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語られない民衆史 漁民証言録

本市の語られない民衆史
来週の27日金曜日に以下のトーキースライド上映会を開催します。

横須賀漁民は、帝国陸海軍と、米軍にどう扱われたか?

  深浦漁民証言録
 1981年作成 トーキースライド(25分)
「海は誰のもの」上映会(作一柳 洋)
日 時:7月27日(金)午後7時~午後8:45
場 所:産交プラザ第1研修室
参加費:500円 

 横須賀軍港域での操業は、戦前は海軍と憲兵の規制下に置かれ、また占領下では米軍の無警告発砲で漁民2名が射殺されるなど、命がけだった。
 カタログ歴史に記載のない、本市民衆史。大正期~戦中の軍部による漁業規制と逮捕、拷問。占領時、米海軍の銃弾下の操業(深浦漁民2名射殺)の体験談を3人の漁師が語る。本市軍港内漁業の唯一の証言録!
 現在、横須賀港は提供水域というものの、占領下と同様(漁業)制限水域があり、そこは治外法権で、米軍最優先で軍港管理を行っている。
※ 上映後、戦前と占領下の軍都横須賀の民衆史を、識者らと語り合います

チラシは「立憲主義を守るよこすか市民の会」のHPにアップされています。チラシをご覧になりたい場合は、そちらで、ご覧下さい。

上映後、隠される歴史を語る 
 

※上映後、元神奈川新聞OBで文化部長だった服部宏さん。市民運動で反基地運動約50年の新倉裕史さんと、スライド作成者の私と3人ひろしの鼎談で、以下を語り合います。

1、軍都と民衆。海軍の横暴と、憲兵監視下の昭和期軍都の戦前、戦中。
  そして米海軍占領下の暮らし。米占領軍は色々制限をした-例プレスコード。
  対米戦は誰の為の戦争だったか。漁民弾圧は兵士や国民の命を軽んじた軍体質そのもの。

2、で、横須賀市民が海軍善玉論のままで良いのか。
 海軍は対米戦争の責任を全て陸軍に押しつけ、天皇と海軍を免責にすることを、米と密約してポツダム宣言を受諾しました。海軍反省会で証言されているように陸軍粗暴犯、海軍知能犯で対米開戦の責任は同列。
 太平洋戦争で負けたのは海軍艦艇の対空戦闘能力と海上護衛能力がまったくなかったからが真相。
 海軍反戦トリオ(米内、山本、井上)という戦後の伝説は、米に従うために造られた。
 なので東京裁判で起訴された海軍高官は3名のみ。死刑は誰もいません(陸軍は死刑7名中6名もいる)。そしてアメリカに助けられた海軍高官らは、全てアメリカに従うことを条件に海軍復活をはかり、海上警備隊を造り、海自に繋がります。

横須賀市は旧海軍と米海軍善玉論?

 横須賀は一般市(現中核市)では珍しく自然・人文博物館を持っているのに、3年前の軍港開設150年でも、2007年の市政100周年でも、軍都と民衆史の関係については、まったくと言ってよいほど調べていません。
 特に昭和期の戦前、戦中、軍機保護法の下に憲兵隊監視下に置かれた、民衆史については、民衆側からの視点で証言録を集めてもいません。
 また1853年7月のペリーの強行入港を、ペリー様に幕府の鎖国(鎖国令など幕府は一度も出していない)を破ってもらい、開国して貰ったとの明治政府史観を無批判に伝承しています。
 そして、ペリー来航150年の2003年には、なんと横須賀を「開国の街」として反知性の歴史観を世界に発信しています。
 民間の歴研究会(カタログ歴史に染まる)も、これに無批判に追随し、横須賀の近代史を調べる最大の会の名称を「開国史研究会」としています。
 この研究会も横須賀市も日露戦争後、アメリカが仮想敵国となると、思考と研究は停止します。ですから対米戦争に突き進む昭和史と帝国海軍は扱わず、戦後の米軍占領と、安保条約による基地の恒久化の現代史もアンタッチャブルです。
 米内、山本、井上の海軍反戦トリオだとか、この15年否定されてきた海軍善玉論についても、効果的な研究や論評がありません。
 今回は伝えられない軍港内漁民への弾圧を証言録を元に紹介し、海軍善玉論で見ると近現代史を見誤るを、語り合います。
 横須賀で初めての企画です。
 お誘い合わせの上、ご参加下さい。申し込み不要です。


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by ichiyanagi25 | 2018-07-18 15:39