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COP会議のばからしさに騙される日本人 

COP会議のばからしさに騙される日本人 
 パリで開かれていたCOP21が会期を延長してようやくパリ協定を纏めた。
 20年前の京都議定書は日本から排出枠取引で金をふんだくるというもので、これを共産党まで批判しなかった。
 COPは気候変動を人為的なものだとして、其れに基づいて温室ガスの一つにすぎない二酸化炭素(私達の呼気や燃焼に伴う排ガス)を原因としている。
 多くの国民も議員も記者も科学を受験勉強的にしか学んでないから(国家の洗脳)温室ガスで一番影響のあるガスが水蒸気であるを知らない。水蒸気は水の沸点と違って100℃(1気圧)で留まらずにかなり高温になる。
 私も自然科学系を大学で学んだわけではないが、40年東京湾を通して海の環境と付き合い続け必要な勉強をしたから、人為的地球温暖化説はいっぺんに眉唾と見破れた。
 たたき上げの活動の故と思っているが、環境問題をやっている人の多くも、たたき上げで勉強していないから騙される(国際社会は悪意で満ちているも理解出来ていない)。
 環境省は70年代80年代の環境庁時代(公害や自然環境保護で通産省などと衝突していた)とは異なり、他省と同じく省益重視の利権省に堕してしまった。環境省の2大利権はリサイクルと温暖化脅威論である(環境眉唾の詐欺行為はこの二つに収斂する)。
 環境省に無批判な自治体や環境団体(賞の授与や審議会委員などに任命)は見事に取り込まれている。お上に褒められたり取り立てられると、コロリと参る情けないレベルなのである。大体自然保護とか環境保護運動とは基本的には反権力運動(闘争)なのである。バブル時代が去り、また人口減少と衰退社会で今や乱開発はなくなり、自然再生などでは行政と協調する事が多くなったが、それでも市民団体と権力との「のり」は持たないと取り込まれる(ここの節度が掴めてない)。
オゾンホールの次がCO2
 90年代初頭はオゾンホールが騒がれた(白人が皮膚がんになるとの騒ぎで冷媒のフロンが目の敵にされた)が、それが消え去ると、待っていたように人為的地球温暖化が持ち出されてきた。
 ICPPなんていう団体は国連機関であるが環境功利団体とみて差し支えない。所がこの人為的温暖化論には政党は自民~共産党まで無批判なのである。そしてロシアも中国も温暖化や寒冷化は主に太陽系宇宙の問題とは言わない。
 東京湾問題に取り組むと当然に貝塚にぶつかるし、海岸を歩けば地層を目にする。貝塚の位置をプロットすると見事に縄文海進時の海岸線に一致する。地球は寒冷化と温暖化を数千年或いは数万年単位で繰り返しているのである。
 最期の氷河期(ベルム氷河期)は1万2千年ほど前に終わって6千年前から2千年ほどは超温暖期となる。だからこそこの時期、緯度の高い青森に三内丸山遺跡などが出来たのである。グリーンランドは今や寒冷地であるがこの時期は草原でありそれでグリーランドと名がついたのである。
姑息な連中に騙される国民性
 地球温暖化で金を儲けようとする連中(学者や評論家風情)は絶対に縄文海進に触れない。中には全くこれを知らないで得意顔して講演している奴もいる。
 また日本での海への影響は黒潮が一番影響を与える。縄文海進期は赤道付近は今より数度も気温が高いから海も熱せられ、黒潮は流れが強く、今は房総半島付近でコリオリの法則により右(太平洋側)に反れるが当時は宮城県沖当たりで曲がっていたらしい。
 日本領土でサンゴの海と言えば沖縄と小笠原(緯度は大体同じの亜熱帯)だが、沖縄は完全に黒潮流域の中にある。
 因みに九州、四国、本州でも造礁サンゴがある所は全て黒潮の影響を受ける所だ。本州では紀伊半島南端の串本に広大な造礁サンゴ(珊瑚礁)が広がる。関東では黒潮が遠ざかるから館山が唯一造礁サンゴの生息地である。が、これも黒潮分流が直接当たるからだ。対岸の観音崎沖でも更に黒潮の弱い流れが入るから、木サンゴやソフトコーラルが存在するのである。 
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        館山の造礁サンゴ 2013年8月撮影
 
 本来、温暖と言う言葉は+イメージの言葉だが「化かす」意味の「化」がつくと一気にネガティブな感覚にとらわれ、それで取り込まれてしまうのである。化はばかすを認識しよう。
 今温暖化しているとしても、それはたかだか60億の人口によるものではない。
 なぜなら縄文海進時(6千年前)の地球上の全人口は1億人もいなかっただろう。当然石炭も石油も天然ガスもバカバカ炊いてはいないがこれだけ温暖化したのである。客観状況とすれば当時日本などは火山活動は今よりもっと盛んで噴火していたはずだ。火山爆発の温室ガス効果は人間活動の比ではない。
 事ほど左様に人間の活動と温暖化は関係なく、人知の及ばない宇宙や地球の営みである。其れを毎日はき出す呼吸のCO2(無害)をここまで持ってくるのは情報操作(洗脳)の凄さである。
温暖化より危険なものが国内にある
 パリ協定では産業革命時から気温を何度以内の上昇に抑えるとか言っているがこの基準自体がバカバカしい。産業革命時の18世紀の気温などにしたら世界的な農業大不作になって大飢餓状態となり人口は一気に10億や20億人減るだろう。
 人類生存において怖いのは寒冷化及び氷河期なのである。17~18世紀は地球は寒冷期に入り世界で飢餓を起こし、それで緯度の高い欧州各国からアメリカに渡った移民も多いし、江戸三大飢饉もこの時代におきている事を想起しよう。
 温暖化でマラリアが起きるとかの脅しも取るに足らない(こういう脅しをするのは振り込め詐欺の手口と同じ)。良い例が太平洋戦争である。南洋諸島に捨て置かれた日本軍は補給がなく栄養失調と超不潔な環境の中でマラリアに罹り多くの将兵が命を落としたが、米軍は医療品を含む補給と疫病対策十分でマラリアの死者など数えるほどしか出していない。温暖化してマラリアが蔓延するなら赤道地帯の国家は今でもマラリアで沢山死ぬ事にもなるが、そんな事実はない。
 又ツバルが「沈む」とか言っているが、ふざけなさんなだ。米や英仏などは1960年代までこの周辺海域で原水爆実験を繰り返して多くの被爆者を生み出し、島嶼民生存の危機に陥れたではないか(それを棚に上げ何が水没で島が沈むだ)。
 そしてツバルは環礁の島だ。ネットで空撮写真を見れば分かるが、その環礁の小さな島に飛行場を作り高層ホテルを建てるから地盤沈下も指摘される。低気圧になれば海面上昇で高潮に見舞われるが、今回、アメリカは温暖化を理由に賠償金を求めるツバルを恫喝して黙らせたと言われる。大国のご都合主義なのである。
 くれぐれも人為的温暖化論に騙されず、にこんな事には一切心配しないように、である。
 それよりも本当に危険なのは安倍政権の暴走と、それに協力する従米右翼議員である事にこそ危機感を持って、参院選で危機回避をする事だ!。

by ichiyanagi25 | 2015-12-16 21:41

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