追浜に磯浜を復元しよう(その2)  第1回イベント調査行われる。

追浜に浜を取り戻す-東京ガス ガス発電所 水際線開放をもとめて-
10月25日土曜日に追浜に浜を取り戻すための調査イベントが行われました。
 私も含めダイバー3人、地元追浜浦郷から4人の釣り人も参加し、釣り、ボサ、潜水調査により生息調査が行われました。
 金曜日には神奈川新聞に事前掲載され当日夕方、テレビ神奈川のニュースにも取り上げられました。また休日にも係わらず東京ガスからは担当職員がお出で頂き調査に便宜を図ってくれました。感謝申し上げます。
 ただ残念だったのはこの時期にしてはヒドイ赤潮がでており(1週間以上ヒドイ赤潮が続いている)潜ってみると透明度は1m以下で目視確認も困難なことから潜水生物調査は11月1日に順延しました。
 釣りによる生息魚種調査ではマハゼが比較的多く釣れていましたし、美しいイトヒキハゼも2匹釣れましたがカレイやキスなど全体的に砂地の魚が多かったようです。詳しくは潜水調査で海底環境を確認したいと思いいますが、潮間帯を見るとアカフジツボなど外洋性の生き物が多くついていました。調査結果詳細及び写真は潜水調査後に掲示しますので楽しみにしてください。
 この調査を基に11月4日に東京ガスと交渉します。粘り強く同社と交渉し、また港湾部などと連絡を取りながら企業水際線の開放に引き続き、海辺公共管理で21世紀初頭に追浜に砂浜を取り戻し、昔のようにここで泳げるようにしたいと思います。今後磯浜復元に皆さまの協力をお願いします。会議への参加の他HP等でもご協力いただける方お知らせ下さい。
この時期のヒドイ赤潮 環境負荷増大のつけ
 10月19日頃から 東京湾内湾でヒドイ赤潮が発生しています。 この赤潮については私のHPリンク先の神奈川県水産総合研究所の報告をお読み下さい。今年夏は長雨や大雨により合流下水道の流入により東京湾のみでなく相模湾でも赤潮が頻発しました。小田和湾では綺麗な入り江にしか生息しないウミヒルモの撮影を予定していましたが8月9月の2ヶ月は濁りがひどく潜水出来ませんでした。
 常識的には水温が低下していく10月下旬にこの様なヒドイ赤潮が1週間以上も続く事はないのですが、9月に残暑が厳しかったことや先週来幾度か雷雨など豪雨が起きたことにより合流下水が東京湾に大量流入し、季節外れの大赤潮に繋がったものと思われます。特に20日前後に発生した赤潮は粘液質が強くまるで油汚染のようでした水総研のHPで写真が掲示されています)。 人為的汚染により東京湾の生態バランスが崩れ今までにない赤潮が出てきたのが今年の特徴です。この様な赤潮の頻発が生物相にダメージを与えるのは確実でしょう。行政は赤潮の原因特定を政治的に避けています。こういう状況では政治家が東京湾を始め内湾汚染にもっと注目し原因(合流下水が殆ど)を有権者に明らかにする必要があります。政治家が内湾汚染に対して余りに無頓着です。
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# by ichiyanagi25 | 2003-10-28 00:00

