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代表質問2

代表質問の続きを掲載します
 一部中抜きで賑わいを生むプログラムと、基地についてを優先アップします。
4,賑わいをうむプログラム  
 次に賑わいをうむプログラムについて伺いますが、ここでは観光集客について論点を絞ってうかがいます。
さてこの施政方針に書いてあるメニューの陳腐さと、オリジナリティの無さに呆れてしまったのが率直な感想です。これも、よそから来た官僚市長時代からの進展は何も見られません。
 だいたいNHKの大河ドラマ「坂の上の雲」頼りはハッキリ言って、能がないと指摘します。これは市長に限らず、関係職員が自分の発想、企画レベルの低さに気付くべきでしょう。
 大河ドラマは1963年の「華の生涯」から始まり、翌年東京オリンピックの時の「赤穂浪士」がヒットし、毎年制作されてきました。70年代以降、観光ブームとリンクして地上波テレビ全盛の時代、本市と同様に創造力のない多くのご当地自治体は、大河ドラマに飛びつき観光、集客を考えました。しかしドラマが終わった、翌年からは観光客激減という目にあった自治体が幾つもあります。
 これまでの観光には歴代市長も取り組んでいますが、20年議員として観光施策を見てきて、歴代市長のみならず行政内に、なんと有能な企画者がいないことかと、感ています。
 軍港観光にしても、猿島のガイド養成にしても如何に時間がかかったかです。ようやく理解する部課長が一部に出てきて、実現したにすぎないのですが、その裏で、ろくな知恵も、知識もないくせに足をひっぱる、職員がいることを私は忘れません。
 特に感じるのは職員に、知的に遊んでいる者が極めて少ないと言うことです。市長もそのカテゴリーにはいるかもしれません。そして、夢がないのです。こうしたら市民や、市外の人にも喜んで貰えるとレベルの高い、意識を感じません。たまにこれはという職員もいますが、その人達は登用されない。だからろくな会社や民間の知恵も入らないのだと思います。以上観光施策ついて冒頭から刺激的な指摘をしましたが、この、指摘に市長はまずどう答えられますか、お答えを頂きたい。
 さらに、ここで改めて聞きたいことがあります。それは横須賀の売りは何なのかと言うことです。
 抽象論に陥ると論議が深まりませんので、横須賀の売りは何か 他にないものは何か?
以下の項目についてお答え下さい。
 まず歴史です。歴史の場合、三浦一族から言って貰わなくて、結構です。特に幕末、明治からの近代史を中心に、人寄せには何が活用できるのか、お答え下さい。
 そして次には自然部門です。
1,自然環境
2,生態 陸の生態系は今やガタガタなので海に特化してお答え下さい。
3,景観
4,漁獲物 2にも関連しますが三方の海からとれる漁獲物です。
以上をどのように評価されているか、又どのような情報を持っているか、お聞かせ下さい。
 知恵のない者を数だけ集めた所で、世間を驚かせ、感心させる、集客プランなど出来はしないことを自覚することです。
 そしてアッケラカンとした市長自体の歴史認識も深めるためにも、近代史資料館作りは必要です。これは市長に頼っても進展しないと思うので、議会と民間の協力で進めたいと思いますが、その協議の場には行政からも人を出す必要があると思いますが、その点どうでしょうか、そこだけお答え下さい。
安浦のカキ養殖はやめよ 
 また幾ら言っても聞かないので、私が代表質問するこの時に指摘しておきます。それは今回の施政方針でも触れられている牡蠣養殖への補助についてです。
 生態系を無視して、東京湾内でのカキ養殖はうまく行かないとの結論が50年も前に出ています。65歳以上の東京湾内湾の漁師なら知っていることですし、県の水産機関に聞けば分かることです。どうやらまともに捉えていないようです。そして東京湾が断然豊かだったときから三陸、松島や瀬戸内海とちがい東京湾ではカキではなく海苔養殖を選択したのです。
安浦港でカキ養殖をしていますが、牡蠣は小さくしか育たず、小ぶりです。今や一人人二人の漁師しか熱心にやっていない現状を、安浦の漁師から私は聞いています。河岸で文句は言うけれど市に来て、「これはやめてくれ」と言いに来る人がいない事も知っています。
 また経営的にもカキは流通機構ががっちり固まっているので、横須賀の地先でチマチマ作った所で、流通に参入など出来ません。
