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海自は完全に第7艦隊の補完海軍

海自は完全に第7艦隊の補完海軍
 トランプが最期の公式日程で横須賀港を選び、その後に帰った。
 今度は国賓でもあり、さすがに横田からは入ってこなかったが、それにしてもトランプの安倍を見下す態度は露骨だった。メディアが幾ら属国の事実を報じないでいても、少しまもともな思考能力を持っていれば気がつくのだが、洗脳され、思考を捨て去った日本人は気がつかないと言うことだ。
 しかし、したすらトランプにすがり、一日でも長く首相の座にいたいとの安倍の態度には言葉を失う。参院選で退陣に追い込むしかない。
 また相撲の招待も異例ずくめだ。相撲協会も国技というなら、安倍の希望を丸呑みすべきではなかった。美しき日本とか言いながら、宗主国のために伝統もへちまもないやり方に、相撲協会も付き従った。情けない限りだ。
 そして貿易交渉では安倍(日本)の完敗ぶりを隠して欲しいと頼まれたから、参院選後に発表すると、トランプはツイッターでバラした。
 今回の国賓としての訪日最期のおもてなしは横須賀にお出で頂き、ヘリ空母「かが」に乗艦させた。これはアメリカの期待に添うよう改造するとのパフォーマンスか?ならば、まさに売国亡国の極みとなる。
 何で「かが」に来たのか
 アメリカは金がなくなり衰退の一途だから、西太平洋の覇権維持のため、海自艦艇の装備を変えさせていくわけだ。メディアは海自の指揮権は誰が持つのかを報じなければいけないが、それは絶対に出来ない。
 具体論は勿論総論での属国であることも指摘できない。地上波ワイドショウでコメンテーターのごく一部に「属国みたい」と言わせるのがせいぜいだ。
 「みたい」ではない属国そのものだ。日本国の総理もアメリカが決めるのだ。だからアメリカの意向に沿わない総理は短命で終わる。安倍は管に交替。は十分あるだろう。
 トランプが「かが」乗艦のすぐ後に、強襲揚陸艦ワスプに行き米海軍と海兵隊を閲兵したことが意味深だ。メディアはワスプに行ったことを僅かに伝えたが、そこで何を話したかは一切報じていない。
 強襲揚陸艦ワスプは佐世保が母港だから、わざわざ横須賀に呼び寄せたわけだ。
 強襲揚陸艦は文字通り、敵の反撃がある中で強襲(猛烈な勢いで攻撃すること)する役割で、敵前上陸するときに使う艦艇だ。佐世保にはワスプの他に海兵や物資を運ぶドック型揚陸艦3隻と掃海艦3隻が常駐し、沖縄にいる海兵隊を載せて殴り込みに行く役割を持つ。横須賀と違い佐世保はアジア・中東に海兵が攻め入る前進基地だ。
 今回のトランプの、かが乗艦を軍事的に解説する報道が何処にもないが、ヘリ空母は本来対潜任務だが空母改装はかがを敵前上陸にも協力させると言うことなのだろう。ここまでの状況となれば、敵前上陸のための掃海任務も海自にやらせるようになるのだろう。まさに海自は日本防衛のためではなくアメリカの補完部隊としての役割が露骨になっている。
 自衛隊の指揮権はアメリカが持つ、この構図を日本国民3割が認識して独立の回復こそ大事に気がつかないと、日本国民の幸福は永遠に戻らない。
先代空母加賀は一番人的被害が多かった
 ところで今回トランプが訪れたヘリ空母かがと、米艦ワスプの先々代はいずれもアジア太平洋戦争で沈没している。ヘリ空母かがの前の加賀は、ワシントン条約で戦艦から空母に改装され、1942年6月のミッドウエー海戦で撃沈された。
 加賀は艦爆ドーントレス機から投弾された450Kg爆弾が艦橋近くの航空機用燃料タンクに当たり、大爆発したため艦橋にいた艦長以下参謀ら幹部士官がほぼ全滅した。
 加賀は日本の沈没4隻の空母中、戦死者が800名を超えて最も多い。
 なお、この頃は海軍も合理的で、被弾後、搭乗員をいち早く、駆逐艦に移乗させ横須賀に帰投させている。
 陳腐な戦記物でミッドウエー海戦で沢山の熟練搭乗員が失われたとの記述は、孫引きの誤引用で事実無根である。
 私の知り合いに加賀乗り組みの九七艦功の操縦員がおり(2007年没)、被弾後、いち早く搭乗員全員に退艦命令が出て、駆逐艦に移乗し、横須賀に帰ってきたので、まさか、その後、加賀が沈没するとは思わなかった。と語ってくれた。この海戦で一番搭乗員の犠牲が多いのは飛龍搭乗員である。後の赤城、蒼龍も出撃前に被弾したから、待機搭乗員が多く、これらも優先順位第一で救助されている。
 トランプがかがの後に行ったワスプは太平洋戦時は空母に付けられる艦名であった。ガダルカナル争奪戦最中の1942年9月15日、イ19潜の雷撃を受け沈没している。その後エセックス級空母(CV18)にワスプ名が冠されている。
一番洗脳されているのは安倍首相である
 まあ安倍首相は海自が第七艦隊のオペレーション下に置かれていることの説明は受けているだろう。しかし対米従属「命」だから、安保法制をかえてアメリカについて海外へ出て行くとこをやった。そしてアメリカの意向に沿って、かがの軽空母化をも飲んだ。ここまで、へりくだる頭脳構造にさせられると、平然と売国亡国の政策ができる。安倍がもっとも洗脳されていると言うことになる。
 ここまで指揮権密約が明らかになっているのだから、野党もアメリカの侵攻作戦の為の軽空母への改装は専守防衛に反するとして徹底反対すべきだ。
 20年後はアメリカは西太平洋の覇権維持は中国に取って代わられることは間違いないだろう。むしろアメリカ徹退に備える専守防衛と、安保体制からの脱却(独立の回復)を追究する勢力を形成していくべきだろう。
 

by ichiyanagi25 | 2019-05-31 11:17

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