追浜に磯浜を復元しよう

   東京ガス・ガス発電所水際線開放のためのイベント開催
 アピール
大規模埋め立て、合流下水の大量流入など20世紀後半に大きなダメージを受けた東京湾ですが今、横須賀市は10年ぶりの港湾計画改訂に取り組み2004年度をめどに同計画の改訂を目指しています。
 今度の港湾計画策定では法改正により環境に配慮することが求められています。横須賀市の港湾区域(追浜から野比)には観音崎を中心に自然海岸が残り、そしてそれぞれの垂直護岸の前にはまだ多くの魚介が生息しています。
 国際海の手文化都市を都市像とする横須賀ですが、海岸線への立ち入りではどうでしょうか。本市の場合戦前戦後の埋め立てにより追浜から馬堀まではコンクリートで垂直に固められ、また追浜から新港までは企業占有地や日米海軍の基地として市民が立ち入ることができない海岸になっています。
 そこで私達「よこすか海の市民会議」は今回の港湾計画改訂を契機に、失われた海岸線へのアプローチをするため遊水海岸の実現を求めています。遊水とは海に触れるだけでなく泳ぎ潜ることを目指す考えであり、さらに磯浜復元をめざす考えです。私達は垂直護岸をなだらかな護岸にし、同時に立ち入れる海岸線を増やす活動をしています。
 具体的には国、市に対し馬堀、大津地域に磯浜復元を求め、追浜では企業護岸の開放を求めています。
 ー横須賀で始めての取り組みー企業占有地の開放論議ー
 さてそこで今回提案する追浜の磯浜復元ですが、東京ガスが建設するガス発電所用地の水際線開放を実現することです。
 私企業の水際線開放は横須賀では始めての取り組みであり、全国的にも極めて珍しい取り組みです。東京ガスの理解を得て、この海岸線を開放して貰えば将来市の計画として磯浜復元などに道が開け、追浜に浜を取り戻すことも視野に入ってきます。
 そこで今回この企業水際線開放の意義をアピールするため、以下のようにイベントを開催します。「追浜に浜を取り戻す」ための第1歩としての調査イベントです。TV新聞各社に取材要請しておりますが一般市民の方々の見学もできます。どうぞ皆さまご注目下さい。
 
     日時 10月25日(土)午前10:30分より
     場所 浦郷町5丁目東ガス発電所前面海域(東亜建設横)
     目的 潜水調査及び撮影により魚介及び底生生物確認
     方式 ボサ、蟹籠等による生物調査
         市民参加の釣りによる魚種調査
        以上をダイバー、市民、NPOにより行います。
当日の調査結果を発表し、東京ガスとの交渉をおこない、また行政支援を求めて参り
ます。市民協働の磯浜復元です。 市民の皆さまの参加をお待ちしています。

主催 横須賀海の市民会議   連絡先 一柳 090-3592-5578

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1,ムレハタタテダイの幼魚 遇来種。黒潮に乗って入ってくる。 東京湾に入る南方性の魚で横須賀を越すものは少ない。やはり横浜以北の海の環境は魚にとっても厳しいようだ。何種類かのトロピカルフィッシュ(主に幼魚や未成魚)が入ってくるが冬の寒さに耐えられないので死滅回遊魚といわれる。何はともあれ追浜の海で南の魚に会えると嬉しくなる。(1999撮影)

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2,カサゴ 横須賀の岩場でおなじみの美味な魚。結構釣られているが漁獲は減っている。 東ガス発電所前の海は砂地に所々捨て石や岩礁があるのでカサゴ、メバル、アイナメのような岩礁性の魚も生息している。アイクル前より釣れるとか?(1999撮影)

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3,ボサ 縄文時代からある「漁具」で枝を括り海に漬けておくと小魚やエビ、カニ等が葉っぱを隠れ家に入ってくる。引き上げるとき獲物が落ちないように網で覆う様子。今回もボサを入れ、この海にどのような魚介類がいるか調べます。(1999撮影)
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# by ichiyanagi25 | 2003-10-22 00:00