 またこのカキを食べて腹痛下痢を起こした人が、複数いることを私は情報として知っています。
 あそこのカキを食べたら腹をこわした、と言う噂が広がるのを危惧しています。マスコミが報じないので、表面化していないようですが、風評被害で他の漁獲物にも影響がでる恐れもあることから、真剣に捉えるべきで、予算をつけたからとメンツに拘っていると、とんでもない事態を起こすことを、この際、警告しておきます。そこで私達は早急な見直しを求めたいのですが、お答え下さい。
 健康な海作りをして、その中で内湾養殖は何が適しているのか模索すべきでしょう。これは本市に水産研究機関はなく、生態的及び水産業的知識はないと思われ、論理的な答弁は期待していませんが、予算執行している責任があるので答弁を頂きたい。
基地について 
 最後に基地についてを質問します。
 在日米海軍基地が現実として存在する、本市が日本の安全保障上担っている役割の重要性を改めて認識し、そのような自治体の首長として選ばれた責任の重さを痛感しているとの表現に、違和感と言うより、浅学ぶりと、世界の支配体制がどの様になっているか、深い洞察の元に書かれたとは、とても思われません。
 自我に目覚めた高校生が、少し勇ましい評論家の話しを聞きに行って「そうだ、撲も一生懸命頑張ろう」と作文に書いたような印象を正直受けています。高校生なら、どの様な決意をもとうが問題はありませんが、あなたは市を代表する市長です。
横須賀における米海軍の存在をどの様に取られえるかですが、これは受験勉強レベルではなく、しっかり歴史の勉強をして、日本人として、そして市長なら市民の利益になることを国に交渉して実現することが、あなたの任務なのです。鳩山前総理の退任談話にて、今日本がおかれている位置づけの認識がなく、自主独立の気概より対米追従、日米軍事同盟派の意見に、コロリ参ったように感じてなりません。
 そこで市長の歴史認識と、今日本が置かれている位置、そして横須賀の位置づけについて、どう認識しているのか、問いたく思います。
 今年は1941年12月8日、東条内閣が米英に宣戦布告してから70年目の節目になります。別にそれを記念して聞くわけではなく、政治家として根本認識を確認したいのでお聞きします。
 何故70年前、真珠湾を攻撃し、アメリカ相手に太平洋戦争に突入したのか。その原因はなんだと捉えているのでしょうか。その認識。日本政府の戦略の無さと、陸海軍上層部のエリート主義による戦争指揮のまずさから、アメリカに完膚無きまでたたかれたのか。 そして敗戦という事実。戦争に負けるということは、この場合アメリカとのことですが、どういう関係になるのか。また、ルーズベルト政権は何故日本と戦うことを決意したかです。これらをどう認識しているかお聞かせ下さい。
 また敗戦を受け入れ、ポツダム宣言受諾にいたる経過についての認識はどうでしょうか。陸海軍ともスターリン頼りの和平工作が、満州の悲劇と原爆投下に繋がりました。
 ようするに陸海軍、及び政府内の親ソ派と親米派の綱引き。結果は天皇の判断もありアメリカに屈する事にしたのですが、この経緯と、一応1951年に単独講和で取りあえず独立を回復したことになっていますが、その時結ばれた安保条約から、1960年の安保改定論議などを見て、また冷戦終結後から今日までの20年間、日本は本当に独立状態にあると思われているのか、をお聞きしたい。
 極東最大の他国の海軍基地を頂く市長としては、当然考えておられるでしょうから、根本的な認識を伺いたいのです。お答え下さい。
 また、よく理解できないのですが、3自衛隊と米海軍基地がある町、「そのような自治体の長として選ばれた責任の重さを痛感した」とは何を意味するのでしょうか。お聞かせ下さい。そして負担軽減の推進とは何を指すのかも、お答え下さい。
 なお市長、あなたの役割は市民の為に何をするかであり、基地を提供している国に対し、市民の為になる、金の要求も含めて、したたかに交渉せねばならない、と言う認識はお持ちですか?この点もお答え下さい。
 以上で一問目の質問とします。
 答弁を聞き2問目に入りますが、この場で論議が深まらない課題は各常任委員会で、質問します。場合によっては、各常任委員会におこし頂くかも知れませんが、以上で1問目を終わります。

by ichiyanagi25 | 2011-03-07 17:08

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