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追浜に磯浜を復元しよう(その2)  第1回イベント調査行われる。

追浜に浜を取り戻す-東京ガス ガス発電所 水際線開放をもとめて-
10月25日土曜日に追浜に浜を取り戻すための調査イベントが行われました。
 私も含めダイバー3人、地元追浜浦郷から4人の釣り人も参加し、釣り、ボサ、潜水調査により生息調査が行われました。
 金曜日には神奈川新聞に事前掲載され当日夕方、テレビ神奈川のニュースにも取り上げられました。また休日にも係わらず東京ガスからは担当職員がお出で頂き調査に便宜を図ってくれました。感謝申し上げます。
 ただ残念だったのはこの時期にしてはヒドイ赤潮がでており(1週間以上ヒドイ赤潮が続いている)潜ってみると透明度は1m以下で目視確認も困難なことから潜水生物調査は11月1日に順延しました。
 釣りによる生息魚種調査ではマハゼが比較的多く釣れていましたし、美しいイトヒキハゼも2匹釣れましたがカレイやキスなど全体的に砂地の魚が多かったようです。詳しくは潜水調査で海底環境を確認したいと思いいますが、潮間帯を見るとアカフジツボなど外洋性の生き物が多くついていました。調査結果詳細及び写真は潜水調査後に掲示しますので楽しみにしてください。
 この調査を基に11月4日に東京ガスと交渉します。粘り強く同社と交渉し、また港湾部などと連絡を取りながら企業水際線の開放に引き続き、海辺公共管理で21世紀初頭に追浜に砂浜を取り戻し、昔のようにここで泳げるようにしたいと思います。今後磯浜復元に皆さまの協力をお願いします。会議への参加の他HP等でもご協力いただける方お知らせ下さい。
この時期のヒドイ赤潮 環境負荷増大のつけ
 10月19日頃から 東京湾内湾でヒドイ赤潮が発生しています。 この赤潮については私のHPリンク先の神奈川県水産総合研究所の報告をお読み下さい。今年夏は長雨や大雨により合流下水道の流入により東京湾のみでなく相模湾でも赤潮が頻発しました。小田和湾では綺麗な入り江にしか生息しないウミヒルモの撮影を予定していましたが8月9月の2ヶ月は濁りがひどく潜水出来ませんでした。
 常識的には水温が低下していく10月下旬にこの様なヒドイ赤潮が1週間以上も続く事はないのですが、9月に残暑が厳しかったことや先週来幾度か雷雨など豪雨が起きたことにより合流下水が東京湾に大量流入し、季節外れの大赤潮に繋がったものと思われます。特に20日前後に発生した赤潮は粘液質が強くまるで油汚染のようでした水総研のHPで写真が掲示されています)。 人為的汚染により東京湾の生態バランスが崩れ今までにない赤潮が出てきたのが今年の特徴です。この様な赤潮の頻発が生物相にダメージを与えるのは確実でしょう。行政は赤潮の原因特定を政治的に避けています。こういう状況では政治家が東京湾を始め内湾汚染にもっと注目し原因(合流下水が殆ど)を有権者に明らかにする必要があります。政治家が内湾汚染に対して余りに無頓着です。

by ichiyanagi25 | 2003-10-28 00:00

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