■医療事故を患者の努力で防止する

法律用語に予見可能性と結果回避義務があります。この所また医療事故が様々報じられていますが、私の体験(2度のガン体験と1度の失敗)と取り組んでいる緩和医療や終末医療の充実を通じて感じるのは、患者の努力で事故のかなりの部分は回避できるのではないかと言うことです。事故まで至らなくても下手な医師にかかり合併症、縫合不全などにあえば苦しい目に遭うのは患者です。
・・・インフォームドコンセントとセカンドオピニオンで医療事故防止を・・・・・・
 まずインフォームドコンセントを十分とる事です。そしてセカンドオピニオンを取り、診断が間違っていないか標準的な治療法なのか、またその医師の手術件数や術後一月以内に死んだ患者がどのくらいいるかなど問えばその医師や病院のレベルはある程度つかめます。予見可能性は患者の努力で獲得できます。後は結果を回避することです。セカンドオピニオンで結論が出なければサード、フォースと取ります。私の聞いた話では最高6Sオピニオンまで行き結論を出した方がおられます。
 なおセカンドオピニオンは医者の梯子ではないことを改めて強調しておきます。ファーストオピニオンに戻ること留意しながらセカンドオピニオンを取ることです。ですから両方の医師にその事を告げなければ意味がありません。レントゲンなどの資料や診療情報提供書も必要です。患者また家族がインターネットで資料を求め本で勉強し、そして自分は何のためにその治療を受けるのか、自己決定、事故責任を自覚すれば予見可能性は高まり、悪い結果を回避することが出来る確率は高まります。「先生この手術時輸血は何単位用意されますか」との質問でその医師のレベルが分かることだってあると専門医は証言します。
 日本人の「先生にお任せ」との意識が医療事故の減らない一つの原因にあると思います。勿論医療事故の責任は第一に医師にありますが25万人以上(弁護士の10倍以上)いる医師は当然玉石混合であるとの認識を持ちたいものです。
 インフォームドコンセントとセカンドオピニオンについては私のHP「医療」をご覧下さい。
 またこの医療覧に書いてありませんが、癌の場合などは最初の診断や治療法の選択は勿論ですが、終末期や完治が難しい場合にもインフォームドコンセントとセカンドオピニオンは重要です。死ぬ3日前まで抗ガン剤を投与されるとか、一般病院では疼痛コントロールや栄養補給など知らない医師が未だ多いというのが実態です。充実した人生を送るにも悔いのない(死にたくないのはわかりますが)人生の最後を迎えるためにもインフォームドコンセントとセカンドオピニオンそして自己決定が重要です。
 困ったら私に相談してください。なおどうして良いか分からない方は御連絡下さい。相談に乗ります。
 電話は866-4561です。Eメールでも結構ですがこちらが書き込むのに時間がかかるので相談は電話にしてください。なお特別な事由がない場合以外は匿名相談についてはお断りします
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# by ichiyanagi25 | 2003-10-20 00:00

■議会で展開された「住民投票条例」への提案理由と反対討論

 現行市立美術館建設の是非を問う住民投票条例案を議員提案の形で9月16日提出しました。その提案理由と反対討論を掲載します。結果は既報のとおり4対39で否決されました。
 なお市議会のホームページで速報および画像資料(今議会よりインターネット中継が行われだしました)によってもこのやり取りが分かります。
 なお更に詳しく知りたい方は一柳まで問い合わせ頂ければと思います。

