斬ったら市を訴える言っているらしい。そうなればこっちの出番があるってものだ。また来年谷内側が市を訴えた場合、議会も谷内家には付かないだろう。ついたらその会派や議員は市民から総スカンだろう。私もその時は新たな市民運動を起こす。
 しかしこれまでの官僚上がり市長が絶えたことで、おもしろくはなってきそうだ。吉田新市長になって「与党」はなくなる。これまで地方議会に有りもしない「与党」感情に染まって何年、何十年も質問をしてこなかった連中がいる。彼らは感情的におもしろくないのは確かだが彼を問いつめる質問が出来るか多いに注目である。議員の本分である質問を全くしてこなかったから、これら議員の刀は『抜けば錆び散る赤イワシ』状態だろう。赤イワシがどう飛び散るか多いに楽しみでもある。市民は吉田新市長と論戦もできない議員はこの際要らないと2年後の市議選で判断して欲しい。
 しかし吉田市長は議会はともかく行政内部の方が大変だろう。新市長は信頼を置ける部課長はどの位いると掴んでいるのか。一方直ぐ尻尾を振ってくる奴は信用おけないし、私を支えてくれと言ってどれほどの部長達が動くのだろうか。事実彼の元ではやれないと近々部長の退職も発表される。他に追随者が出るのかこの時期一つ注目である。
 また杉本副市長の後釜は誰にするのか、上田氏は残留させるのか(議会反応もある)、新市長はスタッフ、ラインとして誰をつけるのかが大変だ。企画調整部長や経済部長が前市長時代それなりの役割を果たしていたが、どうなるのか。こちらはウオッチするしかない。

by ichiyanagi25 | 2009-07-18 09:39

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