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そうだ!倒閣国民運動だ

そうだ!倒閣国民運動だ 
 憲法学者の長谷部教授と小林名誉教授が15日外国特派員協会で記者会見した。
 お二人は安部のめちゃくちゃなやり方に異を唱えているが、左派では無くむしろ右よりと見られていたのは知られている。事実、長谷部教授は今月4日の衆院憲法審査会で自民推薦の学者となって、自民に背負い投げを食わせた人である。
 小林氏もそうだが本来は右派的な人だ。今の状況を見ると左派が殆ど潰されて、右派だがまとも論理的思考の出来る人が表面に出ざるを得なくなったと解釈すべきだろう。 ナショナリストでは無い愛国派ならカルト(統一教会)と従米の倒錯右翼安部政権と従米で固められた自民党が推し進める対米戦争協力法案に反対するのはむしろ当然とも言える。なにより今度の法案は国益(反知性の安部が言う「国益」では無く、国民の利益という意味で)に反すると確信しているからだ。
 従米で無く、国民のことを思う勢力は沖縄並みに共闘することが大事だ。そして当てにならない従米野党-民主と維新の本質を見抜いて、小林教授が言うようにここまでやるなら国民が倒閣の姿勢をネットでも何でも良いから意見を出していくべきだろう。
 しかしここまで左右の独立派が分断されてしまったかと嘆息せざるを得ない。
60年代の労働運動
 少し話がそれるが一昨日、神田、神保町シアターで1967年製作の映画「ドレイ工場」を見に行った。映画は過酷な労働を強いられる鉄工所の労働者達が会社の懐柔や恫喝、暴力団を使った弾圧に屈せず総評傘下のゼンキン加盟の労働組合を作る話で、最後のシーンで闘争を励ます集会が日比谷の野音で開かれる(総評傘下の各単産からエキストラ大同員で映画は作られている)。映画の内容も分断の歴史を知る上で重要だが、65才の私が映画を見ていて「そうだ」と思ったのは、壇上の垂れ幕にあるスローガンである。そこには労働問題だけで無く「ベトナム侵略戦争反対」や「日米安保条約反対」の背ビラがあったことだ。要するに総評、社会党が日米安保-従属体制下にあることを当時は日常的に示していたのである。それから約50年、如何に左翼勢力(政党も労働界も)が分断されてしまったかである。
 話を本題に戻す。
 記者会見で小林教授は『もし、この対米戦争協力法案を安部自民党が強行採決したら来年の参院選で国民は自民党を下野させるべく投票行動、しまさに倒閣すべきだ』と言った。
 そうだ!15年前までなら、いや09年の政権交代以前なら、こんな内閣はまさに打倒すべしと野党が高らかに宣言し、メディアが政権批判を強め、与党内からも倒閣支援の動きが出てまさに国民的倒閣運動となったはずだ。
 そうならないのは一番はメディア、特に読売、産経(系列テレビ)とNHKが安部支援の偏向報道を垂れ流し、厳しい批判報道をしないからだ。
 まあそれにいつまでも気がつかない8割の国民もどうしようも無いのだが、しかし相手はこの層を狙って、ウソと騙しを続けているのである。
倒閣運動と民主残地諜報者の一掃
 管官房長官が大見得を切った合憲という憲法学者は大勢いるとの騙しはニュースステーションのアンケート結果でたった5%だった。そして管が名をあげた3人はカルト右翼団体の日本会議のメンバーであった。今、9割を超す憲法学者が警鐘を乱打しているし、小林教授は私達が忘れかけていた「倒閣」という運動方針を提起してくれた。
 主権者国民は倒閣にむかって進むのだ。そして橋下を引退に追い込んだのを契機に、維新の大阪派を自民に追いやることだ。
 さらには倒閣運動の最大の障害となる、民主党内にいる従米残地諜報者、特に右翼団体「日本会議」に属している前原、松原、長島らと民主党崩壊の戦犯、管と野田を民主から追い出すことだ(或いはそいつらに民主を名乗らせ置き去りにして野党再編する)。 民主には岡田や枝野のなどまだおかしいのがいるが、ここに名をあげた連中は野党勢力を分断するためにわざと居残っているのだから、あぶり出して追放すべきだ。それでないと国会では国民とリンクした倒閣運動は興せない。
 そして倒閣運動としては民主の裏切りで離れてしまった非自民有権者が投票したくなる非従米を基軸としたオールジャパンの政治勢力を作ることだ。

by ichiyanagi25 | 2015-06-18 10:07

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