提案理由説明

吉田雄人議員(無所属)
 ただいま議題となりました議員提出議案第1号につきまして、提出者を代表し、提案理由の御説明を申し上げます。
 横須賀市では、昭和59年ごろより美術品の収集を始め、平成9年より検討されてまいりました美術館建設の計画が、平成11年に議会での議論から開館時期が3年間延期されましたものの、現在2007年の開館に向けて実施設計がとり行われているところでございます。
 もちろん、これまでも議会で様々な議論がされてまいりましたが、市議会の改選なども相まって市民の広く知るところともなりました。また、一部の市議会議員を含め市民の方々が6月15日より、建設の見直しを求める署名活動を展開され、わずか2ヵ月半で5万5,116名という方々に署名をいただきました。
 以上のような経緯を背景にしながら、今回議員提案させていただくのは、「横須賀市における(仮称)横須賀市美術館計画に基づく美術館建設についての住民投票に関する条例制定について」でございます。
 提案理由としては、ここまで市民の皆さんを巻き込んだ形で議論がされている美術館建設の今後について、市民の皆さんの思いを尊重する手段を考えた次第でございます。
 条文策定に当たって、次の点などに特徴を持たせております。
 ・投票権を16歳以上の外国籍を含めた市内在住の方にした点。
 ・「です、ます」調で記述されている点。
・選択肢を「賛成」「反対」ではなくて、「賛成」「賛成ではない」とした点。
などの点です。
 まず、なぜ、外国籍を持つ人々の投票を認める条文なのか。
 横須賀市の方向を決める住民投票条例なのだから、横須賀市に住んでいて、市の政策で実際に利害を受ける人々は誰もがその意思表明をできるべきだ、という提案者の思いから外国籍を持つ人々であっても投票を認める条文にしました。
 外国籍を持つ人々を対象に含めることが妥当性を持っているかどうかということについては学説的な根拠があり、法律的には全く問題がないと判断します。
 それは、平成7年2月28日に最高裁判所が出した判決に基づきます。「憲法第93条第2項でいうところの「住民」とは「日本国民」を指すと説きながらも、地方公共団体と特に密接な関係を持つ永住者などに選挙権を与えることは憲法上禁止されていない。」このように最高裁は判示しました。
 さらに、「憲法第93条第2項が『国民』ではなく『住民』と規定していることは、この許容説を強化する根拠にもなる」、と言われています。
 この学説に基づくと、地方公共団体の選挙権というのはそもそも永住者である人々に与えられるのは当然の権利として考えてよいものだと思われます。したがって、今回の住民投票条例案においても対象者に外国籍を含めることが正しいと判断しました。
 次に、なぜ、16歳以上20歳未満の投票を認める条文なのか。
 日本では成人は20歳を指していますが、世界での平均的な成人年齢は18歳です。18歳であれば、法的な婚姻も可能ですし、働いていれば納税の義務も生じています。このようなことから投票資格を与えることは当然のことであるとして秋田県岩城町の合併問題についての住民投票条例では日本で初めて18歳以上を投票資格として定めました。以来、多くのまちで行われてきた合併に関する住民投票条例では対象年齢は18歳以上が基本となっています。合併に関する住民投票だけでなく、常設型の住民投票に対しても愛知県高浜市が18歳以上を有資格者とする住民投票条例を制定しています。
 さきほど例として挙げた秋田県岩城町の住民投票では18歳と19歳の投票率は66.44%、つまり3人に2人が投票をするという高い投票率を示しました。
 このような事実からも住民投票条例案を作成するときには18歳以上を有資格者とするのは時代の流れだと言えると思います。
 しかし、今回の私たちの提案である住民投票条例案は18歳をさらに下回って、16歳以上としている点で他都市の前例がありません。けれども前例がないことがふさわしくない、ということにはなりません。今回の美術館問題についていうならば、美術館トークの中で繰り返し説明されたことに財政の問題があります。財政担当が説明で繰り返し述べた言葉に、美術館は将来まで残る施設なので美術館づくりの財政負担は現在の人々だけでなく、未来の世代にも同じように負担してもらうべきだということでした。
 つまり、負担という義務は現在納税者でない世代にも背負わせるわけです。負担の義務を背負わされる未来の世代ですが、彼らは自分たちの意思を確認されることもなく、望んでいるかどうかも確認されないままに負担という義務だけを背負わされることになります。これは受益と負担の関係からも、義務と権利の関係からも、非常におかしな状態であると言えます。
 したがって、この点を解消するためにも実際に負担の義務を背負わされることになる世代に少しでも多く、彼らの意思を表明する機会を設けなければならないと考えるのは、当然のことであります。そこで、18歳ではなく、16歳まで有資格者の年齢を引き下げることにしました。高校生であるならば、十分にこの問題を理解できる、そういう前提に立って高校生の年齢である16歳を対象に加えました。
 次に、なぜ「ですます調」なのか。
 条例というのはそもそも単に市町村の職員のためにあるのではなく、住民のためにあるのだから、住民に対してわかりやすく明確な表現でなくてはいけません。このような本来の観点に立つと、これまでの条例の文体というものは非常に硬い表現でわかりづらいものだったと感じています。
 そこで、今回の条例案ではですます調に語尾を統一することにしました。その目的はより住民に親しみやすい条例にするためです。
 提案者としては今後とも条例案を作成する際にはですます調を初めとして住民に親しみやすい、わかりやすい表現を使っていくべきだと考えています。法令に使う用語には法令慣用語という一定の約束や定義が定められているものがありますが、この法令慣用語の観点からも特に問題はないことを行政管理課に確認をしてあります。
 また、本議案を御提案申し上げるに当たっては、賛成・見直しというどちらかの立場に立つというのではなくて、より直接的に市民が市政に参画し得る機会を設けるということに意義があると考えております。
  以上が、条例案の概要ですが、御議決いただいた際には、2カ月以内に住民投票が行われる運びとなります。
 議員の皆様におかれましては本提案に御賛同賜りますようお願い申し上げます。本条例案が横須賀の未来に一石を投じることを祈りつつ、提案説明とさせていただきます。
 
