人気ブログランキング | 話題のタグを見る

呆れた議会報告会-市民からも批判

 呆れた議会報告会 
 先日予告したとおり、15日7時より議会の恥をさらす議会報告会が3カ所で行われた。今月初め、「こんな愚劣な報告会には欠席したい」と議長へ申し出た所、議長から「議会基本条例(13条に)にも報告会を行うがあり、全員参加であるから出席されたい」と言われた。しかし全く不満な説明会の代表職はやっていられないこと、そして行政の代弁をすることは出来ないとの言い分については、議長裁定として追浜の報告会には出るだけは出る、代表も無しで説明もしなくてよいのなったので、まさに出るだけは出た(出れば当然「これで良いのか」くらいは発言するつもりであった)。
 追浜での有権者の参加者は20人を少し超えた数だったが、案の定、参加者からは「行政と議会の違いが分からない」とか、「議会で何がどの様に論議されたのか分からない」との指摘が出た。当たり前だ。ハッキリ言って可もなく不可もない議案を行政に代わって説明する。それも議員が市はとか、本市はと言うのであるから、何で議員が役人のかわりをするのかと、馬鹿にされる為に出ていったような物だ。
 黙って席に座っていてたが、こんな事も分からぬ感性の鈍い議員と何故一緒にされるんだと、はらわたは煮えくりかえっていた。だからこの責任は絶対に追及する。
 市民とも真摯な討論が必要 
 船越の住民から議会基本条例が出来たとは言え、議員の質は変わらないし、質問もつまらないと言われたので余程「私の何処の質問が拙い」のか聞こうと思ったが、取りあえずやめた。次回は反論する。有権者に言われ放しの議会報告会など冗談じゃない。こっちは役人ではないのだ。議員としてのプライドが同僚や後輩議員にないのか。特に後輩議員、ないとしたら全く情けないぞ。
 大体こんなやり方は駄目と言ったのに、我が会派以外「やり方を改めよ」と目立った声が聞こえなかったのは何たることか。言っておくが我が会派は、もう議会で護送船団にはつきあわない。我々の意見を議会内で数を頼んで抑え込むなら、もう市民に向けドンドン発信する。
 反省会があるらしいから、この方式を積極的に提案した者、及び無批判に同意した者に徹底論戦を挑む決意である(我らへの助太刀歓迎)。
 因みに市民の皆さんには7月4日に議長他数人に渡した「これで疑義会の存在意義が伝わるのか」を全文貼り付けるので、我が会派の言い分と批判をお読み頂きたい。
 なお何で、この様な馬鹿な企画になったかと言えば「特定の会派や議員を目立たせたくない」からなのである。ジェラシーに基づくならこんな報告会やめなさいよである。 市民の皆さんも、護送船団方式の下らん議会報告会については厳しく批判して下さい。

 これで市議会の存在意義が伝わるのか  
 以下全文引用(括弧内は追加分)
 今回の議会報告会について黙って見ていたが、思い込みの強い小数意見に引きずられた感がしてならず、根本修正がかけられずに開催に至ることに強い危惧を覚える。
 1月の議会報告会は議会基本条例を作ったことの報告だから理解出来た。ただし、個人の意見を全く封じる絶対調和で望んだ事は言論の府の報告会として違和感を感じた。
 議会の存在意義を隠す報告方式
 今回その反省が活かされるどころか、議決され執行される事業を議員個人のコメントも付けずにただ説明する方式は、二元代表制で執行機関に対しては機関対立主義をとる議会が行政の下請け、あるいはこれまで見られたような追認機関として見られかねないことに気がついていない。
 これでは吉田市政に対し市議会がどの様なチエックをして予算を通したかが全く市民に伝わらない。二元代表制、機関対立主義に基づく議会の役割、存在を理解して貰った上で意見を交換するの報告会にはほど遠い。
 特に問題は、予算にしても如何に論議され議決、成立したのか、まさに議会の権能を示す経過の説明がなく、あんちょことも言える「想定問答集」を配布し、行政の代弁がごとき説明せよとは、呆れかえる。この様な方式を誰の音頭で決めたか知らぬが、実に不遜で、議員職を愚弄する行為である。これでよしとする議員から説明を受けたい。
 かてて加えて予算議案に反対した議員にも「これで説明せよ」と求めることは酷なことであり、議員個々の良心を侵害する行為である。この責任は誰が取るのか。
企画の脚本が悪い事とプロデュサーが居ない欠点 
 またこの報告会の責任体制が明確ではないないことも議長への申し入れでハッキリした。よい映画や演劇の条件は1本、2ぬけ3俳優と言われるが、この報告会はようするに1,本の脚本が全くなっていない(脚本家の顔が見たい)。観念論だけで議会が市民とどう向き合うのか本質がない。そしてプロデューサー(本来議長がプロデューサーだと思う)が居ないから、この企画では駄目とのチエックが出来なかった。
 早急に全面的に改めよ  
 議会がどう動いて予算を通したかの説明こそするべきだ。23年度予算で言えば例えば2つの付帯意見を付けた。1つは多くの市民が関係する坂本斎場の改修期間を市側提案より短縮させた。この様なことを経過と共に報告する事だ。
 23年度予算にしても反対した会派、議員がおり、また賛成した議員においても、予算の執行内容等について様々提案や注文している。それは当選し、機関対立主義の議決機関(議会)に属するもとして、市民から信託されている議決権の厳格な行使と議員として信念と良心に基づき予算や議案に反対したこと、あるいは質疑を重ね事務分掌の見直しや政策変更させた経緯の上で賛成したと言う、まさに議員に与えられた権能を果たした結果である。
 市民から信託された議決権の厳格な行使を(前期)42名の議員がどう行ったか報告しないで執行機関の代弁をする矛盾に気がつかないのか。出向いて市民に報告するなら、無難にこなそうとせず課題によっては有権者と真剣な論議が生じてもよい。その覚悟がなければわざわざ出向いていく必要はない。自分が選んだ議員や議会が何をしているのか調べるのは有権者の権利である。有権者に選ばれた議員は有権者の問いに答えるのは当然であるが、その回答は41通りあるのが定数からして当たり前なのである。
 次回の報告会は議決機関の役割は何かと市議会の存在意義を示す方式に修正し、議員各自の質疑によりどの様に議案が表決されたか、また議決結果が市民の役に立っているかを意見交換する報告会に改善すべきである。 以上 
                              2011年7月4日
                        横須賀市議会議員 一柳 洋

by ichiyanagi25 | 2011-07-16 07:53

<< 議会報告会批判の補足 梅雨明けだ!節電マインドコント... >>