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やらかした右翼小児病総理の靖国参拝

やらかした右翼小児病総理の靖国参拝
 
 安倍首相が靖国神社に参拝をした。
 多数の御用マスコミがヘリを飛ばしての大騒ぎな取材ぶりを見ると、事前にメディアに相当「靖国参拝」を流していたことがうかがえる。そしてこのタイミング、沖縄での辺野古埋め立てを決めた後に靖国参拝である。靖国に詣でた総理は沖縄で散った軍民19万(沖縄県民12万2千人は道連れで殺された)の「英霊」に何と報告したのか。
 ところがどっこい、アメリカから見ると安倍の靖国カルトの本音が出たと見られた。
 靖国派と言われる国会議員の多くはジャパンハンドラーズに操られているが、米国支配層が第2次大戦の戦勝で築いた戦勝5カ国-常任理事国-支配(ヤルタ・ポツダム体制)を崩すことはないとの、大枠構造をつかんでいないのだろうか。
 安倍にしても靖国参拝への「理解を求める」と言っているのはアメリカ様の逆鱗に触れないようにとの意志表示なのだろう。決して韓国、中国やアジア諸向けではないはずだ。大体中韓が一番嫌がることをやって「理解を求める」とはどういう外交センスか(人間性の問題とすら言える)。
 こう言うやり方を「喧嘩を売る」というのだ。軍事外交担当のジャパンハンドラーズらの承認は得たかも知れないがアメリカの政府中枢や、グローバル管理をしている金融支配層の理解と承諾など絶対に得られない。なぜなら靖国史観は大東亜戦争を白人種からのアジア解放と位置づけているからだ。
 右翼思想はこのロジックに立つ者が多いが、戦後アジア諸国が独立したのは結果論に過ぎない。本当にアジア解放(植民地国の独立)をする気があったなら、もっと大義名分が立つ対米英戦争が出来て、対白人支配対抗アジア連合が出来たはずだ。
 だからアメリカ中枢が靖国参拝を許すわけはないのである。その時々のアメリカの都合で小泉総理時代のようにせいぜい「黙認」するだけだ。
 だから早速アメリカ国務省筋(大使館)から「失望と懸念」の意志を示された。これは安倍にとって想定内だったか驚きであったかで、ある。早速岸田外相がキャロライン大使の元にはせ参じたことから後者なのだろう。はせ参じたところで、お飾り大使のキャロ姉さんでは「本国に伝えるという」答えがせいぜいだった。
 衆参で多数をしめて図に乗ってやっていると07年時の第1次安倍政権(お友達内閣のメディア批判激化で政権投げだし)のようになる可能性は十分あるだろう。特に4月以降の増税(売上増税)によりアホノミクス(金融緩和と見せかけ景気)の化けの皮がはがれ出せば、手のひら返してメディアは攻撃(アメリカの意向あれば加速)するだろう。
 もう一つ国務省筋の反応をみるとマイケルグリーンやカートキャンベルなどのジャパンハンドラーズは実は米国内ではBクラスと言う見方もできる。これは安倍訪米の際にもうかがえたことだ。だから真の支配構造を見誤ると虎の尾を踏むことにもなるだろう。米や官僚にしたって安倍クラスの代わりなどいくらでもいるからだ。
属国状態を知るべし 
 そして冷戦崩壊以後メディアは日米安保体制を「日米同盟」と称して「これを壊してはならない」と国民を恫喝しているが、これを鵜呑みにして日米〝同盟〟を対等と思っている人がいたら、おめでたいにもほどがある。敗戦以降の事実関係からすれば宗主国の従属下にある軍事外交関係と、国民は正しく解すべきなのだ(但し8割の国民はいつまでたってもこれが理解できない)。
 これは意図的誤用用語による歴史的な情報操作である。一例を挙げればペリー来航を開国してくれたと思う、洗脳された国民が多いが(横須賀市などは歴代市長が洗脳されて『開国の街』と称している)、これも15世紀からのヨーロッパの大侵略(南米、アフリカ、アジアを植民地にした)を「大航海時代」と+イメージにすり替えていることが原因する。大航海時代との表現は欧米白人支配層が使用する言葉であって、被支配の有色人種は「大侵略時代」と称すべきだ(20世紀前半の日本も白人支配に割り込んだアジア征服者に入る)。
 またペリーを有り難がるのは彼の来航目的と日米和親条約交渉時のペリーの恫喝ぶりが教えられていないからでもある。植民地的教育が見事に決まっている訳だ。
 そして日本政府とマスコミは大東亜戦争(海軍的に言えば太平洋戦争)敗戦を終戦とすり替え、占領軍を進駐軍とし、更に見せかけ独立の講和条約により置かれた在日米軍(占領の継続)を駐留軍とした事とまったく同じ用語が「日米同盟」なのである。そしてこの20年駐留軍では通りが悪いから日米軍事同盟(30年前までは社会党や総評の猛反発で「軍事同盟」は使えなかった)となったのである。
 そして更にこの20年左翼の「安保破棄」、右翼の「ヤルタ・ポツダム体制の打破」は一切報じられなくなった。若い人はこれを知らないだろう。
 一番問題は国会議員の靖国参拝派はなぜ日本がアメリカと戦う羽目になったか深く分析していない者が殆どと言うことだ。ルーズベルトが日本を戦争にしむけたか。それは八紘一宇を基礎理念にした大東亜共栄圏を主張する日本は白人征服者にとって既得権を侵す許されざる存在になったからである。これで山本五十六によって真珠湾攻撃(騙し討ち宣伝)を仕向けさせるのである。
 また今回明らかになったのは参拝が知らされたのに事前に警鐘を鳴らすメディアがないこと。そして安倍官邸がNHKの人事に介入した結果のNHKの報道ぶりである。街の声と称して新橋当たりの通行人にインタビューしているのだが参拝に理解を示す意見を多く流している。まったく露骨かつ意図的メディアの操作ぶりである。受信料払わされて政府のプロパガンダをやられたのではたまらない。
 結論的に言うと安倍晋三のあの幼児性が残る顔つきと滑舌の悪い児童的音声を聞くにつけ、つくづく総理になる者の軽さが感じられ、この国のマイナス成長(劣化衰退)ぶりを痛感させられるのである。それにしても何の益をもたらさない靖国参拝を粋がってやるような右翼小児病の総理は国民にとって害毒であることを知るべきだろう。 

by ichiyanagi25 | 2013-12-28 08:42

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