住民投票条例反対討論 

 内藤治明議員(研政21)
 私はただ今議題となっている員提出議案第1号に反対する立場から討論します。 すでに大変遅い時間になっておりますから簡単にやりたいと思っていますので、ご容赦をお願いしたいと思います。
 すでに前段の質疑の中で質疑と答弁を聞いておりますと、何も私がわざわざ討論にたたないでも(笑い)票決の結果は分かりきったものになることは明らかですが、あえて基本的問題を提案者に理解してほしいと願うため意見を述べます。
 基本は一つであります。それは議会制民主主義における議員というものの権能と権限とは一体どんなものであるのか。結論は一つであります。それは予算および条例などの可否についての議決権を議会の場において行使する事にあります。
 予算の執行についての議決権も同様です。正規な議会の場でやると言うことです。
 今提案者となっている4名の方々も先の市議会選挙に立候補し、それぞれ立派な成績で当選されてこの議場におられるのであります。
 即ちあなた方は議会制度という間接民主主義の内部に於いて、市民の代弁者としてその持てる力を議会で発揮することを市民に約束されて当選してきたはずであります。
 しかし3名の新人の皆さんは議員となって以来一度も美術館関係の議案審査に係わってはおられません。すなわち何の議決権の行使もしていない。議員としての権能と権限を未だ行使してないのであります。また1名のベテラン議員は2ヶ年に渡り美術館関連予算に賛成をされてきたままであります。
 こうした議員としての権能を一度も行使することのない予算執行に反対する署名運動の発起者になったと言うことは、自らの持つ権能を自分で否定する結果となることに思いを致らなかったのでありましょうか。
 しかも一般質問に於いて市長にたいし一体何名の署名が集まったら建設を撤回するのか、などと大見得を切ったものの4万7千だか5万5千だか分かりませんが、の署名は市長は況や我々議員の多数を説得する力とはなり得ませんでした。
 そこでこの上はと、今回の条例案提出に及んだものと推察するものであります。署名運動も住民運動も何れも直接民主主義的な方策であります。私も直接民主的な手法によっては有意義なものもあることは認めておりますが、繰り返しになりますがあなた達は議会制民主主義の元で議員として働くことを市民に誓ったのではなかったのですか。
 その皆さんがどうしても直接民主主義の手法の方が良いと考えるならば、先ほどの藤野議員の一般質問を聞きましたが、何と独善的で何と常識の通らない質問を平気でされる方だなとつくずく感じてしまいました。
 そう言う手法こそが正しいと思われるならばあなた達は議員の職を辞して(その通りとのヤジ)市民運動の旗手として法的に認められた直接民主主制度であるところの条例の制定や議会の解散、市長や議員、地方公務員の解職要求いわゆるリコール運動の道を歩むべきと言わざるを得ません。
 そうでないというならばあなた方の取る道は一であります。
 すなわち来年の第1回定例会の予算議会に向けて皆さん方の主張を理解をしてくれる議員過半数を獲得するために、これから全力をあげて勉強し理論を組み立て予算案を否決に追い込む努力をすることが本来の姿であります。
 君子は豹変するという言葉がありますが、今はあまり良い意味に取られることもないことが多いようですが、本来の意味は、君子であれば、今まで気付かないことに気が付けばがらっと考えが変わっても良いと言うことであります。
 皆さんが君子であるならば自ら提案したことであってもそれに固執せず、否決の側に回っても何ら可笑しくないのであります。
 どうです全会一致で否決しませんか(拍手有り)それでは余りに格好悪いというならば評決の直前に議案の取り下げを願い出る道も残されています。是非とも熟慮されて本来の道に戻ることを老婆心ながら申しあげ私の討論とします。(大きな拍手)

