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投票の行き場を失った選挙

投票の行き場を失った選挙
 自民300議席越え、野党「共闘」の成果出ずが報じられている。
 過半数を超える有権者が安倍自民を大勝ちさせて良いとは思っては居ない。
 しかし、この健全な思想を持つ有権者にとって投票すべき政党がないと言うのが現状だ。アメリカによる支配が徹底し、大手メディアが朝日を含んで対米独立と国民の暮らしを守ろうと考える議員と政党をこの5年徹底的に潰して来た結果でもある。
 民主党の非従米勢力を排除してきた従米官僚(今や面従腹背の官僚は殆ど壊滅させられた)とメディアは数年前から自民党と変わらない野党しか出来ない状況を作った。ジャヤパンハンドラーズは第2自民でしかないエセ野党をメディアに持ち上げさせてこの5年間は従米新党を作ってきた。その1が09年時に立ち上げられたみんなの党で、これは5年で賞味期限切れになり選挙前に見計らったように解党して消えた。
従米構造の八百長野党時代
 2年前に完成した従米政権のたらい回し体制では、橋本や石原の新旧極右差別主義者らによって「維新の会」を立ち上げさせたが、我のつよい者同士が代表を務めたからすぐさま軋轢が出て石原や平沼達が分派して「次世代の党」を立ち上げた。
 この連中が共倒れを防ぐという理由だけで民主の従米連中を主として「共闘」をしたのが今回だが、健全な有権者はその本質全てを見通せる人は少ないが、多くの非自民有権者は野合の胡散臭さは十分感じているから投票に行く気が起きない。
 それと小沢民主を徹底的に潰したメディア洗脳が全然解けていないから、生活の党の支持は全く伸びない。今回共産は唯一ブレない野党として議席は倍増するかも知れないが、民主集中性である共産党の組織原理には宗教的にも似たアレルギー・嫌悪感を9割の国民がもつから自民暴走を止める野党の中核には絶対なり得ない。
 労組を全て剥がされた社民も片手止まり(5議席)を抜け出すことは永久に出来ないだろう。
 すると保守リベラル(非従米)がやはり中核にならないと大きな対抗軸は形成できない。対抗軸で忘れてならないのは従米状況からの脱却である。失われた20年はメディアは本当のことを言わないが国民が働き稼いだ我が富をアメリカに貢がされているからだ。
グローバル化の本当の意味は
 この件は株価操作に関連して後で触れるが、原発支配も自衛隊をアメリカに差し出す(集団自衛権の行使という表現で騙しながら)ことも、そしてTPPも辺野古埋め立てもすべてアメリカ支配の構造にあるからだ。我々は国単位で物事を考えてしまうがアメリカ国民の95%も実はアメリカに巣ぐうユダヤ金融資本に支配されている-彼らは国家に忠誠心などない。だからグローバリズム化に持って行くのである。しかし金融資本の表の顔である米政府も日本は貢がせるに抵抗しない国だから安保体制でがっちり日本を押さえている。
 TPPはそのグローバル化の究極で関税自主権さえ奪われることだから国家主権が奪われる重要事なのだ。安保問題で日米対等を求めるのは間違(鳩山氏はこれで間違えた)いで、占領状態に等しい安保をとにかく解消することだ。安保体制の解消を求めない限り地位協定も変えられないからだ。地位協定を変えたらアメリカの望む基地提供はないから条約そのものを解消する以外ないのだ。反安保勢力の再構築である。
 改憲ならば対米従属からの脱却の為に最小限で専守防衛の自衛隊をもつとの意味で9条の2項を変えれば良い。
 基地を提供させられ、金を貢がさられる状況を変えるという勢力の結成が是非必要なのだ。これを念頭に置く議員候補こそが真の愛国者だ。しかし今回は全く間に合わない。安倍の狙いはまさにこの状況を突くことだったのだろう。
 非従米は次の政策に結びつく、脱原発、反TPP、沖縄独立(米軍基地からの脱却)、格差解消、大衆課税反対を訴えることだ。選挙後対米不服従派は小異を超えて大同につくことをせねばならない。
 暗澹たる状況を変えるには小選挙区もさることながら比例だけは自民だけには絶対に入れない。ついで対米従属のエセ野党維新、次世代にも入れず、生活、社民、共産にいれたい。
 小選挙区ではこの神奈川11区は論外だが、選挙区に民主党の非従米がいればその人を当選させることだ。
なぜ株価は日経平均17000円台を維持するのか
 選挙を迎えるにあたり株価は日経平均で1万7千円を大きく超え1万8千円をうかがう勢いだ。この秋以降、株価を上ているのは多分に消費増税の環境作りで財務省の意向と解散後はアベノミクスの見せかけ効果狙いだろうとは思っていたが、副島隆彦さんの新著『官製相場の暴落が始まる』にそのからくりが明確に書かれていて納得した。やり方については理解したが、だからこそ安倍政権の禁じ手は許してはいけないし、根本の従米状況をどうにかしないと、国民の暮らしはもっと悪くなると痛感した。
 その内容だが数行で納得できる物である。以下引用
 『日本株が上昇基調を続けるわけはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による年金資金による買い上げ、買い支えが続くからである。年金資金128兆円を使って安倍政権は株価のつり上げを固く決意している。まさしく相場操縦である。この事に国民は奇妙なことだと思わない。中略 この買い支え相場が始まったのは今年の5月からである』引用終わり。
 これをやらせている陰の人物がユダヤ金融資本の手先で日本で元締めをやっている竹中平蔵である。そして郵貯簡保の金でアメリカ国債を買っているのがD・ロックフェラーの直弟子で、現日本郵政社長の西室泰三であると『官製相場の暴落が始まる』(祥伝社)は明らかにしている。この米国債買いでアメリカ政府は軍人や公務員の給与を支払っている。貢がされているというのはこう言うやり方を言うのだ。
 官製相場(つり上げ)がいつまで持つわけはない。暴落の祭は128兆の年金資金が打撃を受け、年金の引き下げが起きるのだ。だが野党もこの問題も突かないし大手メディアは絶対に書かない、そして安倍に批判的なブロック紙や地方紙もこの根本問題は書かない。
 年金生活者はこのからくりに気がついて投票しないととんでもないことになるが、今日6日進次郎本人(ジャパンハンドラーズに育てられている若手有望株)が宣伝カーに乗ってまわってきたら、じじばば達(私もその入り口年齢だが)は喜々として手を振って応援しているから、何と騙されやすい人達ばかりの11区だと感じた。
 まあしかし暗澹たる気分にいるだけではどうしようもないから、とにかく自民党を一人勝ちさせないことに集中しよう。今の20才代は子供の頃からの洗脳教育で政治を嫌悪しているから投票に行かない。低投票で議席を伸ばすのは自民、公明で、おこぼれが共産に行くだけだ。だから抵抗の為の投票をしましょう。

by ichiyanagi25 | 2014-12-06 18:29

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