原島浩子議員(ネット)
 提案者の皆さま皆さまご苦労様でした。
 私は議員提出議案第1号に反対の立場で討論させて頂きます。本条例案は市美術館建設計画に基づく美術館建設について議会を飛び越え直接市民に可否を問うというご提案で、これは横須賀市議会への問題提起であったと思います。
 提案者との質疑の中で美術館だけに特化した住民投票条例の思いをお伺いしました。
 市民の選択権を保有するための住民投票は私は議会の権能を奪うものでも、否定するものではなく、むしろ自治体の政策決定過程が合理的に進みますし議会制民主主義と共存しうる、との立場でございます。
 議会の機関意志と市民の投票結果とねじれ現象が起こる場合は、議会市民の関係がねじれていると明らかになった場合であり、そうならないように日常的なやり取りの方法を模索することが必要と考えています。
 公共関与の施設づくりに当たっては計画から実施に至るまで多年を要し多額な経費を要する性格上、その利害も錯綜し必要性の程度も時代によって変化し、社会経済情勢も変化しますので、それらの情報を議会も市民も敏感に受け止め時のアセスメントとして考えていくと事が必要と思い、市民の選択権を制度的に担保することが必要と思います。
 その為に市議会と市民が共同して情報の共有化、課題を市民と議論しながら行政計画を牽制して行く制度が実体化することが望ましいと思っております。
 住民の意思と責任を投票によって明らかにする事は美術館に限らず、これからも実行できる道を考えていきたいと思っています。
 ただしこの条例案そのものでは議会と市民とのやり取りや政策形成過程などを熟させて、ねじれ現象を生じさせないように協働する制度ではなく、市民と市長との関係のみで一挙に可否を問う制度です。市の事業について議会と市民が育ちあって選択権が出きる制度としては残念ながら未だ検討する余地があると思いますので、私としては反対せざるを得ません。これで討論を終わらせていただきます。(拍手)

井坂新哉議員(共産党)
 最後の発言となりますが議員提出議案第1号に反対の立場から発言をさせて頂きます。近年増加する住民投票は住民の自治意識を向上させ住民が主体的に政治に参加する手段として注目すべき課題だと思います。しかし議会との関係、住民投票の対象となる事項は何か。結果は市長や議会を拘束するか、住民の発議の用件は何かなどクリアすべき課題は多数存在しています。
 これら課題をクリアするためには議会のみならず、市民間でも多いに論議を交わし、本市としての住民投票に関する条例を作るべきと思います。住民投票の意義は住民が直接決定に参加できることでなく、その投票に至る過程で住民が一つの問題に十分に論議する事にあると思います。この様な論議が住民の自治意識を高め、議会制民主主義をより活発化させると共に市民の積極的な政治参加に繋がるのではないでしょうか。
 さて今回条例提出に関して私達が反対する理由は第1に住民投票に関する認識と論議が十分でないことです。先程述べた様に住民投票には大きな課題が残っています。
 今回の条例はそれらの課題を整理し、論議されたものとは思えません。住民投票自体住民が積極的に政治参加するための手段ですから住民間での論議はどうだったのか、住民投票に対する市民の働きかけはどうだったのかなども考慮に入れると、現段階で住民投票を行うことは適当でないと考えます。
 第2は美術館問題を住民投票にかけることは適当でないと考えるからです。 住民投票の論議の中で議会との関係や対象となる事項について取り上げられますが、美術館問題は議会の議決事項です。議会での議決事項を住民投票にかけるというのであれば将来の市政運営に重大な影響がある内容か、または住民が自己決定を強く望む争点であることが求められると思います。
 そう言った意味から市民が求める場合はそれなりの手続きが必要で、実はその手続きが住民間での論議を促し問題に対する認識や理解が深まっていく課程だと思うからです。
 私は何よりも美術館トークに見られるように市民間での論議がやっとスタートしたばかり、今後論点の整理をしながら見直しをし良い方向へ見つけていくべき課題と考えています。今の段階で住民投票を実施することが今後の市政運営や文化行政に必ずしもよい影響を与えるとは思いません。
 以上2点の理由で議員提出議案第1号については反対を致しますが、今後とも住民投票についての論議が活発になることを期待しながら発言を終わりたいと思います。有り難うございました。(拍手)
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# by ichiyanagi25 | 2003-09-24 00:00

■予想通りの袋叩きにあった美術館住民投票条例

 吉田議員から提案された美術館建設の是非を問う住民投票条例議案(賛同人私、藤野、岩崎議員の3名)は横須賀市議会初(一般議案として)の議員発議で昨晩上程されましたが4対39の圧倒的多数で否決されました。
 研政、共産、ネットが反対討論をしましたが、代議制政治を否定するような住民投票条例を軽々に出すなと言うのが最大公約数(反対論は近く公開したいと思います)でした。
 私もこの提案を受けたとき吉田議員の考えは時期尚早と感じ賛同議員になるか議会の様子を見る事にしました。しかし彼の提案に賛成するのは岩崎、藤野両君だけで、このままでは提案定数(議員定数の12分の1本市の場合4人以上でないと提案できない)に達せず、議会での論議もなく市民に議会の意志がどこにあるのか見えずに終るため賛同人になりました。
 更に賛同理由を述べれば、今回の美術館見直し署名で私は地域や支持者のお宅を合計500軒近く廻りました。その時「こう言うことを家まで来て知らせてくれた議員はあなたが始めて」「この時代美術館などとんでもない」「市長は何を考えているのだ」「市議会議員は市長のポチ(飼い犬)なのか」など改めて市長や議員に対する厳しい意見を多数お聞きした事にあります。
 同様な声は駅前でも、またいろいろな集まりでもお聞きしています。
そこでこのこの民意を受け止め、議員として何が出来るかを考えた時、民意を折々の議会で表すことだと確信しました。もとより美術館反対を唱え会派を出る結果となった私は彼我の議会勢力からいって可決の可能性などないことは分かっていました。しかし議会では少数でも民意を愚直に表すことが議員の努めと思います。
 今回は4人でしたが来年度予算では多分10人前後の方が美術館建設予算に反対することでしょう。
 署名中伺った皆さんの凄まじいほどの怒り、不満は非常に新鮮で、そして多くの普通の市民の方が署名を集めてくれたことは議員活動13年目にして新たな感動を覚えました。
 今回の議案は4対39で否決されましたが本当の勝負はこれからです。今回の条例提起を次に生かすため1年後をめどに常設型と言われる住民投票条例を市民の皆さんと共に提案したく準備にかかります。
 なお今議会には現行美術館建設見直し請願も出ており明日の教育経済常任委員会で審査されます。引き続き議会をチエックして頂くようお願いして取り急ぎの「敗戦報告」とします。
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# by ichiyanagi25 | 2003-09-17 00:00